「バイオリンの弦って結局どれを選べばいいの?」と思っているそこのあなた!私の体験談をもとにおすすめのバイオリン弦を解説していきます!
■ そもそもバイオリンの弦の種類って何がある?
バイオリンの弦の種類は大きく3つに分類されています。
- ① スチール弦
- はっきりとした明瞭な音色が特徴で、耐久性に優れています。素材はその名のとおり、芯線にスチール素材が使われています。
- ② ガット弦
- バイオリンらしい豊かで温かみがある音色が特徴です。しかし温度や湿度の影響を受けやすく安定性に欠けます。昔のバイオリンはすべてこのガット弦が使われていました。素材は芯線に羊の腸が使われています。
- ③ ナイロン弦
- 迷ったらナイロン弦を選べば間違いなし!圧倒的人気があり初心者から経験者まで幅広く使われている弦です。音色はガット弦の温かみのある音色が特徴で、耐久性もスチール弦同様に優れているという、スチール弦とガット弦の長所を兼ね備えた弦!
芯線の素材は合成繊維が使われています。
以上を踏まえておススメのバイオリン弦を紹介していきます!
1. Thomastik-Inferd / Dominant(トマスティーク社 ドミナント)ナイロン弦
ナイロン弦の定番!弦交換に迷ったらこれを試してみればOK!私もバイオリンを始めてから分数バイオリンを卒業した小学6年生の8年間、ずっとドミナントを使っていました。私自身、発表会やコンサートなど人前で演奏する機会にはずっとこの弦を使っていました!音量もよく出てくれるので初心者から経験者まで幅広くおススメできる弦です!
2. PIRASTRO / Cromcor(ピラストロ社 クロムコア)スチール弦
「音色をクリアで明るくしたい!」そんな方はこれ!PIRASTRO(ピラストロ)社が自信をもってお届けするスチール弦です!以前、「ツィゴイネルワイゼン」という悲壮感がある曲を演奏する際にこの弦を使用しました。中でもE線が特におススメで、透き通る音色でバイオリンが鳴ってくれます。悲壮感や哀愁漂う曲とこの弦の相性はばっちりです!
3. PIRASTRO / Evah Pirazzi(ピラストロ社 エヴァピラッツィ)ナイロン弦
「音をとにかくパワフルにしたい!」そんな方はこれ!PIRASTRO(ピラストロ)社のエヴァピラッツィのご紹介です!葉加瀬太郎の情熱大陸やエトピリカなど激しい曲はこれ一択です!学生時代に学祭で情熱大陸を弾く機会があり、会場が体育館でとにかく音量と音の厚みを持たせたかったのでその時はこの弦を使用しました!
4. Optima / Goldbrokat(オプティマ ゴールドブラカット E線バラ弦) スチール弦
E線の定番といえばこれ!オプティマのゴールドブラカットのご紹介です!弦の種類に関係なく、ほかの弦との相性がいいのが特徴です。上記でご紹介したドミナントやクロムコアとの組み合わせを実際に試しましたが、違和感なく弾けました。E線はよく切れてしまうので交換用としてもおススメです!
5. PLAYTECH / PVS300(プレイテック PVS300 サウンドハウス) ナイロン弦
「ナイロン弦が欲しいけど4本そろえるとコストが…」そんな方はこれ!PLAYTECHのナイロン弦4本セットの紹介です!例えばナイロン弦であるドミナントを4本そろえると大体5,800円程度となりますが、PLAYTECHナイロン弦の価格は4本セットで1,480円!圧倒的な価格の安さが魅力的です!
この商品に関しては私が実際に弾いてみた動画がありますので、こちらを見ていただければどんな音か想像しやすいかと思います。コスパ最強の弦と言われればPLAYTECHのナイロン弦がおススメです!
個人的なおススメの弦紹介でしたが皆様いかがでしたでしょうか?バイオリン弦はずっと同じものを使用し続けている人も多いかと思いますが、ぜひこの機会に別の弦を試してみて、自分のお気に入りの弦を見つけてください!