第1回目は、仕事でもよく使う「瞬間接着剤」をクローズアップ。興味のある方はどうぞ、続きを読んでください。
それでは早速。皆さんご存知のように世に出回っている接着剤は沢山あります。
世界No.1ブランド(おそらく) ヘンケル社/LOCKTIGHTをはじめ、日本では東亜合成(コニシ)/アロンアルファ、セメダイン等が有名です。
よく「アロンアルファ」とか「アロン」とか言えば、瞬間接着剤を指しますが、「アロンアルファ」は商品名であり、日本が誇るアロンアルファさん(正確にはコニシ/東亜合成さんの商品名)の大発明なのです。(パチパチ!!)

とにかく種類が豊富で、ホームセンターに行ってもどれを買っていいのやら悩んでしまいますね。一般的に以下のような感じで、用途別に分けられていることが多いようです。
① 貼りつけるものの種類別
② 接着強度別
③ 粘度別
④ 硬化時間
⑤ 容器別、(先端形状を含む)
⑥ サイズ・容量別
仕事柄、おススメの瞬間接着剤は?なんて聞かれることが時々ありますが、なかなか困った質問です。
勧めるにも、接着するものの種類、接着箇所等、目的を明確にしておく必要があり、その目的に応じた接着剤を使用することにより、効果が得られるものです。
また仕上げを美しくするために、硬化時間を短縮させる方法があります。
アロンセッターと呼ばれる硬化促進剤です。

一般的には、アルテコ・スプレープライマーなんかが有名ですが、強力なのはアロンアルファさんのaaセッターです。
その他、たばこの煙も硬化促進効果があるといわれています。
これらの多くには、成分にアミンという化学物質が含まれているため、使用の際には注意が必要です。
最近手に入れた瞬間接着剤

左側のジェルタイプは宙に浮いている部分や、垂直面などに最適です。ジェルタイプなので、垂れない!べたつかない!そのあたりがGOODです。
右側は最近手に入れたもの、先端がかなり細く狙った場所へピンポイントで注入できます。細かい作業や、ちょっとした補強に便利、乾いても透明なので目立ちません。その他にも先端に着ける平べらや、超極細の先端キャップなども使います。カスタマイズすることで、より便利に使いやすくできるのが最近の接着剤達なのです!!
みなさんも何かを接着するとき、色々と工夫してトライしてみてはいかがでしょうか。
こんな小さなことでも、こだわって見ていくと楽しみが生まれてくるものです。
今後も小ネタをご紹介していきます。乞うご期待!!
とある技術部員の小ネタ
第1回 接着剤編
第2回 見た目で分かる真空管編
第3回 非ニュートン流体編
第4回 初心者でも簡単に!! ウーハーユニット交換 編