今回は、最近よくご相談いただく、ワイヤレスマイクの新スプリアス規格についてお話します。
以前のブログ「意外と知らない!?ワイヤレス技適のお話!」でも、少し触れましたが、電波法関連法令「無線設備規則の改定」により、旧規格のワイヤレスシステムは、2022年12月1日から使用できなくなります。(2022年11月30日までは使用可)
使用すると電波法違反になり、罰則・罰金(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象となります。上記で紹介した技適検索結果のスプリアス規定欄が、「新規定」と表記されていれば、2022年12月1日以降も使用することができます。旧規格の商品は、2022年12月1日以降、使用できなくなります。
ではどう調べたらよいでしょうか。
既に商品を持っている場合
①まず技適番号を確認しましょう

上記のような番号がワイヤレスマイクに表示されています。
ハンドマイクなどでは、電池を入れる部分のバッテリーキャップを外すと商品名や 製造者などとともに、技適番号の表示が見つかります。
この時点で技適番号の入っていないワイヤレスマイクを持っていた 場合には、そのマイクは使ってはいけません!!違法になります!!

「001YEA1176」と書いてあるのが判ると思います。
②総務省のホームページへLET’S GO!!
URLは以下の通りです。
https://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01
アクセスすると以下のページに飛びます。

③技適番号を入力してみましょう!!
小さくて見にくいですが、赤枠内のテキストボックスに、技適番号を入力します。 今回は、 001YEA1176 と入力します。

入力が終わったら、途中項目が色々ありますがとばしてもらい(笑)、ずっと下に画面をスクロールしていくと、下の方に申し訳なさそうに 「送信」ボタンがあります。


④結果を確認
技適番号の入力が終わったら、「送信」を押すと以下のような結果が出ます。

赤枠で囲んだ部分が、今回欲しい答えです。
スプリアス規定 → 新規定 となっていますので、この商品は現在の電波法関連法令上は、2022年12月1日以降も使用できるということになります。
これから買うよ!という方は
メーカー毎に案内が出ています。以下を参照ください。
● audio technica
https://www.audio-technica.co.jp/pc/images/ATW_spurious.pdf
● JVC
https://www.jvc.com/jp/pro/wireless/info/
● PANASONIC/RAMSA
https://sol.panasonic.biz/file.jsp?sound/spu2022.pdf
● SENNHEISER
https://www.sennheiser.co.jp/release20180528.pdf
● SHURE
http://www.hibino-intersound.co.jp/information/5441.html
● SONY
https://www.sony.jp/pro-audio/info2/20181009.html
● TOA
https://www.toa.co.jp/assets/files/pdf/catalog/pth-25(18.4).pdf
● UNI-PEX
http://www.unipex.co.jp/news/download/pdf/news_01.pdf
ちなみに、サウンドハウス、オリジナルブランドである、CLASSIC PROのワイヤレスの現行品は全て新規格に適合しています。ご安心ください。
以前販売していました、CW-PLUSシリーズとその前のCWシリーズ(受信機の色がシャンパンゴールドの機種)も新規格に適合しています。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか。
いざその日が来た時に使えなくなってしまったのでは目も当てられませんので、この機会に調べてみてはいかがでしょうか。もし、旧規格のワイヤレスマイクをお持ちでしたら、ぜひこの機会にお買い換えをご検討ください。
ご不明点がございましたら、ぜひともお問い合わせください。