今回は、ドラムセットの購入を検討されている方、ドラムセットに興味がある方に向けた、エントリーキットの組み立て方をご紹介します。
今回組み立てていくドラムセットは、こちらになります。
PEARL ( パール ) / EXX725S/C/31
こちらのセットには組み立ててすぐに演奏できるように、必要なものが入っているので、買い足す必要がないことは初心者の方にとっては魅力だと思います。
それでは開封してみましょう。





タムなどは初めからヘッドが張られていて、組み立ててすぐに演奏できそうな感じです。(実際にはチューニングが必要ですが……。)
早速組み立てていきましょう。
組立の際は分かりやすい説明書が付属しているので、説明書を読みながら進めていきましょう。
と言いながら私は説明書を見ずに組み立ててしまいました。
ドラムセットの組み立て経験があるということもありますが、組み立て自体が簡単なので、説明書なしでも組み立てられてしまうのですね。
まずはバスドラムから行ってみましょう!
バスドラムはヘッドが張られていないので、付属のボルトを使ってヘッドとリムを固定していきます。

裏表ともに同じ作業をするのですが、両面とも張ってしまう前に付属のクッションを入れましょう。

これを打面に当たるようにマジックテープで固定すると、叩いた時にミュートされるようになっている、便利なクッションです。
ヘッドを張り終えたらバスドラムを置いて脚を立てていきましょう。脚の角度や長さは置く場所にしっかりと固定できるように調節し、必要に応じてスパイクなどを活用しましょう。
今回はフローリングなのでスパイクは使いませんでした。
続いてスタンド類をやっていきましょう。

スタンド類は基本的に脚を立てて部品をネジで固定するだけです。
非常に簡単ですね。
ハイハットスタンドはペダルの棒の部分を穴に差し込めば形になります。

スネアスタンドは大きめに開いておいて、スネアドラムを置いてから締めていくのがいいでしょう。

フロアタムは脚を付けるだけですが向きには注意です。
タムはホルダーをバスドラムにセットして使います。

この時バスドラムに先に差すかタムに先に差すかはお好みで。あとはシンバルとペダルをセットするだけです。ペダルはビーターをバスドラムの中心に当たるように調整しましょう。

ハイハットはスタンドについているパーツで挟むようにしてセットします。
セッティングが終わり、最後にチューニングですが、基本は対角線のボルトを締めていくことがポイントです。締めすぎてヘッドが破れないように注意しましょう。
これで演奏の準備ができました。さあ、やってみましょう。

実際に叩いてみましたが、音としては申し分なく、多くのドラムを触ってきた私でも、普通に練習に使えるセットといった感じでした。タムは小口径なので個人的にはハイピッチ気味に調整して演奏するのが良いかと思います。
また、付属のバスドラムミュート用クッションは、バスドラムに毛布などを入れてミュートしていた私にはとても魅力的なものでした。
必要なものは全て揃っており、セッティングも簡単!特に、初めてのドラムセットの購入を考えている方にお勧めできるセットですね。
蛇足ではありますが、ドラムセットは非常に音量の大きな楽器です。演奏できる環境は限られるので、購入する際はご自身のご使用の環境を考慮して購入しましょう!