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音楽をテーマにした凄いマンガ ― SHIORI EXPERIENCE【ネタバレ注意】

2018-07-17

テーマ:音楽とマガジン

音楽をテーマにした凄いマンガ - SHIORI EXPERIENCE じみなわたしと変なおじさん【ネタバレ注意】

設定が奇抜なマンガです。27歳の誕生日を迎えるまでに伝説を残さないと、命を奪われてしまうという大きなテーマがバックボーンにあります。で、主人公の紫織先生に憑依してしまったのが、なんとジミ・ヘンドリクス。この時点で凄い設定。しかもジミ・ヘンドリクスは紫織先生にギターを教え、伝説を起こす手伝いまでしてしまうのです。
このテーマの背景にあるのは、27歳で死亡したポピュラー音楽のミュージシャン達を指す「The 27 Club」。ジミ・ヘンドリクスの他、古くはロバート・ジョンソン、ジャニス・ジョプリン、ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソンなどがメンバーとして数えられています。
本編では、The 27 Clubの一人ニルヴァーナのカート・コバーンも出演し、驚くことにジミ・ヘンドリクスと一緒に競演してしまうのです。今後も亡き有名ミュージシャンが出演するかもしれません。まるでマンガの世界。あ、マンガか。

といった大きな骨子はそのままに意外にも中身は、青春学園ドラマで毎巻、胸打つ場面が用意されています。紫織先生を中心に集まってくるバンドメンバー一人ひとりに音楽にまつわるドラマがあり、音楽と共に成長していく過程が描かれます。その描写が感動的で秀逸です。ハンカチなしでは、読めません。音楽の鳴り響くシーンの描写もダイナミック。

紫織先生が渾身の1曲を完成させるシーン(どうよ、このスケール感)

そんな大げさな描写に共感できてしまうのもこのマンガの素晴らしいところです。ストーリーがしっかりしているからでしょう。そして、登場するキャラクターたちが素晴らしく、悪役がいません(いまのところ)。
紫織先生に対抗する吹奏楽部の顧問である、すばる先生までもが愛すべきキャラクターとして目の前に飛び込んできます。10巻における吹奏楽のエース・トランペッター光岡との師弟愛も涙物なんですよ。
学園ドラマに欠かせない恋愛ものは今のところ薄いのですが、ないわけではありません(初番にちょっとあったような)。

私がこのマンガと触れたのはネットの口コミでした。「ジミヘンが登場する学園マンガ!?」そんな触れ込みだったと思います。試し読みのできる月刊ビッグガンガンのページで、紫織先生がギターを弾く夢にもう一度目覚めるシーンまで一気に読みました。感動していました。
試し読みのコーナーは今も読むことができます。初めて「音の聴こえるマンガだ」と思いました。それからずっとSHIORI EXPERIENCEのファン。月刊誌に連載なので、単行本は年に2回ぐらいの発売なのですが。音楽が好きな方におススメのマンガです。
単行本いっきに大人買いして、一緒に感動しましょ。

スクウェア・エニックス[SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん]紹介ページ

 

なかじまやすお

自由気ままに雑多なことを書きなぐっていきます。根底にあるのは「愛と音楽」。世の愛すべき事象にスポットを当て、音楽好きに共感してもらえる記事を執筆していきます。サウンドハウスでは、メディア編集担当として活躍。プライベートでは、週末となればドラムを叩き、ライブや映画、展覧会などを楽しむアクティブ派。

 
 
 
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