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あれもこれも片足で?進化するEXPペダル

2025-12-15

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 楽器

再登場を無事に果たしました、さくです!
近頃のエフェクターはどんどん高機能になり、コンパクトサイズなのにEXPペダルでパラメーターをリアルタイムに変化させられるようになりました。今まではマルチエフェクターのためという印象が強かったように思いますが、最近ではEXPペダルそのものが高機能化し、ただ信号を送るだけでないものがたくさん登場しています。
今回はそんな個性あふれるEXPペダルを紹介していきます!

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / DVP4 Volume X Mini Pedal

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / DVP4 Volume X Mini Pedal

まずはこちら。ものすごくちっちゃなEXPペダルです。
と言われてもこの写真じゃわかんねーよ!というツッコミが聞こえます。なので比較してみました。

いかがです?BOSSコンとほぼ変わらないサイズ感!

これだけ小さいと踏み心地が不安…と思われることでしょう。ですが侮ることなかれ。むしろ個人的には足で包むようなイメージで踏めば体重を乗せやすくて安定します。
ミニマルなボードにも、大きくなりすぎてスペースがないボードにも組み込めます。
もちろんEXPだけでなくVOLとしても使えます。
Cry babyをはじめとするワウの名器を生み出し続けてきた安定のJIM DUNLOPです。

BOSS ( ボス ) / EV-1-WL Wireless MIDI Expression Pedal

BOSS ( ボス ) / EV-1-WL Wireless MIDI Expression Pedal

続いては信頼性抜群のBOSS製品。
有名なのは EV-30 だと思いますが、今回はこちら。
私が最初に買ったEXPペダルなのですが、ある意味、今回紹介する中で一番の曲者です。
というのも、EXPペダルのくせにTRSでのやり取りができません!
ええ!?と思われるのも無理はありません。なぜならメインの用途がMIDIとして設計されているからなのです。単体でMIDIコントロールができるEXPペダルは現状これだけだと思います。

こいつの有能さは 過去の私がレビューにしっかりと書き込んでいます が、軽く紹介すると

  • MIDI、Bluetooth、USBの3つの方式で接続できる
  • トゥースイッチがある
  • TRSスイッチを繋いでMIDI信号に変換して使える←半端ない
  • 表面がゴムでサイズも大きめなので踏み心地抜群

という具合です。気になりましたよね? さあ、商品ページへGO!

HOTONE ( ホットトーン ) / TUNER PRESS

HOTONE ( ホットトーン ) / TUNER PRESS

私の最推しです!!!
EXPペダルを買おうというあなた!チューナーを買おうというあなた!
これを買いなさい!異論は認めません!!!

個人的に、EXPペダルはこいつが覇権を握るべきだと思います。用途によっては気になる部分もありますが些細なことです。こいつも熱いレビューを残しています!

さて、このTUNER PRESSですがなんと1台4役! 2役でも3役でもありません、4役です!!!
そんなわけあるかい!と私も思いました。でも使ってみたらあら不思議、しっかり4役果たしてくれちゃいます。

1役目!それはEXPペダルです。当たり前じゃん!バカにしてんのか!と言わないでください。それでも重要な役割ですから。

2役目!それはVOLペダルです。ここまでは最初に紹介したDVP4も、その他多くのペダルも成せる機能です。

さてそれでは3役目!それは「超高精度チューナー」です。てっきりおまけ程度の精度だと思っていたらなんと驚異の±0.01セント!有名なPolytuneでも±0.02セントなので、この凄さがお分かりいただけるかと思います…。
そして反応もめっちゃ早いです。モードを設定するとペダルをヒール側に落とすだけで自動的にチューナーになるのですが、画面の視認性も良いですし、ミュートと同時にチューナーにできるのでえらく便利です。なんで今までなかったんだってくらい便利です。意味わかんない。

畳み掛け4役目!それは「高音質バッファー」です。チューナーといえばバッファー、みたいなところってあるじゃないですか。それをしっかりとHOTONEは理解しているので、抜かりなくバッファーが用意されています。
もちろん私もバッファーありで使っていましたが、結構かかりがわかりやすいバッファーです。切ると物足りなさすら感じるレベル。プリアンプ的にかけっぱなしにする歪みペダルくらいのキャラ感があります。ストラトを使っていましたが、音に煌びやかさを与えてくれて、前に押し出すようなイメージ。
人によってはかかりすぎると感じるくらいに効きが良いので、気に入らなければオフにしちゃいましょう。大丈夫です、それでも3役残ります。

まだまだ褒めたい点がたっくさんあるのでさらっといきますが、

  • フットスイッチの踏んだ時の感覚がわかりやすい
  • 常時点灯ディスプレイがかっこいい
  • LEDインジケータでモード把握が容易
  • ボリュームカーブがちょうどよく、思い通りにコントロールができる
  • サイズ感がちょうどいい
  • ハイインピ、ローインピを切り替え可能
  • チューナーモードがクロマティック、ストロボの二種類あり、臨機応変に利用可能
  • 見た目がもうかっこいい

痒いところに手が届きすぎるんですよね。どこまでユーザー目線になればこんな製品が作れるのか。至れり尽くせり。さすがはAMPEROを生み出したHOTONEです!


さてさて、ご紹介してまいりました3機種。

並べるとサイズ感はこんな感じ。意外にもTUNER PRESSが結構コンパクトです。
とはいえ踏み心地に関してはDVP4の方が良かったです。言語化しづらいですが、トルク感がちょうど良過ぎました。

たとえば、マルチ一台に合わせて使うのであればDVP4。省スペースにチューナーとVOLペダルが欲しければTUNER PRESS。エフェクターだけでなくキーボードやパソコンの音源も操作したいならEV-1 WL。こんな感じに使い分けるのが良いかもしれませんね。

なんでもかんでも多機能にすりゃいいってもんじゃないかもしれませんが、多機能であって損はありません。「今まで」に縛られず、「これから」に合わせて我々もステップアップしていきたいものですね!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら

Saq

香川の金欠大学生。斎藤宏介を知って以降、エレキギターにお熱。今一番欲しいものは高い方のATELIER Z L.E.S.。今秋に購入するべく、労働と節制に勤しむ日々。音楽のルーツはゴスペル。ボカロやアニソンなどのサブカル系が好き。

BOSS / EV-1-WL Wireless MIDI Expression Pedal

BOSS

EV-1-WL Wireless MIDI Expression Pedal

¥16,500(税込)

エクスプレッション・ペダル

評価00000

ブログ有り

在庫あり

数量

BOSS / EV-30 エクスプレッションペダル

BOSS

EV-30 エクスプレッションペダル

¥10,000(税込)

エクスプレッション・ペダル

評価000005

ブログ有り 動画有り

入荷未定

数量

HOTONE / TUNER PRESS

HOTONE

TUNER PRESS

¥21,800(税込)

ボリューム・ペダル、エクスプレッション・ペダル、バッファー・ペダル

評価00000

ブログ有り

在庫あり

数量

JIM DUNLOP / DVP4 Volume X Mini Pedal

JIM DUNLOP

DVP4 Volume X Mini Pedal

¥23,800(税込)

ギター用エフェクター、ボリュームペダル

評価00011

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量
 
 
 
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