こんにちは。
HammondOrgan Trio「BANANA NEEDLE」のベース、三重野です。
今回は、「重いアンプヘッド」と「軽いアンプヘッド」について書いていこうと思います。
まず、なぜ「重いアンプヘッド」と「軽いアンプヘッド」が存在するのかですね。
最近スタンダードとなっている「軽いアンプヘッド」が登場したのはここ20年ぐらいのことで、それまでは、ずっと「重いアンプヘッド」が主流でした。
というか、「軽いアンプヘッド」なんてなかったに等しいです。
以前使っていたHARTKEのトランジスタ(真空管が入っていない)アンプヘッドでも、コロコロで運んで、階段でヒィヒィいっていた記憶があります。
車などで運搬できる環境がないと自分のアンプをもっていくのは相当の気合いが必要でした。
「重いアンプヘッド」
なぜ重いのかといいますと、アンプヘッドのボディが木だったり、鉄板だったりと、色々と要因はありますが、電力を増幅させる役割のある「トランス(変圧器)」というものが入っているからなんです。
ちなみに、アンペア(A)は電気が流れる量、ボルト(V)は電気を押し出す力の大きさ、 ワット(W)はどれだけの電圧でどれだけの電流を流せたか(必要か)という表示らしいです。
うーん。チンプンカンプン。
とりあえず、重いアンプヘッドを動かすには電圧をドーンと上げるトランスが必要で、トランスは鉄心にコイルが巻き付いてるので重いということです 笑
特にパワーアンプの真空管を正常に動かすにはドォォォォンと電圧を上げないといけないみたいなので、家庭用電源の電圧で動かすために仕方のない装置だったんですね。
日本は100V、アメリカは115から120V、イギリスは220から240V。
日本で鳴らすのと、イギリスで鳴らすのでは、圧が違いすぎて、本当に同じ型番のアンプ????って思うほどに音が変わります。
ちょっと話がそれましたが、トランス君がパワーアンプに電流を送る際に
「オリャー!いけーー!!俺が押し出し圧を強くしたる!」
と頑張ってくれていたのが、D級パワーアンプとスイッチング電源の開発によってトランス君が必要ないアンプが出てきたんですね。
「D級」はA級B級よりも電力効率が良くて、回路規模の小型化に向いてるらしいです。
A級は効率が悪いからデジタル化して効率良くしようぜ!みたいな。
ただ、どうしても「A」の方が文字の順番的に格が上だと感じます。
たしかに高級オーディオとかはA級みたいですが、ちょっと調べただけでも20Kgオーバーが出てきたのでとても運べません。
D級が出始めの頃は、デジタルに変換して戻すときに高周波のノイズがのっていたみたいなのですが、ベースアンプでは感じたことがないので、各メーカーさんが頑張ってくれたおかげですね。
さて、ここまで書いて「重いアンプヘッド」と「軽いアンプヘッド」はどっちが良いか、問題に触れていきたいと思います。
個人的な感想を言うと、
「重くても良い音がしないアンプもあるし、軽くても良い音がするアンプがある!」
です 笑
一応、注意ですが、ここの「良い音」は「自分の好み」だと思ってください。
結局自分の好みは、自分のイメージする音に、どの機材で近づくかだと思います。
あとはその機材を使う説得力。
古き良き時代の音楽が大好きで、エフェクターも使わず、アンプ直の音が大好きです!という方は、重いアンプを運んで鳴らした方が「おおおお!これこれこれ!」という絶対的な説得力があると思います。
なんでそんな重いの運んでるんですか?と言われることもあるかもしれませんが、自分への納得と、客席への説得力のために必要だと思います。
最近はスタジオに重いアンプを置いている場所も少ないので、鳴らしたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
ちょっと手間かもしれませんが、色んなスタジオやライブハウスの機材を調べて、少し遠くても、是非足を延ばして「重いアンプ」を体験してみてください。
良い、悪いは別として、最近のクラスDのアンプとの違いを感じてもらえると思います。
感じた後に、重い物を運ぶ労力が自分には必要か必要じゃないかを吟味して、、、、、
機材を買いましょうwww
AMPEG ( アンペグ ) / SVT-3PRO ベース用アンプヘッド
ちなみにこのアンペグは、僕の中ではそんなに重くない部類のヘッドになります(約12g)
AMPEG ( アンペグ ) / SVT-4PRO ベース用アンプヘッド
重いといえばこれぐらいからでしょうか(約19kg)
AMPEG ( アンペグ ) / Heritage SVT-CL
やば!約38kgもあるのか!
AGUILAR ( アギュラー ) / DB751 HYBRID HD
アギュラーのフルチューブが軽く感じちゃいますね(約19kg)
FENDER ( フェンダー ) / SUPER BASSMANRHD 100V JPN
ベースマンも30kg!
あらためて、フルチューブは重いですね。
そんな中で、重くない真空管アンプもあるので、是非試してみてほしいです。
ある意味重くてブーミーになりがちな部分がシュッとしてるイメージです(約5kg)
パワーアンプがソリッドで、プリアンプに真空管を使っているものが多いと思います。
MARKBASS ( マークベース ) / Little Mark Vintage
重くない真空管アンプは、パワーアンプはクラスDで、プリアンプに真空管を使っているタイプみたいですね(2.5kg)
見た目でほしいカワイイ(約5Kg)
AMPEG ( アンペグ ) / PF-50T ベース用アンプヘッド
サイレントレコーディングにも対応ですって!(約9Kg)
ちなみにチューブアンプを試奏する時は、電源を入れて10分程度待ってから試してみてくださいね。
真空管が温まってから本領発揮してくるので。
重い、軽いで選べる良い時代になりましたね。
皆さんはどちらを選びますか?
僕は最近ちっちゃいアンペグにハマってます^ ^
AMPEG ( アンペグ ) / MICRO-VR HEAD ベース用アンプヘッド
それではまたー!

コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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