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こんにちは、ハモンドオルガン インストバンド「BANANA NEEDLE」のベース、三重野です。
さて、最近ヘッドアンプが欲しくて欲しくてたまらない日々を送っております。
ベーシストにとってのアンプの捉え方って難しい部分ではあると思うんです。
ライブの時はラインで客席に音が送られますし、アンプにマイクが立ってることも少ないと思います。
僕もアンプなんていらない!!!
って時期もあり、モニタースピーカーを後ろに立てていただいて演奏してる時もありました。
ウッドベースをマイクで拾うだけ、なんてこともありました。
ジャンルにもよるのですが、確かに大きなアンプは必要ない時があります。
ステージ上で鳴ってる楽器のバランスに合わせた音量を出してあげると、ステージの空気感が自然と客席に流れ出す気がします。
キャパにもよりますが、ドラムは生音が客席に必ず聴こえますから。
さらに、ウチの場合は爆音でレスリースピーカーが鳴ってるので、負けないアンプが必要です笑笑
よく入るスタジオにあるのはAGUILAR ( アギュラー ) のTone Hammer 500
AGUILAR ( アギュラー ) / Tone Hammer 500
言わずと知れたアギュラー。
比較的新しいメーカーのイメージですが、もはやスタンダードなメーカーになってますね。
ローも無駄に膨らまず、気持ち良いローミッド感を与えてくれる名機。
新しい物を買う前に、家にあるアンプを使ってみようと思いスタジオに持って行ってみたのですが、アギュラーに比べて良くも悪くもなく。。。
なんとなくつまらない。
個人的な感想ですが、昔と好みが変わってきたのだと思います。
好みが変わるのは仕方がない!!!
ということで悶々とバンドに合う、自分好みのアンプを探し求めてはや1年程度。
まず候補にあがったのがMARKBASS ( マークベース ) 。
MARKBASS ( マークベース ) Little Mark Vintage
スタジオの、別の部屋に常設されていたのでお願いしていつもの部屋で使ってみました。
特筆すべきは、「FLAT」「ドンシャリ」「OLD」のキャラクターが選べるスイッチ。
まずは他のメモリはセンターにして「FLAT」で試してみたのですが、PA卓に直挿ししたフラットとは違い、凄くベーシストが気持ち良くなれる「フラット」。
マークベースのベースアンプに共通する、ミッドの押し出し感がとても気持ち良い。
そのつぎに「OLD」を試してみました。
ハイの成分が少し緩和され、チューブ感が強くなる印象。
アンプ全面に設置されてるプリ菅がよい仕事してるわー的な。
オールドというモードですが、充分すぎるほど今の人が今らしく捉えたオールド感で、最近の音楽でもぞんぶんに使えるベーシスト好みの音でした。
そんなリハーサル5時間を終え、メンバーの意見はざっくり。
「音が良すぎる」
「圧がすごい」
なぜか、不思議と音が良すぎると敬遠するバナナニードルメンバー。
若干、聴こえすぎてベースが気になりすぎるようでした。
昔、F-BassにD.I.をAVALON DESIGN でライブをしていたら、お客様からも同じような事を言われたことがあります。
その時のアンサンブルにあった機材を選ぶってとても大事な気がします。。
お次に候補にあがったのがMARKBASS ( マークベース ) CASA マイケル・リーグ(Snarky Puppy)シグネチャーモデル
MARKBASS ( マークベース ) CASA マイケル・リーグ(Snarky Puppy)シグネチャーモデル
以前にマイケル・リーグのコメントを読んだ時に「大きい音が問題なく鳴る」的なことを話してたし、見た目も最高。
軽いアンプって機動性を高めるために小さい物が多いのですが、大きなキャビネット(スピーカー)の上に置くと、なんとも小じんまりで。
そんな中、軽いアンプに「ガワ」をつけるなんて、最高の発想だと思います!
見た目はビンテージテイストなクラッシックスタイルですが、音は反応が良く、若干ハイミッドよりな印象。
マイケルさんがスナーキーで演奏する時はプレシジョンベースが多いと思うので、それようにチューニングされたのかなって印象です。
大人数編成でもヌケるナイスサウンド!
ただ…ウチのバンドの機材を載せてもらってる車が普通車なので、最高の見た目の「ガワ」がスペース的にという事で断念…
(普通車で、ハモンドオルガンとレスリースピーカー運んでます 笑笑)
そんな中、現在の第一候補がFENDER ( フェンダー ) Rumble 800 HD
FENDER ( フェンダー ) Rumble 800 HD
以前にバンド以外のセッションでお邪魔したライブハウスに常設されていたのですが、肌馴染みがよく好印象でした。
フェンダーって会社、なんでこうもちょうど良いものを作るんでしょう。
スイッチライトやノブも可愛いし、値段も安い。
特筆すべきは、このサイズでちゃんとフェンダーを感じられるってことです。
フェンダーアンプはアンペグと並んで今までの音楽を作ってきた素晴らしいアンプ。
そのフェンダー魂が脈々と流れてるような気がします。
さて、ここまで最近試したアンプ達を紹介…というか、自分の好みを書いてきましたが、パッシブの楽器を使われている方は、アンプヘッドに拘りを持っても良いかもしれません。
お気に入りの機材で、空間を振動させちゃいましょう^ ^
それではまたー!
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