こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、ギタリストやベーシストにとって欠かすことができない「ペダルチューナー」についてお話をしていきたいと思います。
チューナーは、「クリップタイプ」「カードタイプ」「ラックマウントタイプ」などさまざまなタイプがありますが、今回はペダルタイプに注目してみましょう!
■ ペダルチューナーとは?
その名の通り、ペダル型のチューナーのことを指します。
楽器のチューニングだけでなく、ミュート機能・電源供給機能などを搭載したモデルも多く販売されています。
ペダルチューナーの特徴としては、「Input(インプット)」端子から受け取った信号を検出するので正確にチューニングができる点です。
また、エフェクターボードに組み込めるのでセッティングの手間がありません。
立ったまま操作できたり、視認性抜群なのもメリットといえます。
しかし、電池駆動しないモデルもあるので購入の際はしっかりとチェックしてくださいね。
■ ペダルチューナーの選び方
さまざまなメーカーが多くの製品を販売しているのでどれを買ったらいいのか分からない方も多いことでしょう。
そこで、購入するポイントとなる機能をご紹介いたします!
○ チューニングの柔軟性
チューニングといってもさまざまなものがあります。
普段レギュラーチューニングしかしないのであればあまり気にしなくてもいいのですが、変則チューニングを多用するのであればしっかりと確認しましょう。
より速くチューニングできるほうが、余計なストレスが無いので反応の良さもポイントになります。
○ ポリフォニックモード
近年のチューナーで大きな話題となっている「ポリフォニック・モード」
この機能は、複数のサウンドを捉えて表示してくれる機能です。
つまり、ギターの開放弦を一気にジャラーンと鳴らすだけでチューニングの状況を一目で確認できるといった革新的なものです。
かなり時短ができたり、状況を把握しやすいのですが多弦ギターに対応している製品がまだないようです。
○ ストロボモード
ストロボモードは、チューニングのずれを光の「動き」で表示してくれるので、かなり精度の高いチューニングができるという特徴があります。
○ ミュート機能
最近のペダルチューナーのほとんどに搭載されている機能です。
チューニングしている間、アンプに音を送らなくするのでライブのMCの時でも静かにチューニングすることができます。
また、ギターを持ち替える時にも重宝するでしょう。
○ 電源供給機能
他のエフェクターに電源を供給する機能、つまりパワーサプライとチューナーを1つにまとめたアイテムの事です。
コンパクトなエフェクターボードを構築できるので利便性が向上します。
○ キャブレーション(基準ピッチ)
基準ピッチ範囲の事を指します。
ロックやポップスでは、「440Hz」に設定すれば大体OK。
アコースティックピアノや吹奏楽では「442Hz」で設定するのがベターです。
この2Hzのわずかな違いが楽曲のクオリティを左右します。
ほとんどのペダルチューナーがキャリブレーションを変更できますが、変更しやすいものとしにくいものがありますのでしっかりと確認しましょう。
○ チューニング精度(セント)
チューニング精度は「cent」という単位であらわされます。
このcentは、半音(1フレット分)の100分の1を表すもので、この数値が小さいほど正確なチューニングが可能ということになります。
正直言うとかなりの音感の持ち主でないと違いが分からないと思います。
なのであまり重要視しなくてもOKです!!
かなりマニアックな部分まで解説しました。
特に後半は、上級者向けの内容なのであまり難しく考えすぎないでくださいね!(笑)
それではサウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をご紹介していきましょう!
BOSS ( ボス ) / TU-3 クロマチック・チューナー
超定番として一時代を築いたTU-2の後継モデル。
プロ・アマ問わず愛用者がとても多いロングヒット製品です。
BOSSならではのデザインは、フットスイッチが大きいので踏み間違えることはないでしょう。
湾曲したメーターはチューニング状況を確認しやすく、新規搭載された高輝度モードは野外での視認性に優れています。
最大6半音までのフラットチューニングへ対応しています。
また、専用ケーブルを使用することで最大8台まで電源供給が可能です。
BOSS ( ボス ) / TU-3W WAZA CRAFT チューナー
BOSS ( ボス ) / TU-3 クロマチック・チューナーの機能をすべて引き継ぎつつも、バッファーを搭載したモデル。
複数のエフェクターを繋いだ時に発生する「音痩せ」が気になる場合はこちらがオススメです!
より、シンプルかつコンパクトにしたこんな製品もあります!
こちらはフットスイッチが排除されたため、ミュート機能がありません!注意!
KORG ( コルグ ) / PB-CS Pitchblack Custom Black
コンパクトな筐体に、大きなディスプレイを搭載した視認性抜群のペダルチューナー。
ストロボチューニングに特化しており、精度の高いチューニングが可能です。
また、アイソレート(独立)した電源供給回路を搭載しているので、高性能のパワーサプライとしても活躍します。
以上、「ペダルチューナー」の解説とオススメの製品をご紹介をしてみました。
ペダルチューナーは、とても奥深く面白いアイテムだということが伝わったと思います。
購入の際は参考にしてみてくださいね!
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