
こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、誰でも気軽にレコーディングをすることができるアイテム「マルチトラックレコーダー(略称:MTR)」についてお話ししていきたいと思います。
特に最近はスマートフォンなどでも手軽にレコーディングができるようになったこともあり、MTRをあまり知らないという方が多いと感じています。
しかし、MTRならではのメリットもありますので解説していきたいと思います。
「マルチトラックレコーダーとは」
マルチトラックレコーダーはすぐにレコーディングをすることができる録音機器です。
基本的にはコンパクトなモデルが増えているので持ち運びに優れているので、スタジオでバンド演奏の一発録りをしたり、個別にレコーディングをしたりすることができます。
操作方法がシンプルで分かりやすいのでDTM に比べて手軽なところがメリットと言えます。
DTMを行うとなると
- パソコンorスマートフォン
- オーディオインターフェース
が最低限必要になりますが、MTRは1台で完結できます。
また、近年発売されているモデルは
- オーディオインターフェース機能
- 軽量化
- サウンドクオリティの向上
- 内部エフェクト
- DAWとの連携
などの機能が搭載されているものが増えています。
つまり、簡単にまとめるとレコーディングに特化した機材ということになります。
サウンドハウスで購入できるオススメのMTRを厳選してご紹介していきます。
ZOOM ( ズーム ) / R20 マルチトラックレコーダー
2021年11月にZOOMから発売された最新機種のマルチトラックレコーダー。
外形寸法が378 mm (W) × 206 mm (D) × 58 mm (H)というコンパクトなボディでありながらも、豊富な入出力を搭載しています。
また、視認性抜群の4.3インチのタッチスクリーンを装備することでライブステージでの使用にも向いています。
PCと連携をしなくても
- 録音データのリージョン単位での移動
- 削除
- コピー&ペースト
- ループ
- 分割編集
が可能になっています。
つまり、シーケンサーとしても使用できるので編曲まで完結できます。
また、最大1TBのSDHC/SDXCカードにダイレクト録音ができるのでデータの共有やバックアップも簡単。
本格的なレコーディング環境が約50,000円で導入できるのでコスパ最高だと思います。
TASCAM ( タスカム ) / DP-24SD マルチトラックレコーダー
こちらは、サイズが大きめなので持ち運びには不向きですが、とても強力な機能を備えています。
- 8トラックの同時録音
- 24トラックの同時再生
- カラーLCDにリンクした12のエンコーダーおよび19本のフェーダーによる直感操作を両立
などを可能にしているので、ドラムのレコーディングのように複数のマイクを使用する場合でも対応可能です。
- ミキシングエフェクト(リバーブ、ディレイ、ステレオコーラス)
- マスタリングエフェクト(マルチバンドコンプレッサー、イコライザー、ディザー、ノーマライズ)
を搭載しているので、レコーディングから全ての工程で活躍してくれることでしょう。
すぐにハイクオリティの録音がしたい!という方にオススメの1台。
ZOOM ( ズーム ) / R16 +専用キャリングバッグCBR16セット

こちらはMTRの中でロングヒットをしていることもあり、まさに「定番モデル」です。
コンパクトなボディと外部電源での動作を可能にしていることから、持ち運びにとても優れています。
この製品の特長は、本体に内蔵マイクが搭載されている点だと思います。
つまり、マイクやマイクケーブルが無くても録音が可能になっています。
また、DAW(主要なDAWを全てサポート)とUSBケーブルで連携させることでコントロールサーフェイスとしても使用することができますので、自宅でも充分活躍してくれることでしょう。
スタジオクオリティのDSPエフェクトを135種類内蔵していますので、レコーディングからマスタリングまでマルチに対応可能。
さらに専用のキャリングバッグが付属します。
専用キャリングバッグが不要な場合は、さらにお安く購入できます↓
ZOOM ( ズーム ) / R16 マルチトラックレコーダー
自宅でしか使用しない方ならこちらで良いですね!
BOSS ( ボス ) / MICRO BR BR-80 デジタルレコーダー
ポケットにすっぽりと入る超コンパクトサイズのデジタルレコーダー。
本体に3つのモード
- MTR
- eBand
- Live Rec
を搭載しているので、使用用途に合わせて切り替えるだけ!
本体にギターを接続するだけで練習から録音、曲作りまでを1台で行うことができます。
上達するには、「自分の演奏を客観的に聴く」ということが大事なので練習ツールとしてもオススメ!
また、「弾いてみた」のような動画制作に使用するのも良いと思います!
以上、「マルチトラックレコーダー」についてご紹介してみました!
レコーディングは準備が面倒だと感じている方が多いと思いますがMTRを駆使すればそんな悩みが解消されます。
DTM環境を揃える場合に比べてかなり安価です!
是非チェックしてみてください!
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