
エレキギターはアンプに繋いで練習したいものですが、賃貸アパート・マンションなどに住んでいる場合、音量に気を遣いますよね。そこで、河原や公園、山など野外で練習ができる簡単な方法を考えてみました。
■ おすすめの野外エレキギター練習方法を5つご紹介!
【方法1】エレキギター+VOXヘッドホンギターアンプ+3.5mmオーディオケーブル+SONYスピーカー

野外でアンプを使う場合コンセントが使えないのが一番の問題です。そこで、手持ちの機材でコンセント無しでエレキギターの音をだすシステムを考えてみました。VOXヘッドホンギターアンプは、エレキギターのジャックに接続してヘッドホンを繋げて使うものですが、実はスピーカーから音を出すこともできます。
VOXヘッドホンギターアンプは「Amplug2 Lead」を使いましたが「Amplug2 AC30」など別の種類でもOKです。コーラス、ディレイ、リバーブのエフェクトがかかるので音色にも拘った練習ができます。スピーカーはSONYのコンパクトなタイプのもので、防水使用なので野外での使用も安心してできます。ヘッドホンギターアンプとスピーカーを繋げるのに、3.5mmオーディオケーブルが必要です。
公園で弾く場合などは最初は恥ずかしいと思います。ヘッドホンギターアンプを使えば最初はヘッドホンを繋いで練習して、場所に慣れてきたらスピーカーに繋いで音を出すこともできます。スピーカーはコンパクトなものを使えば目立だたないので、さりげなくエレキギター の練習をすることができます。
○ おすすめのヘッドホンギターアンプ
VOX ( ヴォックス ) / Amplug2 AC30 ヘッドホンギターアンプ
単4乾電池2本で駆動しエレキギターのジャックに差してヘッドフォンを繋げて使う。コンパクトながら3つのエフェクトをかけることができます。今回は、スピーカーに接続して使用しましたが、ギターアンプに接続して使うこともできます。アンプにエフェクターが装備されていない場合、エフェクターの代わりにも使えます。
【方法2】エレキギター+充電式や電池式Bluetoothアンプ
さらに手軽にしたいなら、充電式や電池式Bluetoothアンプを使用するのがおすすめです。エレキギターのジャックにトランスミッターを装着してBluetoothでアンプと接続、充電式や電池式のアンプならこれだけで野外で練習することができます。ただし、防水仕様で無い場合があるので雨には注意しましょう。
○ おすすめのBluetoothアンプ
充電式でBluetoothが可能、スマホで多彩なエフェクトがかけられます。しかもコンパクトで音がいい!野外でも室内でもおすすめのBluetoothアンプです。
【方法3】エレキギター+シールド+電池式アンプ
電源が必要ない電池式のアンプなら、野外でエレキギターの練習ができます。Bluetoothアンプと比べるとシールドが必要な分、持ち運びや接続の手間がかかりますが、一番自宅での練習やライブでの演奏に近い形になります。
○ おすすめの電池式アンプ
LOLAND ( ローランド ) / CUBE Street ギターアンプ 電池駆動
野外で使用する電池式アンプの定番商品といえばコレ!単三電池6本で駆動で最大15時間の演奏ができます。
【方法4】アンプ内蔵エレキギター
オールインワンのアンプ内蔵エレキギター!これが一番簡単に練習できます。9V電池でアンプが駆動するので電源は必要なし、アンプもボディに組み込まれています。見た目がかわいくて、いろんなバリエーションのカラーがあるのも特徴です。
○ おすすめのアンプ内蔵エレキギター
PIGNOSE ( ピグノーズ ) / PGG-200 Cherry Sunburst
ボリュームコントロールノブが豚さんの鼻(ピグノーズ)のようなデザインになっています。背面に9V電池を入れて駆動します。カラーバリエーションが豊富で人気のアンプ内蔵エレキギターです。
FERNANDES ( フェルナンデス ) / ZO-3 BASS Candy Apple Red
見た目が「ぞうさん」に見えるアンプ内蔵エレキギター、背面に9V電池を入れて駆動します。
【方法5】エレキギター+シールド+車+カーインバーター・コンバーター+アンプ
車がある場合は車用カーインバーター・コンバーターを使うことで、アンプ用の電源を確保することができます。車のシガーソケットに車用カーインバーター・コンバーターをつないでDC12VをAC100Vに変換します。これで、アンプのプラグを使うことが可能になります。
注意点は必ず車のエンジンをかけた状態でアンプを使用することです。車のバッテリーは意外と上がりやすいので、エンジンをかけないとすぐバッテリーが上がってしまいます。また、エンジン音もするので周りに民家がある場合や、人がいる場合などはこの方法は難しいと思います。
■ 野外で練習した音を録音してみよう!

練習した音がどんな感じか確かめたい場合は、気軽にスマホで録音してみましょう。スマホのマイクを使ってもいいですが、スマホにダイナミックマイクを繫げることができれば、録音用アプリで録音が可能です。野外で練習した曲をYouTubeなどのSNSにアップする場合にも高音質にすることができます。
野外で録音する場合、風の音に注意しましょう。海に近い公園や河原などで録音する場合、風が強い場合がよくあります。風の音はパソコン用ソフトで後で抑えることもできますが完全に消すことは難しいです。声もこもってしまう場合があるのでスマホのマイクやダイナミックマイクにウインドスクリーンを取り付けましょう。
ウインドスクリーンをスマホやマイクやダイナミックマイクの上に被せて使うことで、風の音を減らすことができます。主にスポンジタイプとファータイプがあり、ファーの方が防風効果が高くおすすめです。
■ 多少勇気がいるが、野外練習はくせになる!
今回は、野外でのエレキギターの練習方法をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。一番の問題ははずかしさの克服だと思いますが、最近はYouTubeやTikTOkの撮影を野外でする人が多くなり、野外撮影も目立ちにくくなったと思います。晴れた日に外で演奏するのはとても気持ちいいのでくせになるかも。ぜひ、お試しください。
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