どうもこんにちは!
最近毎日サウンドハウスを徘徊している気がします、きとうです。
今回は、ロックの礎を築いたといっても過言ではないギタリスト「エリック・クラプトン 」の機材について紹介していこうと思います♪

まず、クラプトン と聞いてみなさんは何を想像するでしょうか?
ブラッキー?ブラウニー?それともTweed Champ?
みなさんそれぞれ想像するものはあると思いますが、今回は以下のラインナップでお送りしたいと思います!
1. FENDER ( フェンダー ) / STRATOCASTER MID BOOST KIT
機材オタクの僕からすると正直これが一番に思い浮かびました。ザグリというギターに穴を開けてバッテリー用のボックスを作る、という作業が発生します。しかし、個人的にはザグリの代償を払う価値があるとても有用なブースターじゃないかな?と思います。
・STRATOCASTER MID BOOST KITのいいところ①
いくつかメリットがあるのでここでまとめてみましょう。
まず、何と言っても一番のメリットは「クラプトン の音になる」ということじゃないでしょうか。ゲインステージはかなり広く取られています。真空管アンプで使う場合は真空管をドライブさせることができるのでかなりの歪み量を捻り出すことができます。実際にJC-120などのトランジスタアンプで弾かせてもらったことがあるのですが、JCでも十分に歪みます。ツマミの動かし方によってクリーンからドライブサウンドまで手元でコントロールできるのはかなり大きいと思います。
・STRATOCASTER MID BOOST KITのいいところ②
2目のメリットは「アクティブ化」です。
アクティブときくとバルトリーニとかEMGとかが頭に浮かぶ方もいらっしゃるはず。通常、ギターからペダルへ繋ぐ際はギター側がハイインピーダンスになっています。ハイインピーダンスはノイズなどの影響を受けづらいため、エフェクターにつないでローインピーダンスというノイズに強い信号に変えることが多いです。
こちらのブースターはエフェクターが内蔵されているのと同じ効果を得ることができます。そのため、例えパッシブのピックアップを使っていたとしてもノイズに強くなることができます。例えば、ハイエンドギターのJames Tylerにもミッドブースターが付いていますよね。あのブースターもそもそもアクティブ化してノイズに強くするのが目的みたいな側面がかなり強かったりします。
・STRATOCASTER MID BOOST KITの気になるところ①
ここまでつらつらとメリットについて触れてきたのですが、当然デメリットも存在します。最初にザグリ加工のことはお話したので違う側面から見てみましょう。
気になるところは「OFFの状態でも音が変わる」です。
アクティブピックアップをギタリストが使わない理由の一つとして、そのままの音があまり好きじゃないという回答がたまに見受けられます。流石にEMGほどわかりやすく「アクティブでっせ!」アピールはしてこないものの、もし現時点で十分ご自身のギターに満足している方。よく検討した上で導入されると後悔のないお買い物になるかもしれません。
2. FENDER ( フェンダー ) / Eric Clapton Stratocaster Black エリック・クラプトンモデル

言わずと知れたクラプトン の名機「ブラッキー」のレプリカです。
ヴィンテージノイズレス・ピックアップにミッドブースターが搭載されています。ノイズレスが搭載されていることにより、手元でブーストした場合のノイズ軽減できるのがかなりポイントが高いと思います♪
また、ネックはソフトVシェイプのサテンフィニッシュとなっています。極端なVシェイプはクセがあって人によっては拒否反応を示すこともあるのですが、ソフトVはクラプトンのシグネチャーらしさを残したまま弾きやすい設計になっています。
また、買うとツイードのハードケースが付いてくるのも嬉しいですね。高級な部類のギターなので、ハードケースで保存できるのはとても大きい!余談ですが、大学生の時に御茶ノ水でカスタムショップを買ったら同じツイードケースが付いて来ました。当時埼玉に住んでいたのですが、家に着くまで5回くらい心が折れそうになるので注意です!(ただし見た目は最高です)
3. FENDER ( フェンダー ) / 57 CUSTOM CHAMP 100V JPN
ツイードの装いと50年代スタイルの各種装備。1ボリュームのみ、という漢気全開の逸品となっています。
シグネチャーアンプ、ではないのですがクラプトンがレコーディングで使用した57年のチャンプを参考に開発製造されているため、実質シグネチャーなのではないでしょうか。
他のチャンプと違う点はいくつかあります。
・57 CUSTOM CHAMPの特異点①
まず1つ目は、Weber Special Designスピーカーが搭載されていることです。
チャンプは8インチと小さいスピーカーで安価なものが多いのも特徴。
交換用のスピーカーは大きく2つに大別され、1つがJensen。もう1つが今回搭載されているWeberとなっています。最初からWeberが付いているというのは、正直かなり大きなアドバンテージだと思います。
・57 CUSTOM CHAMPの特異点②
ハンドワイヤード。
この言葉が刺さらないギタリストはきっといないはずです。僕もさっきから体中に刺さりまくっています。実際にハンドワイヤードの機材をほぼ持ったことがないのですが...チャンプの場合は「より生々しい」みたいな表現になるのでしょうか。
僕もフェンダージャパンのチャンプを持っていたのですが、正直自宅で鳴らすと100%クレームが来るレベルの大音量となっています。実際にバンド練習でもマーシャルの上に置けば音はバシバシ抜けますので「ワット数が少ないのはちょっと...」と二の足を踏んでいる方にもお勧めできるアンプとなっています。
ということで、今回はエリック・クラプトン のなりきり機材についてご紹介させていただきました!
3品とも、正直僕も欲しいです(笑)
特に欲しいのはCUSTOM CHAMP。ハンドワイヤード x Weberスピーカーの威力を肌で感じてみたいと思いました。
是非みなさんもチェックしてみてください。
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