
みなさんどうもこんにちは、ギター講師のきとうゆうきです。
今回は、テキサスが生んだレジェンド、エリック・ジョンソンの音に近づけるための機材紹介をしていきます♪
ギターからピックまで本当にエリック・ジョンソンは拘りが強くシグネチャーモデルもたくさんありますよね。
1. ギター:FENDER ( フェンダー ) / Eric Johnson Stratocaster RW Lucerne Aqua Firemist
それでは早速、ギターから紹介していきましょう。
エリック・ジョンソンといえば...54年スタイルのメイプルネックストラトを想像する方も多いかもしれません。
しかし、最近ではシンラインやローズ指板のストラトなど範囲を広げて良いものは積極的に採用しているみたいです♪
例えば、Eric Johnson Stratocaster RW Lucerne Aqua Firemist。こちらは鮮やかなアクアファイヤーミストという必殺技みたいな名前のカラー名です。
このギターの何が良いかって、他と大きく違うのはネックです。ギブソン系ギターにはよくありますが、ネックにバインディングが入っています。ストラトでは正直殆どお目にかかることができないテイストになっていてとても目を惹きます。
2. ピックアップ:FENDER ( フェンダー ) / Eric Johnson Signature Stratocaster Pickups
次に、エリックのシグネチャーピックアップをご紹介していきます♪
シグネチャーモデルのギターが複数あるという数少ないスタープレイヤーのエリックですが、こちらもかなり拘って作られています。
大体ストラトキャスターのピックアップだとビンテージ気質で枯れた音のものが5.5k〜6.0kでそれ以上は少しホット目で出力が高めです。
その点、エリックのピックアップは見事にビンテージとホットの良い所取りがされています。
■ピックアップ出力
フロント:5.8-6k
ミドル:6.3-6.5k
リア:6.7-6.9k
リアピックアップで弾く場合、エリック・ジョンソンは通常マーシャル + シグネチャーファズフェイスで運用されていますよね。
リアとは思えない程の甘さを生み出すトーンの一つの鍵となるのがこちらのピックアップなのかも?と思っています。
また、フロントとミドルピックアップがアルニコ3なのに対して、リアのみアルニコ5というのも興味深いです。
3. エフェクター:ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / Deluxe Memory Man -Analog Delay/Chorus/Vibrato-
エリック自身は、こちらのモデルではなくもう一つ前の更にデカいMemory Manを使っていますね。
エレハモの特徴であるエグミのある音色を作ることができます。 また、エリックのギターソロの際に使っているような美しい残響音を作ることも出来るとても対応範囲の広い逸品じゃないでしょうか。
注意点としては、24vセンタープラスのアダプターが必要な所です。
アダプターを差すことができるパワーサプライと併用するとライブやスタジオでのオペレーションがかなり楽になります。
4. 弦:GHS ( ジーエイチエス ) / R+EJL NICKEL ROCKERS - Custom Light
ここからは、比較的価格が手頃なところで攻めていきたいと思います。
エリック本人曰く「このセットは特別に組み合わされたもので、弦のテンションとサウンドのバランスが最高」みたいです♪
それではゲージを詳しくみていきましょう。
■ゲージ
6弦:050
5弦:038
4弦:026
3弦:018
2弦:013
1弦:010
通常の010弦の場合、6弦って大体042や046が多いと思います。
その点、かなりこちらの弦は低音弦が太くなっています。
Nickel Rockersは同郷のレジェンド、スティービーレイヴォーンが使っていることでも知られていますよね。 ニッケルの比率が100%というのが一番の特徴だと思います。
実際に何回か自分のギターに張ったことがあるんですが、ニッケル独特の手触りがありました! やはりSRVやエリック・ジョンソン御用達ということもありストラトにバチバチに合うギター弦です☆
5. ピック:JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / 47PEJ3N
それでは最後のご紹介です。
エリック・ジョンソンのピッキングに憧れてJazz IIIを買ったことがある人は、僕だけじゃないはずです。
ジャズタイプのピックは数多とありますが、機材に偏執的なエリック・ジョンソンの拘りが詰まっています。
少し厚めの1.38mmとなっていて、47PEJ3Nを順アングルで弾くことでエリック十八番の超高速5連譜エコノミーが....
もしかしたら弾けるかもしれません。
ということで、今回はエリック・ジョンソンの機材セレクションをご紹介させていただきました♪
偉大なプレイヤーから学ぶべきことは沢山ありますが、一流の方の機材からも真似るべきプレイスタイルや演奏方法を分析することができます。
手近なところで弦やピックから真似してみるのは大いにアリだと思います♪
それではまた。
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