こんにちは!“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します!いつもご覧くださりありがとうございます。
今日はタイトルの通り、「速いカッティング・ストロークを無理なく弾く方法」について僕が大切だと思う気をつけたいポイントについてまとめていきたいと思います。ただのチェックポイントではなく、姿勢やカラダの構造に焦点を当ててまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
早速ですが、注意したいポイントを挙げていきます。
- 猫背になっている
- 腕の振りが大ぶりになっている
- 最初から原曲のBPMで練習をしている
では1つずつ見ていきましょう!
■ 猫背になっている

いきなり姿勢のことなので「???」とピンとこない方もおられるかもしれません。しかし大切なポイントですので、今一度ご自身の姿勢をチェックしてみてください。
ギターを演奏する際、無意識に猫背になってしまいがちだと思います。これは指板や手元を覗くように見てしまったり、だんだん重心が後方に行くことで骨盤が後傾してしまい、姿勢が崩れていくため猫背となってしまうのです。
猫背になると「腹横筋」という手や足を安定して動かすために働く筋肉が働きにくくなります。リラックスしたいときに猫背になるのはいいとして、ギターを練習する、特に早くストロークしたいときに猫背になっていると、姿勢が演奏の邪魔をすることになってしまいます。
また猫背の姿勢だと肩甲骨の位置が本来あるべき位置からずれてしまい、結果的に腕を早く動かしにくい姿勢になってしまいます。
猫背になってしまったら上手く弾けません!というわけではありませんが、とても大切なポイントの一つです。
■ 腕の振りが大ぶりになっている
このポイントに関してはイメージがしやすいかもしれません。早くストローク・カッティングを行う場合、「肩・肘・前腕・手首」をバランスよく使う必要があります。ストロークが大ぶりになってしまう場合、前述したところの「肘」の動きがメインになってしまっていることが考えられます。

もしお手本となる演奏が動画や実際で見られるのなら、どれくらいの腕の振りでストロークしているのかをチェックしてみましょう。そして自分の弾き方と比べ、ストロークの幅や腕全体の使い方を分析してみると違いが見えてくると思います。最初は難しく考えず、弾き方を真似するくらいのイメージでやってみてください。形から入ることでリズムの「ノリ」の部分であったり、カラダの使い方というか、そのアーティストが持つ特徴みたいなものを学べるのでおすすめです。
■ 最初から原曲のBPMで練習をしている
間違えない速度までBPMを下げて練習する。これは散々言われてきている練習方のひとつですね。カラダの使い方とは関係ないのでは…と思われるかもしれません。が、そんなこともないのです。
練習とは「正しく出来ている状態を脳ミソに叩き込む」一連の過程のことを言います。
またこの一連の過程のことを「運動学習」といったりします。間違っていることを何度も繰り返していると、脳と体が間違った動きをそのまま覚えてしまいます。「何度練習しても弾けるようにならない…」というのはこれが原因だったりします。
このテンポなら絶対にできる!というテンポまで落として練習すると、演奏にどんな動きを行うのかを脳と体が理解しようとします。そしてどうやって弾くのが一番いいのか試行錯誤され、その結果無意識にでも弾けるようになるのです。これが人間の学習方法なのです。
人間である以上、理にかなった練習法をコツコツやるしかないのです…。
さて、いかがでしたでしょうか。
カッティングは好きだけど苦手意識がある方は結構いらっしゃるようなので、参考になれば幸いでございます。
もし、「こんなことで悩んでいます!」というギターの弾き方やカラダのことでの疑問などがございましたら、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡頂ければ可能な範囲でお答えいたします。ぜひお気軽にご連絡ください( ^ω^ )
それではまたー!
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