こんにちは!お疲れ様です、“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。いつもご覧いただきましてありがとうございます。
今日はギタリストに起こりやすい腰痛について考えていこうと思います。
実際にギタリストの方で腰痛持ちの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
みなさん黙っているだけで、意外と多くの方が腰痛で悩まれているということが多いように感じます。
そして意外と腰痛って腰そのものが原因ではないことが多いのです。全員が全員、当てはまるというわけではないですが、腰痛の意外な原因について知ることであなたの腰痛の正体が見えてきます…!
それではいきましょう!
ギタリストに起こりやすい腰痛の原因となる筋肉、1つ目は腸腰筋です。

この筋肉は主に股関節を曲げるのと骨盤を前傾させる(前に起こす)役割がある筋肉です。一見、関係のなさそうに見える筋肉ですが、腰部に直接くっついているため、腸腰筋がなんらかの原因で硬くなると腰椎(腰の骨)の動きも硬くなります。
ではなぜ腸腰筋がギタリストに起こりやすい腰痛の原因になりうるか、を考えていきます。先ほど、なんらかの原因で硬くなると、と書きましたがそれは現代ギタリストは座って演奏(練習)する機会が多いことが挙げられます。
座っている姿勢は常に股関節が曲がった状態の姿勢です。股関節が曲がった状態が長時間続くと徐々に腸腰筋に負担がかかってきます。またギタリストは座っている状態でも足でリズムを取ったり足元でエフェクターを操作したり股関節の細かい動きを行うことってありますよね?そういった動きが重なっていくと腸腰筋に負荷がかかって疲労が蓄積されてきます。
腸腰筋は股関節〜お腹にかけての奥の方にある筋肉で、この筋肉が凝っていてもなかなか自分では気が付きにくいところではあります。予防的な意味でも股関節をよく動かしてストレッチすることをオススメします。特に股関節を伸ばすストレッチが効果的です。
普段股関節を曲げることは多々あれど、後ろに伸ばしたりすることってほとんどないと思います。もし腰や足回りに疲労感がある人は、まず一日一回はしっかり股関節を伸ばしてみてください。
2つ目は広背筋です。

この筋肉は腕や肩甲骨を動かしたり、背骨を横へ曲げる際に働く筋肉です。主に腕を動かす筋肉ですが、この筋肉も実は腰部にくっついている筋肉なのです。なので先ほどの腸腰筋の話と同じで、広背筋が硬くなると腰の骨も動きが悪くなってしまいます。
広背筋も普段あまり意識しない筋肉だと思いますが、肩甲骨を動かす頻度が減ってくると硬くなってしまいます。これもやはり座って演奏や作業をする機会が多い方は腰痛の原因になりやすいです。またギターを弾くときに、「無意識に肩が上がってしまう・力が入ってしまう」ということにも注意したいところです。肩が上がってしまうという状態は肩甲骨周囲の筋肉が力んだ状態=こわばった状態になっているということです。普段意識しずらい肩周りの筋肉は力が強いので疲労にも気が付きにくいです。知らず知らずのうちに疲労が蓄積されて、気がつけば慢性的な腰痛の原因になっている…なんてこともあります。
なるべく同じ姿勢を取らないことが根本的な原因の改善につながります。が、習慣を変えることはなかなか難しく一筋縄ではいきませんよね。ですのでなるべく肩周りは意識してよく動かすようにしてあげましょう。
いかがでしたでしょうか。
演奏を続けていくには、同時にカラダのメンテナンスも重要かと思います。どういったところに疲れが出やすいか、知っておくことで不調は予防していくことができます。
もし腰痛や演奏時の痛み等でお悩みの方は、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡頂ければ、可能な範囲でお答えしますのでお気軽にお問い合わせください(^O^)
それではまたー!
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