

さて。楽器も手に入れたということで、次は練習…と思いきや、いきなりバンドを組んでみましょうか。なんせ「バンドを組む」というネタですし。
よーし、バンドやろうぜ!
どこかで聞いたフレーズ(笑)自分は、ある意味バンドを組むと楽器購入はセットでしたけど…傷彦さんはどうでした?誘われたんでしたっけ?
うん、高校の時、同級生に誘われて。ピンボーカルとしてだったので、楽器購入には結び付かなかったな。
我々は、最初は誘ってもらって組んだので苦労はしませんでしたけど…いざ組むとなったら、どうしたらいいか?ですよね。
そうだよね、だいたい「バンドやろう」なんて人種はいわゆる「陰キャ」ですからね。
周りに同じ様にバンドに興味持ってる人がいれば巻き込むのもいいですよね。
うんうん、マニアックな趣味じゃなければね…。
経験者がいるとなお良し、ですよね。
たしかに。
大体周りに経験者の一人くらいいるでしょうし…って、これは偏見ですかね?我々が特殊すぎるとか?
どうだろう?それなりに周りに経験者や楽器所持者はいたよね?でも、今ドキのコならターンテーブル経験者の方が多かったりして…?
そうかぁ。そういうパターンはありそうですね。時代はうつり変わりますからね…
そうだYO!
こら!
怒っちゃヤダYO!
こらこら(笑)
…ゴメンナサイ。
分かればヨシ(笑)ただ、周りを誘って組む場合、どんな曲をコピーするか?が大事になってくるかもしれませんね。同じ様な趣味であればいいんですけど。
なかなかピッタリ同じ、って訳にもいかないよね。
もういっそ周りを洗脳してバンドを組む様に仕込むという手も…傷彦さんがキャプテンズ結成の際に使った手口の様に(笑)
手口!人聞きの悪い!(笑)啓発だYO!
いい加減にしなさい(笑)では、周りに誰も見つからない場合はどうするか…
どうする?ソロデビュー?
なんでやねん。自分は、大学生の時に雑誌のメン募に応募したりしましたけど。今でも楽器屋に貼ってあるメン募はありますよね。以前ほどではないですけど。
うんうん。
今だと、アプリとかありますよね。ああいうの使ったこと無いですけど…あれも一つの手でしょうね。
そうだろうね。ちょっとシミュレーションしてみようよ。
はい?
よし、アプリダウンロード完了!ホーリーもダウンロードして!
は、はあ。
さあ入力するよ。好きな音楽…群馬県産ビートロック。
仕方ないなあ…はい、入力しましたよ。
次は…当方ボーカル。
当方ベース。
ギターも少々。
フレットレスも少々。
コピーしたことのある曲…クラウディハート、と。
…と。
趣味は楽器屋巡り。年齢と住所はヒミツ、と。
…と。
さあ、入力完了!マッチングボタンを押すよ!スイッチオーン! (ピコーン!)
自分のスマホが鳴りましたよ…ひょっとして…
ひょっとして?
やっぱり!あなたにベストマッチのメンバーは「傷彦」さんです!
奇遇だね!僕のスマホ画面にもほら!あなたにベストマッチのメンバーは「ホーリー」さんです!まずは一緒にクラウディハートを演奏してみては?だって!よーし、まずは楽器屋行こう!
なんでやねん。前回行ったやろ。はい、脱線はそこまで!そもそも、アプリってこんな感じなんですか?(笑)
あくまで個人のイメージです(笑)
では話を戻しましょう。自分は、ライブハウスに紹介してもらったこともありますけど、誰かに紹介してもらうのもアリですよね。
でも…陰キャだから…。
例えば、普段から「バンドやりたいなぁ」と言ってれば、どこかメンバー探してるバンドを紹介してもらえたり…
あるかも。
あ。既にあるバンドに入るという手もあるか。
だね。
そういう短い相槌だと脱線しなくて助かるなぁ(笑)
んで何だっけ?すでにあるバンドを乗っ取り?
違います(笑)手口よりヒドイ。初心者が、既にあるバンドに入るのは勇気いるかもしれないけど、努力次第では全然アリですよね。相手方もメンバーいなくて困ってる訳だし。
うん。ウィンウィンだ!
他に、どんなパターンがありますかね?サークル的な?
アリだけど、学生なら一年生から加入してないとねー。
バンドを組む際に気を付けたいことってあります?
そもそもそれぞれのパートの楽器持ってるかどうか?
たしかに。最近はスタジオでレンタルも出来ますけど、自宅で個人練出来るのは大きいですよね。
うむ。あとは持ってる楽器の種類で音楽ジャンルもある程度決まってくるからね。
ん?どういうことですか?
ポールギルバートモデル持ってるコにミッシェル・ガン・エレファントやろうぜ!って言うのは酷でしょう。
なるほど…でも新しいミクスチャーが生まれる可能性も?
あるかなあ?…逆も酷だよね。ミッシェルやりたいギタリストがMR.BIG弾かされる(笑)
どうだろ?(笑)ジャンルの話が出たついでに言うと、まずコピーをするならどんな曲をやるのがいいですかね?
僕はTHE WHOがいい!
誰も傷彦さんの希望は聞いてません(笑)あまり興味ないジャンルや曲だとコピーする気にもならない可能性もありますしね。難易度等も考えると、出来るだけ同じ様な技術の人と組むほうがいいかも。でも、ちょっと巧い人が一人でもいると色々と教えてもらえるという利点はあるけど。
あー、僕はそういうバンドを組んできたのかも。高校の時はYくんがズバ抜けて上手いギタリストで、ザ・キャプテンズではテッドが巧いし知識も豊富だね。
更に進んで、オリジナル曲をやる場合は、どんな音楽性をやるか?とかかな。どんなタイプのバンドを目指すかとか、バンドのコンセプトをどうするか。
あー、僕は完全に「先にコンセプトを決める」タイプだなー。
でしょうね。そして活動ペースはどうか?完全プロ志向?趣味指向?コピーだろうがオリジナルだろうが、同じことだと思いますけど、住んでる場所やスタジオに入るペースも、意外と大事ですよね。
大事。
スタジオが遠かったり、活動ペースが自分の希望とかけ離れてるとストレスになっちゃいますからね。そして、それよりなにより、人となりも大事。
じゃあ、僕は?
せっかくバンドを組むなら長く続けて欲しいですしね。
スルーした?
いえ、そういう訳では…後は何かありますかね?
リーダー決め!というか担当決め?
そうですね。スタジオ予約担当、とかお金の管理係とか、運転を主に請け負う人とか、社交的で飲み担当、なんてのもアリですよね。バンドによっては打ち上げ担当のメンバーとかいるし。
うん、特にプロ志向のバンドだったら大事だね。下手したら曲作りと同じくらい社交性が大事だったりするよね。
あと最近はWEBというかSNS担当も大事ですね!でも、こういう担当はバンド活動を続けていく上で自然と決まってくることも多いですね。
適材適所を間違えると炎上したりするんだろうなあ…怖い、現代社会…。まとめると!色気の無い言い方をすれば、バンドはある意味、ひとつの会社であり、学級であり、極端に言えばひとつの生命体!
生命体!まぁ、極論そうですよね。
なんだかんだ言ったけど、バンドは最高さ!そう、すべては?
愛ゆえに!
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