こんにちは!
“姿勢がみれるギタリスト”ことフジオカタクトと申します!
今日もやっていきますギターヒーロー姿勢分析。 今回は大人気ギタリスト、John Mayerの姿勢について分析していきたいと思います。
(この記事を読む前に一度YouTubeなどでジョンメイヤーのライブ動画を見てもらえるとよりわかりやすいと思います。)
ライブ映像を見て思ったのですが、ジョンメイヤーってめちゃめちゃ身長高くないですか?笑
調べてみたらなんと190cmもあるんですって!ちなみにアントニオ猪木も身長190cmらしいですよ。
さて、そんなジョンメイヤーの姿勢を一言でいうと「どっしり安定したバランスの良い姿勢」です。
バックで演奏しているギタリストと見比べても、綺麗な姿勢で動きもとても安定している印象を受けます。それにはいろんな要素があるかと思うのですが、今回は一番特徴的だと思った「首」に焦点をおいてみていきたいと思います!
まず頭について、一般的に頭の重さは4〜5kgあると言われていて、ギターでいうとレスポールくらいの重さがあるのです!手で持つととっても重く感じますが、それくらいの重みが首にかかっているのです。
例えば、重たいレスポールを立てた状態で手で持ってみた姿を想像してください。もし垂直にギターを立てて持つことができたなら、重みは真下にかかりますよね。
しかし、そのレスポールがバランスを崩して少しでも傾いたとしたら、倒れないように一生懸命手で支えて固定したり、元の安定した位置に戻す必要があります。
頭と首の関係も同じで、頭の位置が前にいき、バランスが崩れると、ギターを一生懸命支えた時と同じだけの努力を首がやらないといけなくなるのです。 首にはとてもたくさんの筋肉がついていて、力も強いですし慣れてしまうと力が入っていることすら感じにくくなってしまいます。しかし実際には首の筋肉にはずーっと負担がかかっている(固定している)状態にあるということを知っておいてください。

それではジョンメイヤーのような安定した姿勢を得るためにはどのように首を使えば良いか考えていきましょう。
1つ目は無駄な力を抜くことです。
つまりは脱力です。
先ほども言いましたが、首にはとても力強い筋肉がついていてバランスを取るために自然と力が入ります。
まずは自分の首を触りながらどこにどんな筋肉がついているのかを確かめてみてください。
そうしたら次はどの方向に動かせば首の力が入るのか・抜けるかを触りながら探ってみてください。
わかりにくい場合は寝転んで首のマッサージを自分でしてみてください。筋肉が張っていたり、凝っているような感じがするところは、普段から姿勢の影響を受けて必要以上に力が入ってしまっている筋肉の可能性があります。その筋肉の位置を覚えておいて、座った時や立った時、ギターを弾く時にどのようになっているかを確認してみてください。そういった気づきを自分の中で積み重ねていくと脱力の感覚が掴めてくるかと思います。
2つ目は首の正しい使い方を知ることです!
首の関節については【バランス編】ギタリストは知っておきたいカラダのことで説明していますので、そちらを参考にしてください。
首を動かす際、ここで説明しているAO関節(頭と背骨の境目の関節)の動きが意識的にかつ自然に行えるかが大切なポイントになります。
大抵の人は首を動かす時、肩〜胸にかけての首より下の背骨から首を動かしています。この場合、AO関節を主軸に動かした場合と比べて、頭の位置が大きく前方に動いてしまうため、 ただ「首を動かしてリズムをとる」「首を動かして手元や足元をみる」といった動作ひとつひとつに本来不必要な筋肉の働きが生じてしまいます。

しかしジョンメイヤーはこのAO関節の動きを正確に行えており、頭のバランスが崩れない範囲でしっかり首を動かすことができています。その結果、首に無駄な筋肉の収縮が一切ないのでリラックスした状態で演奏ができる、というわけです。

いかがでしたでしょうか!
ぜひ、ライブ映像を見るときはそのギタリストの弾き方や姿勢にも目を向けてみてください。音を聞くだけでは得られないたくさんの情報が詰まっていて新しい発見があるかもしれませんよ( ^ω^ )
それではまた〜!