こんにちは!
“姿勢がみれるギタリスト”ことフジオカタクトと申します!
暑い日が続いて心身ともに参ってしまいそうですね…。現在室温33.6度の自室で作業中です。先日のサーキュレーターに続き、またまたMNG(My New Gear)してしまいました。それがこちら。
照明とファンが一体化している、いわゆるシーリングファンと言われるものです。

エアコンつけたりして少しでも快適に過ごして、皆さんも熱中症には十分注意してくださいね。
さて今日のお話はギターケースの背負い方についてです。
僕が音楽活動をしていて一番苦痛だったのが機材の運搬です。車がある時はいいとして、電車や徒歩で移動する必要がある場合、とっても疲れますよね。
なんとか会場についても、リハやらセッティングやらバタバタしますし、移動の疲れが取れないまま練習やライブ本番に望まないといけないことも多いと思います。
そんな日々が続くと疲労が積み重なり、肩凝りや腰痛を引き起こす原因になってしまうかもしれません。
若くてエネルギーのある方には関係のない話かもしれませんが、年々疲労を感じやすくなっている方には無視できない問題ですよね…。
ここでひとつ、体に負担の少ないケースの背負い方、カラダの使い方を知ることで予防的に自分の体を疲労や痛みから守っていこうじゃありませんか!(゚∀゚)
それではいきましょう!
まずギターケースを持つところからいってみましょうか。 いつも通りケースに手を伸ばして背負ってみてください。

この時点で必要以上に体に力が入っていることに気がついて欲しいです!
この姿勢の問題点は、①持つ前から腕と首に力が入っている、②屈まずに腰だけを曲げている、この2つです。
確かにギターは重たいですが、腕の力で引っ張り上げようと動作を行うことで首や肩の筋肉が必要以上に力んでしまいます。また腰だけを曲げて足の動きを使わないことで必要以上に腰部に負担がかかってしまいます。
ですので、まずはケースを持ち上げる前には「首や肩に力を入れすぎない」「腰だけ曲げないように足も曲げよう」と意識してみてください。

これだけでギターを背負う前から体のコンディションが違うはずです。
では実際にギターケースを背負ってみましょう。
先にポイントをお伝えしますね。 ギターの重さに抵抗するように力を入れないでください。 反発する力が生じることで体全体が緊張した状態になってしまいます。
そのためにショルダーベルトの長さはなるべく短くして、ケースが体にしっかり密着するようにしてみてください。
またギターを背負っていない時の楽な姿勢をイメージすると良いと思います。

ショルダーベルトを長くして、ダラーんとした重力に身をまかせきったような姿勢をとっていると、知らない間に肩や腰、足など体全体に負担がかかってしまいます。ダラーんとした姿勢というのは姿勢を保つための筋肉に力が入っていない状態のことを言います。その代わりに姿勢を保つ以外の役割の筋肉に負担がかかってしまうのです。 これは決して体にとって楽な姿勢ではないことを覚えておいてください。

人間の構造的にバランスが安定していて楽な姿勢を取ることができれば、最小限の負担で済むようにできています。
なるべく体にストレスをためないように、普段からの体の使い方を意識してもらえると精神的にも楽かなと思います。また今回の話はギターケースだけでなく、日常生活の様々な動作に応用できる話だと思うのでぜひご自分の生活に活かしてみてください!
それではまたー!