このご時世にこのような話を記事にするのはいかがなものか、と思い1年ほど寝かせていましたが、暗いことばかり言っていても仕方ないなということで。
いつもどおり先に概要を、あとから詳細を書いていきたいと思います。
■ 式場タイプ
専門式場(貸切)、最大収容人数120人
■ バンド編成
ギターボーカル1、ギター1、ベース1、ドラム1、キーボード1、コーラス1
ダンス隊
バンドメンバー紹介動画作成担当
■ 演奏曲
- ray feat.HATSUNE MIKU / BUMP OF CHICKEN
- 恋 / 星野源
■ 準備期間
約5か月
■ 費用
約14万円(楽器以外すべてレンタル、設置撤去PA込み、リハ本番2日分)
■ 感想
- 挙式、披露宴通して自他ともに最も記憶に残るシーンとなった。
- 主に新郎側=バンド、新婦側=ダンスを担当したため、みんなが楽しめる余興となった。
- 練習を通じて互いの友人同士が交流する機会ができた(新たなカップルが…)
- ただし、金銭的負担が大きく準備に時間と労力を要した。
- 結論としては、やってよかった。(ぜひ他人の結婚式でもやりたい。誰か早くやれ。)

とまあざっとこんな感じでした。
ちなみに当時の私のベース歴は約2年でした。今振り返ると「音作りもっと原曲に寄せられたな」、「コーラスも頑張ればできたな」などなど思うところがありますが。そしてこれが私が初めて人前で演奏した、初めて記念日でもあります。しかしながら、この日以来人前で演奏なんて一切していないのが悲しいところです。
さらに言うと、画像のアトリエはもう手元にありません。バカなので。過去記事読んでください。
さて、では順番に詳細を掘り下げていこうと思います。
■ 式場タイプ
バンド演奏をするならこれは絶対に貸切の式場がいいと思います。
機材でかなりスペースを取るので配置を考える必要がありますし、リハーサルや当日の機材搬入などその他もろもろ何かと融通がききます。どれだけうるさくしても大丈夫ですし。貸切で自由度が高いのは、思い描いた形で演奏をするのには大きなメリットですね。

■ バンド編成・演奏曲
元よりユニゾンのコピバン(になり切れない何か)をやっていたため、披露宴で演奏できたらいいなと思ったのがきっかけです。この時点でギタボ、ドラム、ベースは確保。
そしてまずは何を演奏しようか、となります。細かいところは忘れましたが、このタイミングで新郎側=バンド、新婦側=ダンスでやったらいいんじゃね?となり、お互いそれなりに興味のあるアーティストの曲からこの2曲が選出、だったと思います。
曲を選出した時点で足りない枠はギターとキーボード。都合の良いことに、私の職場の同期にギタリストがおり参戦決定。あとはキーボードですが、新婦の古い友人にめちゃくちゃ弾けるやつがいる、となり半ば無理やり参戦(こいつが一番ガチだった)。これで一応体制は整いました。新婦友人の選ばれし精鋭たちにもダンスとコーラスの練習をお願いしてとりあえず始動。
■ 費用
曲とメンバーが決定し、各々練習に励んでいただく中で次は音響機材などの準備。
それぞれアンプやミキサーはそれなりのものを所有しているので、それらを持ち込んで必要なスピーカーやマイクのみレンタル…ということもできましたが、式場まで持ってくる手間や準備のことを考え、設置撤去含めすべてレンタルすることとしました。慣れないことをしてトラブルが発生しても困りますし、当日みんなスーツだし、時間もないし、ということで。
ベースはそれなりに出力のあるアンプだったと思いますが、式場なのでめちゃくちゃ低音が回ってしまってかなりローを絞って演奏しました。今思うと家にあった50Wのコンボアンプで十分だったかもしれません。オールレンタルじゃなく、自前のものがある場合は持ち込むことでもう少し費用を抑えられるかもしれませんね。持ち込み手間やその後の保管に困らないのであれば、例えばCLASSIC PROでPAセットを購入して自分でセッティングするとさらに安くできるとは思います。なかなか大変なのでおすすめしませんが。笑
ドラムはリハーサルでは生ドラムでしたが、うるさすぎたので当日は電子ドラムでの演奏となりました。
レンタル会社を選ぶのに、会場規模を知らせて3社から見積もりを取ったのですが、
A社:20万円
B社:14万円
C社:6万円
という結果でした。明らかに1社おかしいのでいろいろ検索してみたのですが、会社の実態がまったくもって不明でしたので除外、詳細を知らせるには会場立会する必要があり面倒だったので今回はB社にお願いしました。C社にお願いしていたらどうなっていたんでしょうかね。アンプとかが急に発火しそうですね。冗談はさておき、同じ見積内容でもこれだけ差があるので、何社か相見積もりを取ることをおすすめします。
あとは余興前のムービー制作を大学時代の友人に頼みました。ボーカルの彼が普段活動しているバンドのMVを作ったりと、プロ級の腕を持っている(今はそういう仕事をしているのか?)人物なのでふざけながらもクオリティの高いムービーを仕上げてくれました。ここで音楽使用料?かなんかで2万円。
■ その他
記憶が定かではありませんが、バンド組とダンス組が初めて一緒に練習したのはかなり直前だったと思います。そしてこの時の練習は「遠方組(新婦側)とバンドメンバー(主に新郎側、地元組)の顔合わせ」がメインで、全員が揃っていたわけではありませんでした。さらに、式場での前日リハーサルも金曜日だったため、一部メンバーのみ。つまりは、全員揃ったのは「本番」のみ、ぶっつけでした。そう考えるとなかなか高難度な試みだったんだなと思いますが、みんな時間のない中しっかり練習してきてくれたおかげで成功を収めることができました。ありがたい話ですね。
演奏はというと、恋のラスサビの入りでがっつりミスりました。それっぽい音を適当にリズムに合わせて鳴らして何とか復帰しましたが…。やってしまった、、、となっていましたが、バンドメンバー以外には案外気づかれていませんでした。みんなもっとベース聴け!!! あとなんか似たようなところでドラムもミスっていました。 ちなみにドラムの彼は大学時代の友人ですが、この余興での出会いを機に幸せそうに過ごしておられますね。演奏依頼お待ちしています。
とまあこんな感じです。本番はもちろん練習期間も非常に楽しかったです。本番を目標に課題曲をみんなで練習し、スタジオで合わせて…ということがあまりないので、毎日楽しく練習できました。趣味でバンドをやっている人たちは日々こんな感じなのかな…と思うと羨ましいですね。実際はいろいろ大変なこともあるんでしょうけど。今回は式当日までの期間限定バンドだったからよかったのかもしれません。
今回の記事は以上とします。盛大なパーティーを、とはなかなか言いづらいこのご時世ですが、何かの参考になれば幸いです。
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