
「初心者はプラリード(樹脂製リード)に逃げちゃだめだ!」
そんな意見をよく耳にしますが…
「え…ってことはすごく鳴らしやすいってことですよね?」
そんなわけで早速樹脂製リードを購入してためしてみました。初心者でもアルトサックスが吹きやすくなるのか検証してみます。
(趣味でサックスをやっているだけなので、最初から鳴らしやすいに越したことはありません)
目次
〇 買ったもの
〇 比較したもの
〇 初心者でもわかった良さ
〇 初心者でも感じた悪いところ
〇 ネットで見かけた他の意見
〇 まとめ
〇 買ったもの
Legereアメリカンカット2.25
樹脂製リードの中でとても定評のあるLegere(レジェール)の「アメリカンカット」です。他のモデルの販売から6年にも渡る研究を行い完成させた最新モデルだそうです。
(しかも昔と比べてプラリードはかなり長持ちするようになったそうな。金欠の私にはうれしいです)

(リード中央に山があるのが特徴)
普通「アメリカンカット」というとアンファイルドカットのことですが、レジェールの場合はこの独特なカットの事を言うようです。何年もかけた研究の末、奏者の息へのとても素直な反応を得ることが可能になったそうです。
〇 比較したもの
比較に使用した葦(ケーン)のリードはVandorenの青箱2 1/2です。ザ・定番です。
( Vandoren サックス リード 一覧 )
きちんと選定してから一番いい物を使います。

(選定風景。お菓子開けてるみたい)
〇 初心者でもわかった良さ
① すぐ鳴る
レジェールアメリカンカットは、湿らせる必要がないのですぐ吹けます。パッと持ってサッと吹ける!という感じです。選定も要りません。すごく楽。
また普通リードの硬さは1/2刻みですが、レジェールは1/4刻みで売っています。
なので「3を買ってから少々削って2半と3の間っぽい感じにする」のような作業がいらなくなるとのこと。
道具の仕込みにかかる時間が減るほど練習に使える時間が増えますので、とても良いことだと思います。
いつでもすぐ練習に入れるのはとてもいいですね。
② よく鳴る
高音・低音共に明らかに鳴らしやすいです。初心者でも確かに違いがわかります(買ってよかった)。
確かにVandorenはまだ開けたてでしたので後から良くなって来るのでしょうが、箱を開けていきなりよく鳴るというのはやはり革命的です。
この時点では、選定した中で一番良いVandorenよりもよく鳴っていました。
ネット上では様々な専門家がレジェール「シグネチャー」モデルと葦のリードとの比較をした意見を述べておられます。
ほとんどの場合「育て切って最高に状態の良くなった葦のリードには一歩及ばないが、最初からそれの80~90%近いクオリティで鳴ってくれるのはすごい」と言っておられます。
そこから6年かけて改良されたこの「アメリカンカット」は、さらに高い水準になっているはずです。
③ ケアが楽。コスパがいい
レジェールはちょっとの事では欠けたり折れたりしないようです。専用リードケースも付いてきますので便利です。
乾燥や湿度を気にする必要もありません。
一応寿命はあるようなのですが、隙間にたまった細かな汚れを掃除すればまた復活するという人もいます(これは要検証)。
葦のリード1箱分くらいの値段はしますが、いずれにせよトータルでの寿命は圧倒的に長いようです。
(葦のリードも、リードカッターで先端を切ったり、リードギークで削ったりすることによって復活しますが、かかる時間や道具代も考えると、やはり樹脂製リードの方がお財布にやさしいようです)
これ一本で結局どのくらいもつのか、楽しみです。
※もちろん樹脂製リードが葦のリードに取って変わられるような時代が来るとは思えませんが、すぐ鳴る、最高のリードの90%くらいは鳴る、保守保全が楽、お財布にやさしい、ということで、初心者にはいいことづくめのような気がします。
〇 初心者でも感じた悪いところ
① 水を吸わない
ケーンのリードと違って水分を吸ってくれません。水分が全て管の中へ流れていく感じです。

(水を吸わないのですぐ結露するレジェール)
始めの頃、演奏時に「ブチブチ…」という水が絡んだような音になることがよくあったのですが、これは技量の問題だったのかと思います。今はほとんどなりません。
この水分の問題のため、葦のリードより少々頻繁にスワブを通してあげる必要があるかと思います。
② 楽すぎて葦のリードの知識が増えない(これは別に悪くない)
サックス奏者として活躍するつもりなら「リードの育て方」「リードの選び方」「リードの修繕の仕方」などは知っておくべきなのだと思いますが、樹脂製リードの場合そういう知識が必要なくなります。
楽なのはいい事なのですが、葦のリードのことを勉強する気がなくなる人もいるかもしれません。
私も一応葦のリードも手に入れて勉強しています。
両方使えるようになっておきたいな…と思います。
〇 ネットで見かけた他の意見
発声が楽(というか違う種類)なので、葦のリードに戻りたい時にとても時間がかかる
樹脂製とはいえ実は個体差もある
〇 まとめ
樹脂製リードの楽さ、コスパの良さは本当に初心者にうれしいものです。ただ「まずは葦のリードの使い方を勉強してね」という先生たちの気持ちもわかります。
でも別に樹脂製リードでも全然仕事できるし、むしろこっちの方が楽でいいというプロの方の意見もお見掛けします。
お金があれば両方買って使ってみるのが良いと思います。
純粋な趣味でサックスを吹くだけの人や、時たま押し入れから出してきて吹くだけの人にとっては、コスパがいい樹脂製リードは一番良い道かもしれません。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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