エリック・クラプトンの来日公演を機材ヲタクの角度から眺めてみた

2019-04-16

テーマ：イベント・ライブ情報, ギター, ドラム・パーカッション, キーボード, アーティスト＆楽曲

音響機材と楽器が大好きなMr.Iです。
4月13日（土）日本武道館で行われたエリック・クラプトンの来日公演に行ってきました。
今回も、豪華メンバー（下記参照）を従え来日したエリック。ツアーメンバーであるギタリストのドイル・ブラムホール2世に加え、アンコールには時を同じくして武道館2Days公演を終えたばかりのジョン・メイヤーもステージに登場し、「三大ギタリスト夢の競演」となりました。
ライブの様子は他のブログでも多数アップされているため、私は「機材」と「楽器」にフォーカスしたレポートをお届けしようと思います。

会場に着くと来日公演の記念グッズを求める人で長い列が出来ていました。Tシャツやキャップ、バックなどの定番グッズに交り、10万超えのアコースティックギターLITTLE MARTIN LX1 Special-EC2019まで売られていたのには驚きです。

“Pretending”で始まった日本武道館公演。クラプトンのギターは、メイプル指板のフェンダーストラトキャスターと、マーチンの000-28EC。アンプはフェンダーバンドマスター、足元にはダンロップのクライベイビーワウ、レズリースピーカーのフットスイッチと定番のセット。K&Mのマイクスタンド21020Bには、これまたいつものマイクオーディオテクニカAT4054（販売完了モデル）がセットされていました。

MARTIN (マーチン) / 000-28EC

JIM DUNLOP (ジムダンロップ) / GCB-95 CRYBABY WAH WAH

K&M (ケーアンドエム) / 21020B(ST210/2B) ブームマイクスタンド

メインコンソールはDiGiCoのSD7。残念ながら、私の席からはメインスピーカーのブランドまでは確認できませんでした。しかし、流麗にセットアップされたラインアレーのスピーカーからは、武道館公演とは思えないクリアでバランスの良いサウンドが奏でられていました。

ピアノのクリス・ステイントンは、ヤマハのCP1。オルガンのポール・キャラックは、ハモンドB3にレスリー2基。ドラムのソニー・エモリーは、ヤマハのセット（BD 22” TT10, 12,FT16,18）にKジルジャンのセット。メインスネアはオークシェルの5インチ、サブスネアはブラスシェルの5インチ（ヤマハ製）。

ベースのネイザン・イーストは、ヤマハのBB-NEIIと、ヤマハの5弦アコベースとそれぞれ定番の機材を使用。未確認ながら、ドイル・ブラムホール2世、バッキング・ボーカルのシャロン・ホワイト、ケイティ・キッスーンのボーカルマイクも、クラプトンと同じマイク（オーディオテクニカAT4054）が使用されていたものと思われます。

YAMAHA (ヤマハ) / CP1 ステージピアノ

YAMAHA (ヤマハ) / BBNEIIWH

HAMMOND (ハモンド) / 3300W

一流アーティストによる演奏は素晴らしく、終始感動の連続。また、そのような演奏の裏側には、こだわりの機材とそれを支える優秀なスタッフがいるのだということを改めて実感したライブでした。

来日メンバー

ERIC CLAPTON（エリック・クラプトン）〈G./ Vo.〉
CHRIS STAINTON（クリス・ステイントン）〈Key.〉
DOYLE BRAMHALL II（ドイル・ブラムホールII）〈G./ Vo.〉
NATHAN EAST（ネイザン・イースト）〈B.〉
PAUL CARRACK（ポール・キャラック）〈Key. / Vo.〉
SONNY EMORY（ソニー・エモリー）〈Dr.〉
SHARON WHITE（シャロン・ホワイト）〈Back Vo.〉
KATIE KISSOON（ケイティ・キッスーン）〈Back Vo.〉

セットリスト

Pretending
Key to the Highway
I’m Your Hoochie Coochie Man
I Shot the Sheriff
Driftin’ Blues
Running on Faith
Nobody Knows You When You’re Down and Out
Tears in Heaven
Layla
Badge
Wonderful Tonight
Cross Road Blues
Little Queen of Spades
Before You Accuse Me
Cocaine (with John Mayer)