【初心者向け】足元の宝石 ちょっとマニアックなエフェクター講座
第1回 オーバードライブ編
第2回 ディストーション編
第3回 ワウペダル編
第4回 フェイザー編
第5回 パッチケーブル編
第6回 電源アダプター編
今回はエフェクターではありませんが、エフェクターボードを組むために必要となる、パッチケーブルについての記事です。
☆ケーブルはねじると音が劣化する!?
あまり知られていませんが、ケーブルは無理に曲げたりすると音が劣化してしまいます。試しにアンプ直の状態でシールドをねじってみてください。どうですか?高域が削られてしまいませんでしたか?
これはエフェクター同士を繋げるパッチケーブルでも同じことが言えます。
エフェクターのIN、OUTジャックの場所によって、ストレート/ストレート、ストレート/L字、から適したプラグ形状を選びます。
前述した通り、ねじることの無いように選んでいきましょう。
・ストレート/ストレート

・ストレート/L字

・L字/L字

※L字/L字でも、以下のようなクランクタイプがあります。縦と横など、ジャックのついている位置が異なるエフェクター同士を接続する際に便利です。
・クランク

☆無駄に長いケーブルは使わない
一概には言えませんが、ケーブルが長くなると外部からのノイズを受けるリスクが増加します。最低限の長さかつ、無理に引っ張るなどのケーブルに負荷がかからない長さを選びましょう。また、これによりボードの見た目も美しくなり、より愛着が沸きます。
複数のエフェクターをボードに組み込む時は、実際に組み込む前にエフェクターを並べてみて、必要なケーブルの長さやプラグ形状を確認してみてください。
☆便利なソルダーレスケーブル
最近では様々なメーカーが参入してきており、選択肢も大幅に増えたソルダーレスケーブル。その名の通り、半田付けを必要とせずに、ユーザー側で簡単に必要なケーブルを制作することができます。
プラグの向きや長さも思いのまま。特に限られたスペースにエフェクターを組み込む必要のある方は、既製品よりも使いやすいケーブルです。
HOW TO 「ソルダーレスケーブルの作り方」
パッチケーブルの配線を丁寧におこなうことにより、ノイズサプレッサー(ノイズゲート)などのノイズ対策エフェクターも必要なくなることが大半です。
お気に入りのエフェクターだからこそ、本来の音を損なわないように、接続するケーブルにもこだわってみてください。