北京で行われた「PALMショー」。以前のイメージからは、国内外メーカーが総出で参加し、果ては屋台から夜店まで、何でもありの巨大展示会を想像していました。しかしながら、時代の流れと共に、PALMショーも進化、進退を続け、いつの間にか、ローカルな展示会に変貌していました。4日間の展示会を通じて、参加企業数と来場者の推定は主催者側の発表によるとおよそ、400社、5万人ということですが、実際にはもっと低いかもしれません。海外からのメーカー出店は限られており、以前とは打って変って、外国人の姿が激減し、正に中国国内市場に向けた展示会の様相を極めていました。
出展企業の内容も、照明と業務用オーディオ機器に集中し、昔のように楽器や雑貨も含め、何でもあるような展示会の様相は跡形もありません。それでも、照明とオーディオにかけては、ブースも大変よく整備され、多くの中国トップ企業がひしめき合っていました。
それでは、2016年、生まれ変わっているPALMショーをレポートします。
様々なブースが立ち並ぶ中、一際目を惹くのがEK PRO。観葉植物やオブジェとマッチした見事な演出。スペース内にはムービングヘッドやウォッシャーのデモ機も複数出ており、心置きなく製品を試す事ができます。
特にE3 Washは、光の色合いが非常に滑らかに変わり、ヘッドの動きもスムーズ。DMXコントローラーとセットで4台展示されており、メーカーの製品に対する自信が見て取れます。
EK PROのブースから少し歩くと、目に飛び込んできたのは、どこか中国らしさを感じさせる照明。
懐かしさを覚えるのは、形が提灯に似ているからでしょうか?クレーンで上下に動き、実際に見ると写真以上に華やかで楽しいライトです。
大音量のEDMにのせて明るいレーザーの紹介をしていたブースはたくさん見受けられました。やはり、クラブミュージックとレーザーはすごくマッチしますね。
照明を回りきったところで、オーディオが展示されている建物へ移動します。
オーディオ関連も、中国の国民性が関係しているのかは分かりませんが、大きな機材が目を惹きます。
YAMAHA /TF5をはじめとして、他のメーカーでも32チャンネル以上の大型ミキサーがブース正面に配置され、人が集まっています。
オーディオの棟に何故、軍事用のジープが?!と思いましたが、トップに付いているスピーカーの紹介でした。音楽を流すだけでなくアナウンスなどにも使えるとなると用途の幅が広がりますね。他にも会議用のスピーカー、イベント向けのスピーカーなどがありました。
変わった展示としてはこんなマイクもありました。
画像では分かりにくいですが、高さ100cmほどある金ピカの巨大マイクです!コネクターまで金色、さらにこのサイズ。中国のスケールの大きさを感じさせるディスプレイです。
全画像はFacebookで公開中。是非ご覧ください!
アルバム PALM EXPO 2016