初めてのマイクを探していらっしゃるお客様より、こんなご質問をいただきました。
『このマイクについているスイッチってなんですか?』
確かに、マイクにはいろいろスイッチがついているので、初めてマイクを見る人にとっては気になるポイントです。マニュアルにもそこまで詳細に書いていない場合もあるため、調べてみてもあまりピンとこない初心者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、初めてマイクを選ぶ方へ向けて、マイクについているあらゆる”スイッチ”を簡単に紹介してみようと思います。
マイク選びの際、ぜひご参考ください。
01. ON/OFFスイッチ

これは定番なのでみなさん分かりますよね!カラオケでもよく見かけるかと思います。
主にダイナミックマイクに搭載されているON/OFFスイッチ。
手元で簡単にON/OFFの操作ができます。
PA現場だとスイッチなしが多い印象。話し手の方が誤ってスイッチをOFFにしてしまうことを未然に防ぐためです。
ご自身で喋るためのマイクをお探しならON/OFFスイッチありのほうが使いやすくていいですよね。
これについては、下記ブログで詳細に説明していただいているのでぜひご覧ください。
02. 指向性切り替えスイッチ

コンデンサーマイクでよく見るスイッチです。
マイクには指向性というものがあり、マイクによってはそれをスイッチ一つで切り替えることができます。
レコーディングの環境などに合わせて適切なものをお選びください。

例)C414
左から、無指向性、ワイドカーディオイド、単一指向性(カーディオイド)、スーパーカーディオイド、双指向性となっています。

例)BY-PM700
USBマイクでもよく搭載されている機能です。
03. PADスイッチ
04. ローカットスイッチ
また、あまり見かけませんが、こんなスイッチもあります。

こちらはミッド(中域)ブーストスイッチです。
メインボーカルは、ミックスの前面に押し出してその作品のキーポイントとするため、基本的に中域をブーストすることで聴き取りやすくなることも。
今回紹介したスイッチの機能を理解頂ければ、マイク選びの際に活用できること間違いなしです!初心者の方はマイク選びの際に参考にしてみてください。
他にも、価格やブランド、スペックやデザインで選ぶのも良し。スタジオで実際に試したり、YouTubeやサウンドクラウド等で実際に音を聴いたりするのも良し。
マイクの選び方は人それぞれです。ただ、自分の意志で選んだマイクにはやはり愛着が湧きます。いろいろ調べたり、話を聞いたりしながら、皆さんの中でとっておきの1本を選んでいただきたいです。
サウンドハウスではショールームで複数のマイクを実際に試してみることができます。

成田にいらっしゃる際はショールームにぜひお立ち寄りください!