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孤高のプラグイン、Sonnox Oxfordレビュー

2020-05-27

テーマ:DTM・DAW, DJ

孤高のプラグイン、Sonnox Oxfordのプラグインをご紹介します!!
Sonnox Oxfordは、デジタルコンソールの名機Sony / OXF-R3開発チームの中心メンバーが独立して立ち上げたプラグインメーカーです。
完全にプロフェッショナル向けプラグインの様相で、見た目は昔のコンソールのようなレトロな雰囲気。
そんな親しみやすいデザインでありながら、透明感のある自然な質感、非常に高精細なサウンドが持ち味です。

前身のSony Oxford時代に、当時のDigi Design(Pro Toolsを開発したメーカー)と提携しリリースされた「SONNOX EQ」は、現在に至るまでプロフェッショナルのマストアイテムとして君臨し続けています。

そんなレコーディングの歴史に名を刻みながらも、未だに最前線の現場で活躍するSonnox Oxfordプラグイン。 今回は、Sonnox Elite Nativeというベストセラーのバンドルに収録されたものを中心にご紹介したいと思います!

SONNOX OXFORD ( ソノックスフォード ) / Sonnox Elite Native

● Oxford Infrator

ユニークかつ実用的、独特なポジションのプラグイン。 トラックに倍音を付加したり、存在感や太さを与えることができます。
コンプやマキシマイザーではなく、サチュレーターやエキサイターなどとも一線を画します。
真空管を通したような自然で素敵な音になり、どんな素材でも「とりあえず通してみる」ことが日課になっています(笑) 一通りコンプやEQでサウンドを整えたけど、何故か音抜けが悪い、などもう一歩追い込みたい時にも大活躍します。
通すことで魅力的なサウンドにしてくれる魔法のようなギアです。
単一トラックのみならず、マスターにかけてもそれぞれのサウンドが馴染みながらも際立ってきます。ついついかけ過ぎてしまう中毒性のあるプラグイン。(笑)

● Oxford EQ

デジタルコンソールの名機「OXF-R3」のEQセクションをプラグイン化した5バンドEQ。
余分な帯域をカットする際の切れ味は半端ないです!
カットしたい帯域を狙った通りにスパッと切ることができます。例えば、ボーカル素材のこもった帯域を除去したい時などには、スナイパーの如く鋭く狙い通りのカットを実現してくれます。 ブーストも気持ちいいぐらいに音が分離するので、狙い以上に好きな音が見つかる感じがします。 かといって、元のサウンドを変形してしまうこともなく、素材の魅力そのままに自然にカット/ブーストをすることができます。 動作も軽く、今では私のプロジェクトにはほとんどのトラックにこれが挿さっています(笑)

● Oxford Dynamics

コンプレッサー、リミッター、エキスパンダー、ゲート、サイドチェインEQ、WARMTHがひとつに統合されたツール。
コンプ/リミッターは、かなり深めに設定してもサウンドのイメージを大きく変えない自然な掛かり具合。
WARMTHというInfratorの簡易バージョンのようなツールもあり、積極的に音作りしたい場合にもしっかり対応してくれます。

● Oxford Reverb

これまた透明で美しいハイグレードなリバーブ。超高域まで、どこまでも気持ちよく伸びていきます。
かなり細かく設定を追い込めますが、プリセットが充実して、時間が無い時はそこから探し出すだけでもハマるリバーブを見つけることができます。 歪みのないクリアな残響により、原音を濁らせたり埋もれさせてしまうことがなく、トラックへ存在感や奥行きを足してくれます!

● Oxford TransMod

素材のアタックを際立たせたり、逆にソフトにしたりと、素材のトランジェントをコントロールするプラグイン。
パーカッシブなアタック感を強調するのはもちろん、耳障りなアタックを低減して聴きやすくするという使い方にも有効。
コンプをかけて平坦になってしまったサウンドにメリハリを付けて、生命力を取り戻すような使い方もできます。
そしてここまでご紹介してきたプラグインと同様に、原音の魅力を損なうことなく調整していくことができます。

● De-Esser

ボーカルの歯擦音など耳に痛い帯域を緩和してくれるプラグイン。
歯擦音などの中高域に限らず、ダイナミックEQとして中低域の膨らんでしまう帯域を膨らむそのタイミングでカットすることも可能です。
波形やカットする幅、実際どれぐらいカットされているかなど一目瞭然で見ることができ、確実に不要な分だけを調整することができます。
これもボーカル曲ならほぼ必ず使うプラグインのひとつです!

● Oxford Limiter

サウンドの方向性としてはコンプなどと同じですが、【ENHANCE】を上げることでInfratorのように倍音を付加することができます。そのためマスタリングの段で微妙な倍音を調整することが可能です!

● Oxford Dynamic EQ

こちらはElite Bundleには付属しませんが、ぜひともご紹介しておきたいプラグインです!
ダイナミックEQというもの自体がだいぶ普及してきた感じがありますが、そんな中にあってもOxford Dynamic EQは、そのサウンド、使い勝手の面でもかなり優位性を持っています!
簡単にダイナミックEQについて説明します。

【通常のEQ】 → 設定したら常にブースト/カットがかかる
【ダイナミックEQ】 → 特定の帯域が、設定した値より大きくなった瞬間だけEQのブースト/カットがかかる

例えばボーカルで、ある瞬間だけ低音がボワっと出てしまう時や、特定のフレーズだけ耳に痛い、というような問題があるその瞬間にのみEQがかかります。そのため元のサウンドを変えてしまうことなく問題解決することができます。
Oxford Dynamic EQは、サウンドの波形が表示されるため、視覚的にも膨らんでいる帯域が見つけやすく、また、EQが発動する瞬間も非常に明快です。
コンプのようにThresholdやDynamics(Retioと同様)で設定していくことができるため、狙い通りのブースト/カットが容易に設定できます。
その上前述のOxford EQのように透明性の高いEQがかかるため、魔法のように、自然に問題解決できます。

SONNOX OXFORDのプラグインについて紹介してまいりましたが、自分で使っていても使うたびに発見があり、非常に深いポテンシャルを秘めていると感じます。その一方で、直感的に使えるようなインターフェイスになっており、プリセットを活用することで初心者の方でも簡単にその効果を体感することも可能です。
すなわち、全てのDTMerにおすすめしたいプラグインです!!

営業部 / 有田 易弘

ポップスからクラシック、ノイズミュージックにいたるまで、発注にNGなし!をモットーに、コンポーザーとして映画音楽やCM音楽などを作っていました。そういったこともあり、インスピレーションを与えてくれる機材に敏感です。といいつつ最近は少し大人になって、純粋に「良い音」を追求するのがインスピレーションに繋がることに気づいてきました。

 
 
 
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