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ゼロから始めるエレキベース入門【全10回連載】第2回:はじめての一本と練習環境の整え方

2025-09-30

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 楽器

ベースを始めるときにまず悩むのが、「どんな楽器を選べばいいのか」ということです。ベースといっても様々な種類があるので「どれを選べばいいの?」と迷う人も多いはず。さらに、楽器そのもの以外にも「アンプって必要?」「シールドって何?」と、揃えるべき機材の多さに戸惑う初心者も少なくありません。
そこで今回のコラムでは、代表的なエレキベースの種類とサウンドの特徴、そしてベースを始めるのに必要な機材や練習環境の整え方を紹介します。自分に合ったベース選びの参考になれば幸いです。

1. エレキベースの代表的な種類とサウンドの違い

ベースと一口に言っても、実は様々なモデルが存在します。その中でも特に有名で、多くのプレイヤーに愛されているのが「ジャズベース」と「プレシジョンベース」です。この2種類は、エレキベースの世界において定番中の定番と言える存在です。

ジャズベース(Jazz Bass)

1960年にフェンダー社から登場したモデル。2つのピックアップを搭載しており、丸くて柔らかい音からカリッとした抜けのある音まで出せます。ジャンルを問わず使いやすい万能型で、初心者にとっても扱いやすく、「とりあえずベースを始めてみたい」という人にはおすすめのモデルです。

⇒ ジャズベース/JBタイプ 一覧

■ サウンドサンプル(指弾き→ピック弾き→スラップ)

プレシジョンベース(Precision Bass)

1951年にフェンダー社から登場した、世界初の量産型エレキベースです。特徴はシンプルな構造と、力強く太いサウンド。ロックやパンク、ブルースなどのジャンルで多用され、アンサンブルの中で「ドシッ」とバンド全体を支える響きが持ち味です。

⇒ プレシジョンベース/PBタイプ 一覧

■ サウンドサンプル(指弾き→ピック弾き→スラップ)

その他の代表的モデル

● ミュージックマン・スティングレイ
パンチの効いたはっきりした音で、ロックやポップスに人気。
⇒ MUSICMAN/MMタイプ 一覧
● 5弦ベース・6弦ベース
低音や高音域を広げたモデル。初心者には少しハードルが高いですが、将来的に挑戦する楽しみがあります。

※写真は筆者の所有する5弦ベース
⇒ 5弦ベース 一覧
⇒ 6弦ベース 一覧

※低価格帯のベースでも大丈夫?
『やっぱり高い楽器を買わないとダメ?』と思うかもしれませんが心配はいりません。今は低価格帯のベースでも品質がしっかりしており、最初の一本として十分に活躍してくれます。むしろ初心者のうちは、扱いやすく気軽に弾けるモデルを選ぶのがおすすめです。

⇒ PLAYTECH / ベース 一覧

2. ベースを始めるのに必要な機材

ベース本体を選んだら、演奏するために必要な機材も揃える必要があります。これだけあればとりあえず大丈夫というものをピックアップしてみました。

ベースアンプ

ベースを演奏する上でアンプは必須です。自宅練習用には小型のベースアンプが便利です。最近はヘッドホン端子付きのモデルも多く、夜でも音を気にせず練習できます。

⇒ 自宅練習用ベースアンプ 一覧

シールド(ケーブル)

ベースとアンプをつなぐケーブルのことです。自宅練習であれば3mがオススメです。

⇒ フォン-フォン(楽器) 一覧

チューナー

練習する上でチューニングはとても大事です。チューナーはスマホアプリでも代用できますが、ベースの場合、アプリだと周囲の環境によっては音を拾いにくいのでヘッドにつけるクリップ式やシールドで直接つなげるペダル型の方が安定して正確にチューニングできます。

⇒ チューナー 一覧

ストラップ

立って演奏するためのアイテムですが、座って弾く際も姿勢をサポートしてくれるので初心者の方はぜひ活用しましょう。デザインも豊富なので、好みのものを選ぶとモチベーションが上がります。

⇒ ギター/ベース用ストラップ

ピック (ピック弾きしたい人)

ベースはピックで弾くとよりハッキリした音が出せます。そんなに高いものでもないので、試しに1枚買ってみるのも面白いと思います。(迷ったらおにぎり型の1mm以上がオススメ)

⇒ ピック・トライアングル 一覧

1個ずつ選んで買うのが大変という方は初心者セットを買うというのも一つの手です。
練習に必要な機材や道具が一通り揃っています。

⇒ PLAYTECH / エレキベースセット 一覧

3. 練習環境の整え方

楽器や機材を揃えたら、次は「どんな場所で練習するか」も考えましょう。

● 自宅練習
小型アンプやヘッドホンを活用すれば、家でも十分練習できます。夜間やお住まいの住宅事情によってはヘッドホン必須です。アンプから音が出せないのであればヘッドフォンアンプという選択肢もあります。
● スタジオ練習
バンドを組む予定がなくても、練習スタジオに行くと大きな音を出せて気持ちよく弾けます。アンプも揃っていますし、楽器やエフェクターの貸し出しも行っているスタジオもあるので、自分が持っていない機材で気になるものがあれば気軽に試せます。

※スタジオでは画像のような大きなアンプで思い切り練習できるのが魅力

4. 初心者へのアドバイス:最初はシンプルでOK!

「どんなベースがいいのかな?」「必要な機材が多すぎる!」と悩む人は多いですが、最初から完璧に揃える必要はありません。

  • ベース本体
  • 小型アンプ(ヘッドホン対応だと便利)
  • シールド
  • チューナー

この4つがあれば、練習は十分に始められます。あとは必要に応じてストラップやピックなどを少しずつ追加していけば大丈夫です。
大切なのは「練習できる環境を整えること」。まずは気軽に始めて、演奏する楽しさを感じてください。

まとめ

今回は、代表的なエレキベースの種類とサウンド、そしてベースを始めるために必要な機材や練習環境について紹介しました。
ベース選びは難しく感じるかもしれませんが、実際には「定番モデルを選ぶ」「最低限の機材を揃える」だけで十分にスタートできます。むしろ大事なのは「弾いていて楽しいかどうか」。自分の気持ちを高めてくれる一本と出会えたら、それがあなたにとって最高のベースです。
次回は、ベースを弾くときの正しい構え方やフォームについて解説します。怪我を防ぎながら、長く楽しく演奏を続けるために大切なポイントをお伝えしますのでお楽しみに!

⇒ サウンドハウス虎の巻 エレキベース初心者講座


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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航平

千葉県出身。ギタリスト兼ベーシストとしてロックを中心に様々なジャンルを演奏するマルチプレイヤー。またDTMにも精通しており、ドラムプログラミングやBGM制作、カラオケ音源制作なども手掛ける。
Twitter https://twitter.com/ike_kohei
Instagram https://www.instagram.com/ike_kohei_gt/

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