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音響機器まで餌食になった貿易戦争の結末とは。。。

2018-07-09

テーマ:Rickの本寝言

米中の貿易戦争が単なるつばぜり合いを超えて、意外にも本格的な報復合戦へと発展してきた。どこかでお互い妥協するかと思いきや、アメリカの中間選挙を控えたトランプ大統領は、強いアメリカのイメージをさらに訴えるべく、引き下がる様相を全く見せていない。それに応える形で、中国も同規模の追加関税の発動に踏み切り、世界経済に悪影響を及ぼし始めている。

歴史に類を見ない最大規模の貿易戦争だが、多くのアメリカ人は、このトランプ氏の言動をむしろ、頼もしく思っているようだ。これまで散々、中国に「してやられた感」は否めず、誰も中国に対して物言いすることもできなかった。そして覇権を拡大する大国に対して、今しかやっつける時はない!と考え、「トランプ大統領、よくぞ言った!」と思うアメリカ人は少なくないはずだ。とはいえ、近い将来、世界人口の半分以上は中国系の人が占めることになり、少子高齢化が進む欧米社会は、日本も含め、いずれ人口が半減どころか、消滅の危機を迎えると人口学を研究する学者は警告の鐘を鳴らしていることもあり、もはや勝敗の決着は時間の問題にも見えてくる。

それにしても、日本の政府のスタンスは、相変わらず軟弱な態度に終始しており、どっちの肩も持つことなく、優柔不断に構えている。確かにそれしか方策はないだろう。しかしながら、巷のメディアではトランプ大統領の暴言とも思えるツイートの数々を非難する声が大半を占める最中、実は日本政府も自らが発信できない強気メッセージをトランプ大統領が語ってくれることに、内心は嬉しく思っている政治家も少なくないはずだ。今どき、だれが中国に盾をつくのか、と悩む必要はなくなった。世界にトランプ大統領あり!その政策が正しい、間違っている、というのは二の次。大事なことは、中国に物言いできる自信と自負、そしてそれをバックアップする政治と軍事力が存在することだ。それが世界的にちょっぴりかもしれないが、トランプ大統領の人気が回復してきている理由とも思える。自分もそんな、「ちょっぴり」応援者の一人にいつの間にかなっているのかもしれない。東南アジアを頻繁に訪れる筆者にとって、フィリピンやベトナムの海をまるごと乗っ取ってしまう中国の覇権的な軍事行動には、正直、呆れてものが言えなかったからだ。

が、現実は甘くない。そんな貿易戦争を傍から見ているうちに、なんと自分もその戦いに巻き込まれてしまっているではないか!!夢か、幻か、はたや現実か。。いや、事実、大変なことになりそうな予感がする。簡単に説明しよう。サウンドハウスが販売する商品の多くは中国製だ。その割合が如何に多いかは、楽器や音響機器に記載されているMade in Chinaのラベルを見ればわかる。それらの多くはアメリカのブランド品であることから、一旦、アメリカに輸出され、そこから世界に流通しているものが少なくない。その中国とアメリカを結ぶルートを通る音響機器やパーツに対して、25%の関税がかかってしまうという商品が多数、浮上してきたのだ。関税措置は7月6日にスタートした。そして例えば、中国製のコネクターは、25%の関税の対象に入ってしまった。するとコネクターメーカーは値上げをせざるを得ず、そのコネクターを使う音響機器も、一斉に値上げ検討をすることになる。実際問題として、この数日、多くのメーカーが一気に5%から10%の値上げを突如として公表している。ということで、多くの商品がこれから値上げせざるをえなくなった。貿易戦争の被害は、世界的な規模に広がっていくのだろうか。夢うつつ。。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.comのサイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。

 
 
 

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