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人生最大の強敵、現る!30年続く戦いが、今、始まる

2025-08-04

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

長い人生の日々を過ごすからには、さまざまな敵に出会う。小さい頃から学んだことは、勉強することは、時には戦いになることだ。なにしろ巷では受験戦争と言われているほど小学生の頃から戦いに勝つことの重要性を周囲からたたきこまれる。誰かが受かって、誰かがこけるのが受験の宿命。戦いに勝たなければ、無残な結末を迎えることになる。よって、周りはたとえ友達であっても、時には敵になる。スポーツにしてもしかり。勝つか負けるかの勝負であり、誰しもが勝つためにトレーニングを積む。負けるために自分の身を削ってでも頑張る人はいない。仕事にしても同じことが言える。日々が戦いの連続だ。競合会社がうごめく中、勝つか負けるかのいずれかの道を歩むことになる。そして時には自分自身との闘いもある。それもまた現実であり、手ごわい敵に向き合わなければならない時がある。

何事も勝ちに行く。これが自分の信条だ。そのため、自分が関わることはどんなことでも一生懸命に取り組むのがこれまで歩んできた道だ。仕事の世界においては、とにかく顧客評価No.1になることが究極のゴールだ。そのためにはどんなことでもしてきた。1日15時間、週7日働こうが、徹夜で仕事しようが、そんなの関係ねー。顧客のためにやることあるならば、やっちまうのだ。こうして勝ち進んできた。オフシーズンの富士山、日帰りのひとり登山にしてもしかり。一度登ると決めたら何が何でも進む。たとえ高山病になっても我慢して進む。倒れてもまた、起き上がる。まさに自分との闘いであったことは記憶に新しい。1200㎞の四国八十八ヶ所遍路道を22日で走り切ることも同様に、自分を極限まで追い込んだ。敵は時間と怪我。日暮れまでに次の札所に到着しなければならず、耐えがたきを耐え忍ぶことにより、時間との闘いに勝てる。厳しき戦いが幾度となく続いてきたが、それでもこれまではかろうじて、すべてに勝利してきた。

そんなプライドも長くは続くまい。自分が長年恐れていた人生最大の強敵が、つい先日、遂に現れた。その恐るべき手ごわい相手とは、脳底動脈瘤を武器に戦いを挑んでくる王だ。これまで多くの人々の命を奪ってきたこのやっかいな王は、とにかく強い。中島家の男系は、全員75歳にしてことごとく、この王に打ち取られてきた。母親も86歳で同様に葬られてしまった。それ故、DNAは偽らないという信念の元、いつ、この強敵が現れてもいいように10年ほど前から毎年脳ドックを受けてきた。最強ボディを誇る自分であり、骨密度20代、視力は裸眼で1.5、フィットネス・トレーニングは50年続いている。ライフスタイルは30代の時と全く変わることもない。どこからどうみても若々しいのだが、血管年齢だけはこれまで年相応に老けてきていることが、毎年の健康診断から知らされている。

その致命的な脆弱性を熟知している相手の王は、自分の体内にある血管の擁壁に対して、この度なんと、2か所を同時に攻撃してきた。まだほんの序の口なので、被害は最小限に食い止められている。ここで戦いの準備をして応戦すれば長期戦に持ち込むことができ、あと30年は攻撃を凌ぐことができるかもしれない。が、ちょっと気を抜けば、一気に壁をぶち破られ、城壁が崩れてこけてしまう。とにかく相手は策士だ。あらゆる手段を用いて人間の弱さに付け入ってくる。例えば、睡眠不足、不規則な生活、運動不足、栄養価の低い食事、喫煙、大酒、そして過大なストレスなどは、容赦なく血管をぶち壊して人の命を奪っていく。だからこそ、自分自身を守るためにも、徹底した防御策が必要になる。戦いはもう、始まっていたのだ。

振り返れば、やられそうな兆候はあった。それもすべて自分自身が招いた結果だった。まず、昨年の5月に終えた1200㎞の四国八十八箇所霊場を22日で完走する走り遍路だ。これは相当血管にダメージを与えた。脱水になろうが、足が痙攣しようが、筋肉が壊れて激痛のあまり大声で叫ぼうが、とにかく走り続けたのだ。この至難の業により、血液はどろどろになり、血管に相当なストレスがかかった。それでも炎天下の遍路を走り続けた結果、生まれて初めて両足が痙攣をおこし、最後は手をついて歩くような時もあった。体に良くないのは当たり前だ。もう一つの問題は、過激なまでの仕事の連続で1日10数時間もパソコンをいじり続けて何年になるのだろうか、首がギブアップして頚椎症になり、ひどい激痛に3か月悩まされたことだ。その痛みの結果、生じた血圧の暴騰がひどかった。痛みが続いた時、血圧は170~190まで上がっていた。そのような状態が2か月以上も続いたのだから、血管の壁がぼろぼろになっても仕方がない。血流王に隙を見せたことになる。

血管への攻撃が相手方の常套手段であり、頚椎症による高血圧は、うってつ
けの標的を相手に与えることになった。そしてもうひとつ、飲酒による血圧の上昇も、恰好の標的となる。お酒は飲んだ直後は血管が拡張し、血圧が下がる。しかし数時間後、暫くすると自律神経を刺激しはじめて血管が収縮し、血圧が上昇するのだ。コロナ禍の間、それまでよりもお酒を好むようになり(これはお酒を飲む人なら誰しも一緒か)、それが今日までずっと続いていた。最近ではビールとワインに加え、日本酒も好んで飲むようになり、ついつい1合が2合となり、ビールとちゃんぽんになりがちだった。この飲酒も血圧を上げる結果になり、敵陣にうまく利用されてしまう結果となってしまった。

今や最強の王が現れて、自分が築いてきた城壁を壊しはじめたので、これまでよりも真剣に防御策を練らねばならない。実際、ほとんどの対策は既に講じており、準備は万全になりつつある。過激な運動は避け、体のトレーニングは楽しみながらやる程度に抑えることとした。もはやマラソン大会で優勝することはないが、それもまた人生。そして睡眠をきちんととって、体を休ませることを大事にすることにも留意している。とは言え、朝は早く起きてしまうので平均5時間も寝ない日が続くのは仕方ない。また、食生活もこれまでどおり、脂っこいものを避け、食物繊維が多い野菜からたべ、果物、魚を多く取って塩分を控えることを続ける。お酒もほどほどにし、2杯以上は飲まない。まあ、1-2杯なら目をつぶれるだろう。そのうえで仕事のストレスを減らすのが望ましいのだが、どうしてもそれだけはできず、何やかんやで、仕事に関わりながら周囲の面倒を見ていることが多く、気が付けば毎晩1時をすぎている。これも宿命なのか。それでも自分にしかできない仕事だけに、これだけは我慢することを自分に許している。

最大強敵である故に、いつ何時でも油断が命とりになるのは、わかっているつもりだ。よって、今は何をするにしても、この天敵がいつ、襲ってきてもいいように、いや、むしろ襲われることがないように、日々の生活において何事も慎重に考えながら最善策をとって防御態勢を整えている。このような戦いがあと30年も続くことを想定すると、苦になるのかと思いきや、意外にもそうではないように感じ始めている。これもあくまで自分が勝ちにいく戦いであり、これまであらゆる敵に勝ってきたように、勝ち進むだけなのだ。そのために、ひたすら努力を続け、日々、身も心も磨いていくことが大事と考えるこの頃だ。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月刊地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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