みなさんどうもこんにちは!名古屋でギター講師などをやっているきとうです。DTMって楽しいですね。結果がついてくるかどうかはまだ分からないけれど、確実に成長を感じられるところは楽器演奏に通ずるところがあるのかな?と思っています。
ところでDTMと言うと、特に楽器やエフェクター、アンプなどを買い漁るギタリスト・ベーシストからするともう見るからに「深っかい沼」でして。
もちろんDAWに最初からついてくるドラムやシンセなどで曲作りができますか?と言われたらそりゃ出来るはずです。実際に1コーラスのデモ等では動きが軽くてサクサク動くソフトを優先して使う方もいらっしゃると思います。
一方で、有料プラグインの実力はそれはもう一聴しただけで感動してしまうほどの魅力や音の説得力がありますね。
そんな数多のプラグインの中でもアマチュアからプロまで様々な方に愛用されてきたプラグインメーカーとして今回はSPECTRASONICS製品を紹介していきたいと思います。
1.SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Omnisphere 2 (USB Drive) SP
まずご紹介するのはご存知の方も沢山いらっしゃるはずのOmnisphere 2です!SPECTRASONICS製品全体に言えることですが、歴史が長いこともあり同メーカーユーザーの方に言わせるとテレビや映画などをみていると「あ、これOmniの音だ」とか「Stylusの音する」と気付くことがあるそうです。
やはり一番の特徴は14,000種類超の圧倒的なサウンドライブラリだと思います。ただ単にパッドやリード音を作るだけに止まらず、環境音的なサウンドやSE、ギターやピアノなど本当に多種多様なプリセットが内包されています。
プロフェッショナルに愛用されるだけあり、劇伴的な音使いから楽曲を支える音や賑やかに豪華にする音など枚挙にいとまがない、そんなプラグインとなっています。
SPECTRASONICS製品全体に言えることですが、とにかくクオリティが高い。
価格以上の価値があるか?と問われると間違いなくあると多くの方が答えるプラグインじゃないかなと思います。
2.SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Stylus RMX Xpanded ドラム・パーカッション音源
次にご紹介するのは最近一番欲しいといっても過言ではないStylus RMXです。Omnisphere 2 がシンセだったのに対して、こちらはドラムやパーカッションにフォーカスを当てた商品となっています。
Omnisphere 2同様に豊富なライブラリとすぐに「使える」サウンドがてんこ盛りになっています!キラキラしたウィンドチャイムなども実は入っていたりします。
この前ダンスミュージック的なビートを作っていた時に実際にStylusの操作方法を教えてもらいながら使ってみたんですが、Ujam的にドラッグ&ドロップして直ちに使える、しかも最初からかなり音圧が出ているという印象でした。
電子ドラムでビートを作りたいけどいまいちグルーヴが出づらかったり迫力が欲しかったり、またはビートのアイデアが沢山欲しい方はかなりハマるプラグインだと思います。
3.SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Trilian (USB Drive)ベース音源 プラグインソフト
2023年現在はModo Bass、Modo Bass2がベース音源では最もポピュラーだと思いますが、Trilianだって負けてないと思います。
最も魅力的に感じたところは、Velocityをマックスにするとオートメーションを書かなくてもスライドインしてくれるところ!なんて便利なんだ...!この機能があるというだけでも欲しいと思います。
また、ウッドベースの音がとてもリアルで積極的に使っていきたいと思わせてくれるようなクオリティとなっています。
エレキベースの音はModo Bassと比較すると豊富ではないですが、SPECTRASONICSらしいというか極端なセッティングではなく使いやすい音色じゃないかな?と思います。より派手な音や具体的なベース楽器のイメージがある方というよりは、とにかく扱い易いベースの音が欲しい方向けです。
発売してから期間が結構経っているというのもあり、インターフェースが少し古い感じはあるし、ピックアップの種類やどのポジションで具体的に弾くかまでModo Bassほど細かくは弄れないかもしれません。それでもウッドベースの音は一度買って体感してみたいなー...
4.SPECTRASONICS ( スペクトラソニックス ) / Keyscape (USB Drive)SP ソフトウェア・キーボード音源
最後にご紹介するのはキーボード、ピアノ音源のKeyscapeです。ピアノ音源はEast WestやAVI、XLN Audioなど様々なメーカーから発売されていますよね。
様々なパラメーターを操作することが出来るプラグインが多い中で、Keyscapeはかなりシンプルな操作性となっています。基本的にはプリセットを選んだ上でリバーブやEQなどを動かして好みの音やミックスに馴染みやすい音に追い込んでいくスタイルかと思います。
ピアノというよりはエレピの種類がかなり豊富なのでtheピアノ音源!みたいなのとは少し趣旨が違うのかな?と思います。
今回はSPECTRASONICS製品についてご紹介させて頂きました!全部買うとなると15万円弱というかなりの出費になりますね...しかし、どのプラグインも制作を大いに手助けしてくれるプラグインじゃないかな?と思います。
近い将来、少なくとも今年中にOmnisphereとStylusは手に入れたいなーと思っています。ここまで読んでくださりありがとうございました。みなさまも良いDTMライフをお過ごしください!
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