こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
いつもお疲れ様です!
今日も毎日がんばられているギタリストに向けて、知っておいて損はない必修ストレッチを紹介していきたいと思います!
今回取り扱うのは「大胸筋」です。
けっこうメジャーな筋肉なだけあって、普段の生活の中でもよく使用されている筋肉のひとつです。よく使うということは疲労が溜まりやすいということです。
しかし、皆さんは「今日はいっぱい頑張ったから大胸筋が凝ったなぁ」なんて思ったことはありますか?おそらく大胸筋が凝ったと感じたことはないのでしょうか。
それは大胸筋が大きな面積をもつ筋肉で疲労を感じにくくできているのです。
じゃあ疲労を感じないならほったらかしにして良いのでしょうか。
そういうわけにはいきません。大胸筋自体は疲労を感じにくいですが、大胸筋が疲労し、固くなると筋肉が伸び縮みしにくくなります。言い換えると、筋肉自体の長さが短くなるのです。
固くて短い、伸び縮みしにくい輪ゴムをイメージしてみてください。その輪ゴムを距離の離れた2箇所に引っ掛けます。そうすると輪ゴムは元に戻ろうとして張力が生じ、両端の2点は引っ張られますよね。
筋肉にも同じことが生じます。
大胸筋に話を戻して考えてみます。大胸筋は鎖骨・胸骨・肋骨〜上腕骨にかけてついている筋肉です。この大胸筋の柔軟性が失われ、固くなってしまうと上腕骨が内側の方へ引っ張られてしまいます。そうなると所謂「巻き肩」と言われる姿勢になってしまいます。巻き肩になると肩だけでなく首や腰の筋肉にも悪影響を与え、疲労や痛みの原因になることがあります。そしてそのままにしてしまうと、どんどん筋肉は固くなってしまい体を動かせる範囲がどんどん狭くなってしまいます。
脅しているわけではなく、健康でギターを弾ける時間が1秒でも長く取るためにはこういった体のことにも気をつけていってほしいのです。
しかし毎晩ストレッチをしたり毎回姿勢を気にしたりするのは気が滅入りますよね。なので今回は1分でできる超簡単なマッサージ・ストレッチを紹介したいと思います。ぜひギターを弾いた後やデスク作業の後、1日の終わりの寝る前なんかにやってみてください!
ここでもう1度大胸筋がどこについているのかを確認しておきましょう。

青くなっている部分が大胸筋です。画像でもわかるとおり大胸筋は首や胸の筋肉に密接にくっついており、また腕の方へ伸びています。ここに不調が出るといろんな悪影響がありそうなのはイメージできますね。
では実際にマッサージからやってみましょう!
マッサージをするとき、大胸筋をざっくり2つに分けておこなっていきます。
まずは鎖骨の下です。親指で鎖骨の下をなぞるようにマッサージしていきます。ゴリゴリとやりすぎないように注意します。痛みが出ない範囲で力を加減しながらおこなってみてください。

鎖骨の次は胸部分です。広範囲なので指を軽く曲げて骨の出っ張りを利用します。胸の中心から外側に向かってマッサージしていきます。胸部にはリンパもたくさん通っているので力加減には注意してください。皮膚だけを動かす程度のさするくらいの力でも十分効果はありますので軽い力で大丈夫です。
そのまま肋骨の一番下まで下がっていきましょう。
これだけでも首や肩、胸周りが軽くなったような感覚がすると思います。

最後にストレッチをして縮んでしまった大胸筋を伸ばしていきましょう!
手を後ろで組みます。
そのまま背中から手を遠ざけるようにしてあげていき、胸を開いていき、肩甲骨を寄せるようにします。
この時、深呼吸するようにゆーっくり呼吸を整えながら行うようにしましょう。また勢いよくやってしまうと逆に筋肉を痛めてしまう可能性もあるので動作もゆっくり行うようにします。

この一連の流れ、慣れてしまえば1分もかからないかと思います。このマッサージとストレッチを毎日のルーティーンとして行うようにすれば間違いなく疲れが溜まりにくい体を維持することができます。 ぜひ一度試してみてください!
またギターにまつわる痛みや症状でお悩みがあるようでしたら、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡ください。可能な範囲でですがお答えしますのでお気軽にお問い合わせください!( ^ω^ ) それではまたー!
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