初めての投稿で緊張しているのですが
いつもお世話になっているサウンドハウスさんで音楽ライターを募集しているとのことで初めて投稿させて頂きます。
きものやんのギターと作詞&作曲担当のカズと申します。
きものやん YouTubeチャンネル
初の投稿に関して何にしようかと考えた結果、 いわゆる歌物における作曲についての一つの方法を提案します。
それは歌詞から先に書くこと。
僕も音楽を始めて20年近く経ちます。 最初は曲から先に書いて 演奏する喜びに身を任せていたのですが、 ある時に気づいてしまったのです。
『言いたいことが無い』
どんなに良いメロディ、リズム、コードがあってもそこから歌詞を制作した場合どうしてもテンプレートな言葉。
イメージとしては夏の風物詩である「チャリティー番組」みたいな内容だったり、大したルックスでもないのにアイドルの曲と同じ様な歌詞になってしまうという事実に愕然としてしまう時期があったのです。
※もちろんどちらも批評をするつもりは一切ありませんし、自分がリスナーでカラオケなどでも歌うのは大好きです!!
ただ自分自身で楽曲を制作するなら、物質的にも思想的にも違う人生を生きて来たので独自性を出したいと考えるなら、 一度手に持っている楽器を置いて、メモ帳とペンだけを持って
カフェ、ファストフード店、ファミレスなどでコーヒーや軽食を食べながら歌詞を書くことをオススメしたいです。

なぜ自宅ではないのか?という所なのですが 経験上制作における所で出費(出資)があった方が良い緊張感が出るのではないかと思えること、 「コーヒーを一杯頼んだんだから=金額がかかったんだから、Aメロの歌詞だけでも書こう!」そう思うだけでも襟が正されます。
食事もできますし、Wi-Fi完備などの環境もカフェでも作業や調べ物などもしやすくなっているのも利点です!
また、外に出た環境下のほうが人間観察などもできてより刺激を受けやすいと考えています。
自宅でリラックスして歌詞を考えたいという気持ちも凄く理解できますし、その辺りは集中さえできたらどちらでもOKと思います。
もう一つ外で歌詞を書くメリットを挙げるとしたら思わぬ出会いがある所です。
これは人同士という点だけではなくて 選んだお店のBGMだったり、一緒に居合わせたお客さんの会話が漏れ聞こえるというケースもあり、そこから「これが気になるなぁ〜、調べてみよう!」というところから制作に移るということもあり得るのです。
僕の一例を挙げさせて頂くと 以前とある喫茶店に入って歌詞を書いていた時の話なのですが、そこはお店にコーヒーの豆を焙煎する機械があり、 焙煎した豆をすぐにコーヒーにして提供する専門的なお店でした。
コーヒーの豆を焙煎する時は店内が凄く煙で一杯になるのですが、香りが凄く心地よくて「ここで一曲書き上げよう!」と心に決めました!!
自分のテリトリー外の環境下だからこそ制作活動にも刺激を受けやすいというメリットもあります。
歌詞を書き進めていると 男女のカップルが来店し、 食事中の会話が漏れ聞こえてきました。
どうやら女性の方が転職すると言うことで、しばらく自分の時間を取れるとのことだったのですがその時にぽろっと言った会話をそのまま歌詞に使わせて頂くというミラクルもありました(笑)
彼女さん「何して過ごそう?」
彼氏さん「やったことないことやったら?」
彼女さん「そうだよね」
これをフワッと聞いた時は身震いがして この二人が神様にも感じました。
こう言ったミラクルがあるからこそ、ぜひ皆様には歌詞を外に出て書いて欲しいと思います!
ひとりで楽曲を作るというのも凄く尊いことだとも思いますし、何より否定などもするつもりも全然ありません。
ただ制作をする上で一番の敵と言うものがあるとすれば恐らく自分自身の「飽き」ということかと思います。
そこをいかにして乗り越えるのか?というのが楽曲を制作するというクリエイターとしての闘いでもあるとも思うので、日々色んなことを発見して音楽に活かしていけたらと思います。
また、歌詞を先に作るメリットをもう一つ挙げるのなら メロディ、リズムやコードの制限が何も無いと言うところです。
自分の言いたいことを表現するという作業は自分の思いを言語化するというところで、もの凄い快感を得やすく、その言葉がポジティブであれネガティブであれ、リズムに乗せるだけで曲のイメージを固めやすくなるのでいつも曲から先に作る方には新鮮に思えるかもしれません。
初回の投稿はとりあえずこの辺りで区切らせて頂きたいと思います。
もし少しでも僕達の楽曲などが気になりましたら コチラに歌詞から書いた楽曲の一例をリンクさせて頂きますのでチェックして頂けると嬉しいです♩
カップルの会話を聞いてできた作品がコチラです(笑)
もし良ければチャンネル登録などもよろしくお願いします!!