皆さんこんにちは。突然ですが問題です。「スターウォーズ」「E.T」「ジュラシックパーク」「インディー・ジョーンズ」この四つの共通点は何でしょう?
正解はサウンドトラックを担当したのがすべてジョン・ウィリアムズであるという点です。本日は数々のヒット曲を世に送り出し続けているジョン・ウィリアムズに焦点を当てたいと思います。それでは行きましょう!
1、ジョン・ウィリアムズっていったい何者?
ジョン・ウィリアムズはアメリカの作曲家、編曲家、指揮者です。カリフォルニア大学で作曲を、ジュリアード音楽院にてピアノを学びました。またアメリカ空軍に徴兵された際に、その音楽隊にて編曲と作曲を担当しました。「宇宙家族ロビンソン」にて映像への音楽提供を開始し、「ジョーズ」にてアカデミー賞作曲賞を受賞。名実ともに映画音楽の第一人者となりました。その後、ロサンゼルス以降三回のアメリカで行われたオリンピックにも楽曲提供をし、さらにその名を高めます。指揮者としては、ボストン・ポップス・オーケストラの指揮者を務め、名誉指揮者となった今もたびたび舞台に立っています。

2、ジョン・ウィリアムズの曲といえば!
ジョン・ウィリアムズの曲といえば?といわれても名曲がありすぎて困ってしまいます。この中でもぜひ皆さんに聞いていただきたい曲を三曲、ピックアップしていきます!
Ⅰ. ジュラシック・パーク メインテーマ
ジュラシックパークとは、バイオテクノロジーを駆使して蘇らせた恐竜たちの惨劇を描くパニック・サスペンス。小説が原作ですが、映画のほうが有名ですね。このメインテーマはとても有名なので聞いたことがある人も多いのではないでしょう。しかし、曲を単体でしっかりと聞いたことのある方は少ないのでは?メインテーマを聴くだけでも、ジュラシックパークのあの世界観が浮かんできます。自然の森の中と恐竜の「迫力」が表現されていて聞くたびに心を奪われてしまいます。曲冒頭のホルンソロに注目です。

Ⅱ. ロサンゼルス・オリンピック オリンピック・ファンファーレとテーマ
オリンピックと言えば!と思わせられる曲ですね。ジョン・ウィリアムズはこの曲でグラミー賞を受賞しています。テレビなどでも多用されるため、耳にしたことがある方は多いはずですが、しっかりとフルで聞いたことのある方は少ないのでは?ぜひそんな方にはしっかりと聞いていただきたいです。冒頭のトランペットとトロンボーンのファンファーレ、中盤の木管群とホルンソリ、終盤の盛り上がり方。この感動は聞いてみればとわかると思います。ぜひ中盤のホルンソリ、そしてスネアドラムとティンパニに注目して聴いてみてください。ウィリアムズマジックの虜にされることでしょう。
Ⅲ. チューバ協奏曲
前者二つとは違い、この曲はかなりマイナーな曲です。しかしチューバ吹き、そしてバス・トロンボーン吹きの間では知らない者はいないほどの有名曲です。チューバ協奏曲なのでチューバで演奏されることが前提なのですが、最近バス・トロンボーンのナンバーとして様々な演奏会で披露されています。バス・トロンボーンで演奏するにはかなり難易度が高く、かなりハイレベルな技量を奏者に求められます。今後「バス・トロンボーンでこのチューバ協奏曲をやる」というのが世界中のバス・トロンボーン奏者の指標になるのではないでしょうか。
➡︎ サウンドハウス・チューバ一覧
➡︎ サウンドハウス・トロンボーン一覧
3、今はまだ曲を世に出しているの?
御年88歳となったジョン・ウィリアムズですが、現在も楽曲提供を続けています。2021年9月公開予定のインディ-ジョーンズ5の楽曲を担当していますし、ボストン・ポップス・オーケストラにて指揮を振ることもあります。今後も私たちを魅了してくれることでしょう。
いかがでしたか?今回のこの記事でジョン・ウィリアムズ楽曲のすばらしさが伝わればうれしいです!ぜひこの機会に、自分の一番好みの曲を見つけてみてください!