

さて、今回のテーマは「ヘッドレス」!
お!
…の利点を、長年ヘッドレスを使ってらっしゃるホーリーにお聞きしたい、と常々思ってまして。
はい。じゃあ何個か思いつくままに挙げてみたいと思います。
五個挙げて!
頑張ります…まず一番目はコンパクト!
だね!ヘッドが無いことによって。
自分はヘッドレスベースを使ってるんですけど、ギターのケースにも入るんです。
ほほう。ヘッドが無いことでそんなに長さが変わるんだね〜。
コンパクトゆえに取り回しもいいし、持ち運びも比較的ラクですね。
一説には飛行機へ持ち込みし易いようにヘッドレスが開発された、という話があるくらいだからね。
ふたつめ!意外とボディバランスが良い!
え、いいんだ?それは意外!
いわゆるヘッド落ちが無いので。
そりゃそーだ(笑)。ヘッドの重さが無い。
それと、ブリッジ側にチューニングのためのパーツが集中してる分、安定するんですよ。
重心が安定するんだ?
必然的にボディバランスが良くなる、と。意外とプレイアビリティは良いと思います。
そしてそして?
みっつめ、ですね。音に関してなんですけど、デッドポイントが少ない!
え!ネックの?デッドポイントが?
はい。
カーボンだから?
いえ、カーボンのモノに限らず。いわゆるギターとかベースって、ボディもネックもヘッドも振動してる訳じゃないですか。
うん。
それらが共振して、ポイントによってはお互いの振動を相殺してしまう。
あり得るね。
それが(ヘッドレスは)ヘッドが無いことによって、共振するポイントがひとつ減る訳ですよ。
…良くも悪くもね(笑)
良くも悪くも(苦笑)
サステインは減るかもしれないけど、
デッドポイントは減る、という。
面白い。
倍音成分も他のベースに比べたら少ないかもしれないですけど、その分、全部の音が綺麗に出る印象はありますね。
エフェクト乗りも良さそうだね!
それともうひとつの利点、「話のネタになりやすい」
「あの人、けったいなベース使ってるらしいよ」と(笑)
対バンの方に「それ、チューニングってどうやるんですか?」って聞かれたり。
気になるよね。
共演者だけじゃなくて、お客さんからも聞かれます。コミュニケーションのきっかけのひとつになりますね。
使ってる人口が少ないもんね、ヘッドレス。
自分はいま、8本持ってます。
ビョーキや…(笑)
(スルーして)ヘッドレスのメリットの五個目は…
最後のメリットは?
やっぱり可搬性?(笑)
終了〜〜〜〜!(笑)
(笑)
僕も1本スタインバーガーのギター持ってますけど、やはり可搬性は抜群ですよ!
一応デメリットも挙げときましょうか。特にパーツ問題が…。
ああ〜〜。
互換性があまり無いのと、特殊なパーツを多用してるので、他のベースのリプレイスメントパーツと同じスペック、同じクラスのパーツが欲しい、となった時にどうしても割高になりますし、選択肢が少ない。
僕が使ってるテスコもそういうフシがあるんで良く分かります。
それと、人によってはサウンドが無機質に感じるかもな、とは思います。これはメリット、デメリットどちらの側面もあるとは思いますけど。人間臭さが無いと捉えられがち、と言うか。
ある意味ソリッド過ぎると言うかね。でもそれが独特な匂いを産むよね。
あとは…ダブルボールエンド弦を使わなきゃ、というのもデメリットかな。普通の弦を使うためのアダプタも売ってますけど。最近出てるモデルはもとから普通の弦に対応してたりもしますね。
ふむふむ。ヘッドレスの世界は面白いな〜。でも今やスタインバーガーだけじゃなくて色んなメーカーからリリースされてるよね〜。
サウンドハウスさんのサイトをチェックしたら本体は無いんですけど、パーツは取り扱っているんですよ。
ぜひ本体も〜〜(^人^)
一度手にしたらけっこう面白い楽器だと思うので、これを読んでる皆さんも是非。
1本手元にあって損の無い楽器だと思うよ!そう、すべては?
愛ゆえに!