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DesignSpot250の修理

2016-11-19

テーマ:実録 ! サービスマン日記, 照明

こんにちは、技術部の松井です。

今回、ELATION製ムービングヘッドDesign Spot250の修理を受けました。最近はLEDものが主流ですが、メタハラ球のこの機種もまだまだ現役で頑張っているようなので、バッチリなおして現場に復帰してもらいましょう。

症状は30分程動作させるとランプがつかなくなるというものですが、古い個体ですので全体的なメンテナンスも兼ねて原因を探っていきます。

直ぐには症状が出なさそうなので、内部温度上昇によってプロテクトが掛かり、ランプが消灯するのではないかと想定しながら、まずは30分ほどオートモードでランニングさせて症状の再現を試みます。

すると20分ほど経過したところで、ランプは点灯しているのですが、シャリシャリとヘッド内部から異音が発生し始めました。ヘッドカバーを外して内部をみると、シャッターの動きに異変が。そのまま動かしているとシャッターをオープンに設定しても半分しか開かなくなりました。制御基板を調べてみると、シャッターモーターICが熱をもつ事で誤作動を起こしているようで、基板の方も焼け始めています。これは交換です。

シャッターが開かない=光が外に照射されない=ランプがつかなくなる、という事でした。言葉を鵜呑みにして検証すると、深みにハマってしまうこともあるので、普段から注意して現物をみます。

さて、シャッターは正常に動くようになり、ランプの照射も元通りになりましたが、若干輪郭がぼやけていました。原因はレンズの汚れです。今回は特にこのフォーカスレンズに黄ばみがありました。クリーニングで綺麗になりましたが、汚れが取れない場合や白く変色してくるとレンズ交換になります。

あとはヘッド内部です。古い個体は触る際には、配線やターミナル部分は気をつけなければいけません。動作時は高温になる為、配線やターミナル部分が熱で劣化、もろくなっている事があるからです。

配線に気遣いながら組み上げて最終動作チェックして完了!まだまだ現役で活躍する事を祈って送り出しました。

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