LANEYアンプを20年に渡り使用し続けている、スウェーデンのバンドFreak Kitchenのボーカル兼ギタリストであるマティアス”IA”エクルンド(Mattias "IA" Eklundh)のミニライブに参戦してきました。

iPodからのバックトラックを使用してのミニライブでしたが、彼の演奏とユニークな人柄に大盛り上がり!
ミニライブの前半では、インストのソロ。後半はFreak Kitchenの曲を、歌と共に終始楽しそうに演奏してくれました。また、ファンへのサービス精神旺盛なマティアス氏は曲ごとにMCを交え、会場には笑いが絶えません。

自身の鉄板ネタである巨顔ネタを用いて、観客の帽子を借りてひと笑いを取った後に、「コール&レスポンス」と称して、ほっぺをつかんでの「わしゃわしゃ」を観客と一緒に行い、会場の一体感を生みだしていました。また、余程この「わしゃわしゃ」がお気に召したようで、ライブ中に何度も繰り返しては笑い続けていたのが印象的でした。
肝心の演奏はというと・・・もう「圧巻」の一言につきます!インドの音楽理論に基づく変拍子による難解なリズムの曲であっても、会場にいるすべての人が何となくリズムを取ってしまう、体が動いてしまうグルーヴ感に溢れています。会場全体が、彼の演奏そのものと、本当に楽しそうにギターを弾くその姿に釘付けになりました。

また、マティアス氏はリモコン等の身近なものを使用した演奏でも有名です。今回のミニライブでは、クシ(櫛)を使用した狂気の楽曲「Musth」を披露しました。マティアス氏ではおなじみのナンバーではありますが、実際にこの目で見るとどうしてリズムをキープできるか不思議で仕方なかったです。(このライブの帰りにクシを買ったのはここだけの内緒にしておきます)

今回のミニライブの機材は、ソロ曲ではCaparison社のApple Horn 8を、Freak Kitchenの曲では同社のApple Hornの6弦タイプのギターを使用し、足元はJIM DUNLOPのボリュームペダル・DVP3 VOLUME(X)、そしてMXRのアナログディレイ・M169 Carbon Copy Analog Delayの2台のみを並べ、アンプはLaney/ IRT120Hのリードチャンネルを使用し、GAINは7割程度の設定で、チャンネルも一切変えずに、ボリュームペダルのコントロールだけで、ヘヴィーながら抜けの良い歪みからクリーントーンまでを自在に操り、唯一無二の魅力的なサウンドを会場中に響き渡らせました。
LaneyのIRTシリーズは、このライブで使った120Wのアンプヘッドから、宅録で使いやすいIRT-STUDIO、非常にコンパクトなフットペダルサイズのプリアンプIRT-PULSEまで、数多くの製品をラインアップしています。Mattiasサウンドに近づきたい人は、チェックしてみてください。

マティアス氏は後半のMCで「Freak Kitchenで来日したい」と話しており、期待は膨らむばかりです。その際には是非皆様も、彼の素晴らしい演奏や人柄に酔いしれてみてはいかがでしょうか。
尚、Freak Kitchen、Mattias IA Eklundhのアルバムは、iTunes Music StoreやApple Musicで聴くことができます!一度聴くと癖になること間違いなしの曲が目白押しです!