カリンバとは
カリンバとは、箱や板の上に並ぶキーやトーンバーと呼ばれる金属棒を指ではじいて演奏する楽器です。楽器のルーツは3,000年前にさかのぼり、1300年前から現在の形が存在していたとされています。アフリカのジンバブエに古くから存在する民族楽器で、部族や地域ごとに形状や音色が異なります。さまざまな呼び名を持っており、その総称として”カリンバ”の名前が多く知れ渡っています。
別名「ハンドオルゴール」とも呼ばれるその名の示す通り、オルゴールのようなやさしく美しい音色を、指ではじくだけで誰でも簡単に生み出すことができます!
カリンバ 各部位の名称

カリンバの選び方・種類
1. 木材で選ぶ
カリンバの箱や板として使われる木材によって、音色や特性はさまざまに変化します。ここでは4種類の木材を特徴別に紹介します!
マホガニー
高級家具にも使用されるマホガニー材は、温かみのあるやわらかい音が特徴。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 245 カリンバ
↑マホガニー材を採用。
シンプルで洗練されたデザインが魅力的です!
コア材
カラっとした明瞭な音で中音域が良く響きます。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL17P-KO カリンバ
↑コア材を採用。
ピックアップを搭載し、PAシステムやレコーディング機器にも接続可能な本格モデルです!
メイプル
クリアで、輪郭のある華やかな音が特長。耐久性も抜群。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL21MS カリンバ
↑メイプル材を採用。
ナチュラルな見た目で、クリアで透明感のある音が特長です。薄型なので持ちやすく、かさばりません。
ブラックウォルナット
繊細な低音、力強い中音、クリアな高音が特徴。濁りのない伸びやかなサステインが味わえます。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL17WS カリンバ
↑ブラックウォルナットを採用。
各音域にそれぞれ優れた音質特性を持ち、深みのある音と濁りのないサステインが特徴です。
2. キーの数で選ぶ
キーの数により音域やキーのサイズ感が変わります。
10キー(Cメジャー)
音域:C4 - E5
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 242 カリンバ
↑マホガニー材に深みあるレッドが美しい10キーカリンバ。キー数が限られると、迷うことなく親指を動かせます。
17キー(Cメジャー)
音域:C4 - E6
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 250 カリンバ
↑マホガニー材に独創的なアートワークが美しい17キーカリンバです。
21キー(Cメジャー)
音域:F3 - E6
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL21WS カリンバ
↑ブラックウォルナットを使用し、透明感のある音が美しい21キーカリンバ。私も愛用しています!本当に音がクリアです。21キーだと伴奏も問題なく、表現の幅が広がります。
3. サウンドホールの有無(箱型・ソリッド型)で選ぶ


正面や背面にサウンドホールがあるものを箱型、ないものをソリッド型と呼びます。
箱型の特徴
- 響きが豊か
- 比較的大きな音が鳴る
- 背面のサウンドホールを指で塞いだり離したりすることで、ビブラートをつけることができる
- 空洞がある分、軽量なタイプが多い
ソリッド型の特徴
- 輪郭がはっきりしたクリアな音
- 比較的控え目な音量
- 薄型で持ちやすいものが多い
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 246 カリンバ
↑箱型(サウンドホール有)カリンバ/17キー/マホガニー
カリンバでは珍しいブラックカラー。スタイリッシュな見た目で黒好きにはたまりません。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SEKL17SS カリンバ
↑ソリッド型(サウンドホール無)カリンバ/17キー/サペリ材
ソリッド型ならではの薄型カリンバ。サペリ材を使用したクリアで明るい音が特徴です。
4. デザインで選ぶ
カリンバ本体の色や形状の違いのほかに、デザインが魅力的なカリンバも多数存在します。好みの絵柄で視覚も聴覚も満たされたいものです。
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 252 カリンバ
↑サウンドホールを囲うようにして描かれたナチュラルなデザインが美しいです。
(17キー/マホガニー)
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 253 カリンバ
↑Flower Powerの名の通り、花の生命力を感じる色鮮やかなデザイン。
(17キー/マホガニー)
SELA CAJON ( セラカホン ) / SE 254 カリンバ
↑固定観念を覆すようなパワフルでかっこいいデザイン、その名もLittle Monster。
(17キー/マホガニー)
カリンバの演奏方法
1. 持ち方
● 両手で軽く持って、人差し指は側面に添えるようにする
2. 弾き方
● 単音:親指の先でキーを押さえ、先端を爪ではじいて鳴らす
● 和音:親指をスライドさせて終わりの音のキーで軽く親指を下向きにはじく
しかしながら!カリンバは「必ずこう」という決まった奏法があるわけではありません。思い付きで適当に鳴らしたり、自由にできるのが、カリンバの魅力のひとつだと思います。音楽は自由にする、を思い出させてくれるステキな楽器です。
まとめ
カリンバは老若男女、楽器経験問わず、誰でも簡単に始められる楽器です。決まった奏法はない自由な楽器で、奏法も音も無限大です!演奏するのに特に準備が必要ないため、ゲーム機を手に取るようにすぐ演奏できて、「ちょっとだけしよう」が叶えられる楽器でもあります。そのため、まさに生活や感覚に寄り添う楽器なのでは、と思います。
このブログで紹介したSELACAJONのカリンバは、木の特性を最大限に引き出す、質にこだわるSELAならではのカリンバです。ぜひ気になるものをチェックしてみてください!