みなさん、こんにちは。私は毎回ブログの序盤で季節の話をしますが、今回もします。
成田は相変わらず、冬はめちゃくちゃ寒いです。今年の寒さ対策はどうしようか。。。こたつが付いたデスクとかあれば、率先して使用したいです。みかんがあればなお良き。たぶん仕事中寝ますが……笑
さて、前回 に引き続きADJから発売されているムービングヘッドをご紹介します!今回ピックアップするのは「Focus Spot 2X」について。前回の記事をまだお読みでない方は、そちらもぜひチェックしてみてください!
それではさっそく「Focus Spot 2X」について紹介していきます。
商品はこちら↓
AMERICAN DJ ( アメリカンディージェイ ) / Focus Spot 2X ムービングヘッド
100WのクールホワイトLEDと3WのUV LEDを光源に持つ、スポットタイプのムービングヘッド。モータースライズドフォーカスとマニュアルズーム機能搭載。8色+白のカラーホイールと6種類のゴボホイールを個別に装備しています。
実際に動いている動画↓
商品の仕様は下記です↓今回も下記の仕様に関して数か所抜粋し説明していきます。
- タイプ:ムービングヘッド、スポットタイプ
- 光源:100W 高出力白色 LED、3W UV LED
- Art-NET対応:×
- DMX512対応:○
- 使用チャンネル数:16、18チャンネル
- XLR端子の種類:3PIN XLR
- Pan:540/270
- ビーム角:16-19度可変
- モーターライズドフォーカス機能:○
- カラー:8色 + 白
- ゴボ:6種 + オープン
- ゴボサイズ:ゴボサイズ 23mm ビューサイズ 19mm 厚さ 0.5mm
- プリズム機能:○
- サウンドアクティブ機能:○
- オートプログラム機能:○
- マスター/スレーブモード機能:○
- 消費電力:180W
- 電源:AC100V 50/60Hz
- 質量:6.5kg
- 寸法:237 x 231 x 385 mm
- 付属品:ハンギングブラケット
【 機能メニュー 】
メニュー | オプション | 説明 |
---|---|---|
DMX Address | 001-XXX | DMX アドレス |
Channel Mode | 16Chan / 18Chan | DMX チャンネルモード |
Pri/Sec Mode | Pri. / Sec. 1/Sec. 2 | プライマリー/セカンダリー |
Show Mode | Show 0 /Show 1 / Show 2 / Show 3 / Show 4 | ショーモード |
Target Mode | Mode 0 / Mode 1 / Mode 2 / Mode 3/ Mode 4 | ターゲットモード |
Sound Mode | On / Off | サウンドモード |
Sound Sense | 0~100 | サウンド感度 |
DMX State | Pri. Sec. / Blackout / Last State | DMX 通信モード |
Dimmer Curve | Standard / Stage / TV / Architec / Theatre | ディマーカーブ設定 |
Pan Invert | Normal / Invert | パン動作反転 |
Tilt Invert | Normal / Invert | ディルト動作反転 |
Back Light | On / Off | バックライト設定 |
Auto Test | オートテスト | |
LED Temp. | XXX | 現在のLED温度 |
Fixture Time | XXX | 現在の灯体温度 |
Firmware Version | VX.X | 現在のソフトウェアバージョン |
Pro Default | On / Off | 工場出荷時に戻す |
Reset | Yes / No | モーターリセット |
01. スポットタイプのムービングヘッドについて
前回のブログで解説しましたが、ムービングヘッドはおもにビームタイプ、ウォッシュタイプ、スポットタイプ、ハイブリッドタイプがあります。今回紹介する「Focus Spot 2X」はスポットタイプ。光の縁がシャープでゴボ(模様)が出せるタイプです。また、「Focus Spot 2X」は交換可能なムービングヘッド。
※ゴボ交換については製品マニュアルの26ページをご確認ください。
※ゴボを交換する際は、ゴボを曲げたり、傷つけたりしないようにしてください。
02. 搭載ゴボについて
「Focus Spot 2X」に掲載されているゴボのデザインは下記の6種類。
前回紹介した「Pocket Pro」には★のデザインがありましたが「Focus Spot 2X」にはありません。やや個性的なデザインが多い気がします。美術館や展示イベントに活躍しそう!
03. カラーホイールについて
8色 + 白 のカラーホイールを調整。
カラー画像はこちら↓
04. DMXについて
ムービングヘッドは基本的にDMX規格のコントローラーで制御を行う事が多いです。ムービングヘッドなど使用チャンネル数の多い灯体はエフェクト向きのDMXコントローラーを選びましょう。「Focus Spot 2X」は使用チャンネル数16.18チャンネルなので、DMXコントローラーを使用する場合は16チャンネル以上のチャンネル数があるDMXコントローラーを選びましょう。
■ DMX512について
DMX512は米国芸術技術協会(USITT)が発端となり改訂されてきたデジタル信号の通信規格です。1本のデジタルケーブルで512チャンネル分の照明制御データのやり取りが可能で、また各チャンネルの信号を256段階で制御することができます。
05. プライマリー/セカンダリーについて
今回はムービングヘッドの紹介と合わせて、質問をいただく事が多い、プライマリー/セカンダリーについても説明します。
プライマリー/セカンダリーモードとは、めちゃくちゃ簡単に言うと複数の同じ照明機材をDMXコントローラーで操作せずに、同じ動きで動作させたい時に使うモードです。「DMXコントローラーは持っていないけれど、複数の照明を同じように演出したい」という方にピッタリの機能。※詳しくは「Focus Spot 2X」の製品マニュアル19ページをご確認ください。
ちなみに「Focus Spot 2X」はこのモードを使えば最大16台同じ動きで操作可能。1 台のユニットがコントロールユニットとして機能し、他のユニットはコントロールユニットのプログラムに反応します。その際、ユニット同士はDMXケーブルを使用し接続してください。なお、このモードを使用するには下記の条件が必要です。必ずご確認ください。
- プライマリー/セカンダリーモードもしくはマスター・スレーブ・モード対応の機種であること
- 同じ型番の照明機材であること
【 ポイント 】
プライマリー/セカンダリーモードではなく、DMXコントローラーを使用して同じ動きをしたい場合はユニット同士のスタートアドレスとチャンネルを全て同じに設定することで、全て同一の制御となります。
いかがだったでしょうか。今回は手軽に使用できるコンパクトなムービングヘッド「Focus Spot 2X」とプライマリー/セカンダリーモードについて紹介しました。コストパフォーマンスに優れたスポットタイプのムービングヘッドをお探しの方、ぜひご検討くださいね(*’▽’)!