こんにちは。マンドリンのブログ4回目の今回は「ジャパン・スーパーユース・マンドリンオーケストラ」について紹介します。
このマンドリンオーケストラは、セミナー形式で開催されるプロジェクトです。去年の夏に始まり、今年が2回目の開催でした。
去年も存在は知っていて気になっていたものの、行くことができませんでした。今年は最終日に行われる演奏会を聴きに行くことができましたので、そこで感じたことを書きたいと思います。

↑こちらが今回の演奏会のチラシです。
ですがその前に、まず今回のブログではどんなプロジェクトなのかを紹介します。2年連続で参加している友人にも情報協力してもらいました。
一言で説明するなら、日本全国からレベルの高い若手奏者が集まるマンドリンオーケストラ。まさに名前のとおりです。数日間のセミナーでプロの指導を受けて最終日に演奏会を行う、盛りだくさんで贅沢なイベントです。
開催地は、マンドリンがとても盛んな静岡。日本のだいたい真ん中なので、全国から参加しやすい場所だと思います。
去年は3日間での開催でしたが、今年は1日増えて4日間になりました。1日目は個人レッスン、2日目、3日目は演奏会で披露するアンサンブルと合奏の練習、そして4日目が演奏会というスケジュールだったようです。課題曲として取り組む曲は合奏2曲、アンサンブル6曲で、各受講者はその中から2曲に参加します。
オーケストラのメンバーは固定ではなく、開催ごとに受講者を募集しています。受講の条件は、30歳以下、かつ原則として3年以上のマンドリン合奏経験があること。学生から社会人まで、様々な方がいたようです。中には、既にプロとして活動していたりコンクールに出ていたりと、お名前が知られている方も。「ジャパン」とつく名前にふさわしく、今年の受講者は、北は北海道から南は岡山まで全国から集まっていました。2年連続での受講者が全体の3分の1以上いたそうで、それだけ満足度が高いプロジェクトであることがうかがえます。 また、セミナーを見学することができる聴講生も募集しており、こちらは年齢制限がありません。
講師の方々も、超一流(なんて軽々しく言うのも失礼なくらい)の方々です。
指揮者は橘直貴さん。このプロジェクトの主宰者でもあります。
各楽器の講師もプロの奏者です。その楽器をやっている人ならお名前を聞いたことがあるかと思います。
マンドリン 柴田高明さん、中野薫さん
マンドラ 佐古季暢子さん
マンドロンチェロ 堀雅貴さん
ギター 吉住和倫さん
コントラバス 内山和重さん
先生方の指導から「このプロジェクトからプロの奏者をたくさん出そう!マンドリン界全体のレベルを上げよう!」という気合いがとても伝わってきたと、参加した友人は話していました。受講者も講師も、本気で音楽に向き合う時間だったのだなと感じました。
初めて会った人たちと、たった3日間の練習で音楽を作っていくのは、大変な苦労があったと思います。実際に参加した友人も「気合いや実力が必要で、気軽には参加を勧められない」と言うほど、ハードルの高いプロジェクトのようです。ですが「そのような環境で頑張りたい、新しいことを学びたいと思ったら、迷わず参加してほしい」とも言っていました。
次回の日程も、早速発表されています。
ここまでの内容を読んでビビッと来た方、ぜひ受講してみてはいかがでしょうか。
日程: 2020年8月20日(木)~23日(日)
場所: 静岡市内
「そこまでの覚悟はない…」「残念ながら30歳を超えている…」という方も、このプロジェクトに関わることができます。それは、先述のとおり聴講生としてセミナーを受けること、そして演奏会を聴きに行くことです。 今回の演奏会も、とても素晴らしいものでした。長くなってしまいましたので、その様子は次回のブログで紹介します。
■公式サイト
開催情報など詳細はこちらから!
https://youth-mandolin.org/
■公式Twitter
「#JSYMO2019」のタグで、今年のセミナーや演奏会の様子が見られます。写真や動画がたくさん載っていますので、ぜひのぞいてみてください!
https://twitter.com/jsy_mandolin?lang=ja
【追記】
2020年は初の試みとして、年齢制限のない「マンドリン・ミュージック・キャンプ(略称: MMC)」の開催も発表されました。ぜひチェックしてみてください。
日程: 2020年7月11日(土)、12日(日)
場所: 静岡市内
詳細はこちら http://youth-mandolin.org/overview/recruitment/mmc2020