このシリーズでは、以前にもリクエストを受けシンフォニックメタル特集を書きました。
記事を書くにあたりいろいろとバンドを漁った影響で、自分の中でのシンフォニックメタル熱が再燃、気付けば第2弾が書けるくらいまでお気に入りのバンドが増えてしまい……
そんなわけでシリーズ初となるおかわり企画スタート!
Xandria / Ship Of Doom
1994年に結成されたドイツのバンド。一度活動を休止するもメンバーチェンジを行いながら、現在まで活動を続けており、2019年には再結成20年を数える大御所のバンドです。音楽性はNightwishやEpicaにも通じる、シンフォニックメタルとしてはこれ以上ないほど王道のスタイル。今回紹介する「Ship Of Doom」は2019年現在の最新作『Theater of Dimensions』(2017年)収録曲。アルバムレコーディング時のボーカルは、残念ながらこのアルバムのツアー途中で脱退。現在はAeveriumのボーカルAeva Maurelleをセッション・メンバーとして迎え活動しています。
Sirenia / Into The Night
ノルウェー産ゴシック/シンフォニックメタル・バンド。以前はボーカリストAilynの浮遊感のある歌唱と声質を活かしたゴシックメタルでしたが、2016年にややハスキーな声質のボーカルEmmanuelle Zoldanへと交代。シンフォニックメタル的な音楽性へと接近しました。メロディはゴシック、サウンドはシンフォニック、ボーカルスタイルは正統派寄りというほかのバンドにはないバランス感が魅力です。
Nostra Morte / Perséfone
2人の男性ボーカルと、1人の女性ボーカルを擁するメキシコ産ゴシック/シンフォニックメタル・バンド。前回紹介したVisions of Atlantisは女性ボーカルとハイトーン男性ボーカルというスタイルでしたが、こちらでは男性ボーカルは完全に低音担当。ミドルテンポの楽曲が多いことと、ところどころに見られる南米民族音楽的なメロディが相まって独特の雰囲気を放つバンドです。
Diabulus In Musica / Crimson Gale
2006年結成のスペイン産シンフォニックメタル・バンド。その音楽性は、壮大なストリングスやクワイアの導入、オペラティックな女性ボーカルといったシンフォニックメタルらしい要素に、モダンなパワーメタルの要素を加えたもの。テクニカルなギターリフやオブリに南欧メタルらしさを感じるバンドです。
こうして並べて書いてみると、自分のツボというかストライクゾーンがはっきりと見えてくるようでなんだか恥ずかしいですね。Rhapsody Of FireやDark Moorを聴いて青春を過ごしているせいで、シンフォニックなオケのクサメロパワーメタルは無条件で好きになるカラダになってしまっているようです。