ピアノは普段弾いていなくても、年に1回の調律が必要だと知っていましたか?
「調律代がもったいない」と思って長い間調律をしていないと様々なパーツに不調が出て修理代がかかってしまう場合もあるんです。
せっかく購入したピアノ、長く大切に使いたいですよね。
今回は、ピアノの調律、そして調律についての豆知識をご紹介します。
調律と調整の違い
▶ 調律 一般的に弦の緩みや張りを調整して「音程合わせ」をする作業。調整に関する項目は含まれないことが多いそうです。
▶ 調整 整調とも呼ばれます。鍵盤のタッチや音色の調整、修理など。長い間調律をせず使いたいときに使いたい、という場合には調整をしておくと良いです。
音程はもちろんですが、鍵盤の高さが揃っているか、弾いたときに沈み込む深さが均一か、ペダルの効きが適正か、といった内容もピアノの上達には大きく影響しています。
PEARL RIVER(パールリバー)ピアノって?
ヤマハやスタインウェイなど著名メーカーのOEMも手がけた50年以上続く中国のピアノブランドです。
背の高いチェリーウッド(茶色)のアップライトピアノでもグランドに近いタッチ感、20万円台で購入できるというコストパフォーマンスに優れた製品がリリースされています。
我が家(妻の実家です 笑)では10数年前にウォルナットの背が低いアップライトを購入し、習い事や趣味として弾いていました。
話を聞いてみると、「茶色のアップライトで安いピアノを探していたら、偶然にも千葉県の会社(サウンドハウス)の紹介が目に止まった」という理由で、実際にショールームで楽器を見たうえで購入に至ったそうです。
~それでは、ある日の調律をレポートします!~
まずはピアノのお掃除

調律前の準備としてピアノの足元や鍵盤の上にあるフタ類を外し、内部に入り込んだホコリを取っていました。
リビングに置かれることが多いアップライトピアノ、私達も日頃から表面の拭き掃除はやっておきたいですね。
うちでは幼児も遊び半分で弾いていて鍵盤のフタをバタンと閉めるので、蝶番のネジが緩んでいたようです ^^;)
いよいよ調律

音叉(おんさ)で基準となるA(ラ)の音を確認し、弦の調整が始まりました。
ギターなどとは異なり、ピアノの中音から高音部分になると1つの音に対して3本の弦が鳴っています。
88の鍵盤に、平均して230本の弦が張られているなんて…ビックリです! w(゚ロ゚)
この1本1本を丁寧に聴きながらチューニングレンチで音程を合わせていきます。
実は、サウンドハウスではピアノのチューニングレンチも販売しています。
K&M / 167
ピアノの湿度チェック
日本の一戸建てではピアノ内部の湿度が高くなることが多いそうです。ベストは50%くらいなんだとか。
本体は木製、ハンマーにはフェルトが貼ってありフタは閉めきり…
弦の急激な状態変化はもちろん、響板やペダル周りのサビつきを予防するためにも楽器用のサビ防止つき乾燥剤を適宜入れましょう。

入れる前に調律師さんに必ず相談してくださいね。
私はFernandes / Dr. DRYを愛用しています。湿度コントロールとサビ防止、脱臭効果もあります。
袋に入れた日時を書いておいて、半年を目安に交換しています。

FERNANDES / DRDRY
~最後に~
毎年恒例のピアノ調律のおかげで、我が家で10年近く使っているパールリバーのアップライトピアノは今でも元気です。

そして、パールリバーのアップライトピアノが気なった方(^o^)/
サウンドハウスでは関東近県がお届け先の場合、配送時に調律、遠方に関しては出荷時に調律をしています。
はじめてのアップライトピアノにおすすめです。
展示品や特別価格の商品もあります。この機会をお見逃しなく!
▶ 背が低いタイプ
PEARL RIVER / UP110P5 WALNUT 248,000円
PEARL RIVER / UP110P5 CHERRY 248,000円
▶ 背が高いタイプ