今回はSKB(エスケービー)のフラットマンドリン用ケースについてご紹介します。
SKBは、楽器用やPA機材用ケース、ラックケースなどを手掛けるアメリカのケースメーカー。軍事や工業、医療の現場でも使用されており、その品質と優れた技術は軍の厳しいセキュリティー基準をもクリアしています。 「同じようなマンドリンケースでもっと安いものもあるし、何が違うのだろう?」と思う方が多いかと思いますので、SKBのマンドリンケースならではの魅力をお伝えします。
マンドリン用ケースのラインナップは2種類あります。 ※両方とも「フラットマンドリン用ケース」です。クラシックマンドリン(後ろが丸く膨らんだマンドリン)には対応していませんのでご注意ください。
80A Aスタイルマンドリン用ハードケース
こちらはボディが丸い「Aスタイルフラットマンドリン」用のケースです。
80F Fスタイルマンドリン用ハードケース
こちらはツノのような装飾がついた「Fスタイルフラットマンドリン」用のケースです。
魅力その1 丈夫な素材!
SKBケースの特長として、外装がABS樹脂製であることが挙げられます。ABS樹脂は、キャリーケースや家電製品のボディとしてよく使われるプラスチック素材。軽量であるにも関わらず、耐衝撃性に優れています。ケース内部には、硬めの発泡スチロールが用いられています。こちらもABS樹脂同様、耐衝撃性と軽量性を両立した素材です。 ケース表面には細かい迷彩柄のような凹凸があるため、細かい傷がついたとしても目立ちにくいかと思います。また、持ち手も太めで掴みやすいです。

魅力その2 楽器をガッチリと保護!
内装には、柔らかい絨毯のような生地が使われています。実際にAスタイル、Fスタイルのフラットマンドリンを入れたところ、ケースを揺らしてもびくともしないくらいのホールド感でした!
↓80A(Aスタイル用)本体部分

↓80F(Fスタイル用)本体部分
楽器の形に忠実にくり抜かれています。

底や蓋は平らではなく、表板・裏板のアーチや指板など、楽器の凹凸に合わせた形になっています。
↓80A(Aスタイル用)蓋部分

↓80F(Fスタイル用)蓋部分

どちらのケースも、ネックをしっかりと支えてくれます。またヘッド部分はケースの両端にペグが当たるくらいのぴったりサイズのため、ケース内でガタガタと動くこともありませんでした。

魅力その3 アメリカの空港でも安心のTSAロックつき!
TSAロックとは、アメリカ運輸保安庁(略称: TSA)が認可したロックのこと。アメリカの空港で預けた荷物を検査する必要がある場合、荷物に鍵がかかっているとその鍵を破壊されてしまうことがあります。勝手に鍵を壊すとは驚きですが、これは安全確保のために運輸保安庁に与えられている権利です。しかしTSAロックがついた荷物であれば、運輸保安庁が合鍵を持っており、鍵を壊さずに中身の検査を行うことができます。そのため、アメリカの空港を利用する場合にはTSAロックがついたケースを使うことをおすすめします。

留め金はつまんで開閉するタイプで、もちろん普段はロックをかけずに使用することもできます。

魅力その4 小物も収納できる!
ネックの後ろ側に小物入れスペースがあり、ピックを入れておくのにちょうどよいくらいのサイズです。チューナーも小さめのものであれば収納できるかもしれません。

簡潔にまとめると、SKBのマンドリンケースの魅力は「頑丈さ」と「TSAロック」!長距離の運搬やアメリカへの輸送の機会がある方に特におすすめしたいケースです。
サウンドハウスでは、SKBの他にもマンドリンケースを販売中です。こちらからご覧ください。
→ マンドリンケース一覧