はじめましてモンブランと申します。地元を中心にバンド活動を行っています。
ここ最近はセルフレコーディングを勉強していたおかげで、ラジオCMの制作に携わることがありました。
DTMソフトやオーディオインターフェイスを揃える時に初期投資は掛かりますが、使いこなせるようになれば、音楽活動の幅がすごく広がります。
今回はDTMを覚えてよかったことを4つの理由に分けてご紹介したいと思います。
DTMに興味があるミュージシャンにとって参考になれば嬉しいです。
■レコーディング費用が安くなった
セルフレコーディングを覚える最大のメリットは、バンドでレコーディングする際の費用を安くできることです。
私の地元でCDを作ろうと思うと6万円程掛かってしまいます。僕がエンジニアを勉強したことで、スタジオ代くらいしか費用がかからなくなりました。
最初はクオリティが低くなってしまいますが、勉強していくうちに、十分聴けるレベルまで持っていけると思います。
この浮いた6万円の活動費をグッズ制作費に当てればCD以外の収入源を作ることも可能ですから、バンド活動もより円滑になるかもしれませんよ!
僕はCUBASE proのみで始めました。それでもある程度は作れます。レコーディング費用が高いことで音源が出せないより、クオリティが多少低くてもいろんな人に曲を聴いてもらうほうがチャンスを掴みやすいのではないでしょうか?
■バンド以外の楽曲も制作を頼まれるようになった
少し特殊かもしれませんが、僕がバンドの音源を自分たちで作って販売した頃、メンバーの知り合いからラジオCM楽曲の制作をいただくことがありました。
ラジオで流れるということもあり、少しでもクオリティが上がるように頑張って勉強し、なんとか納品しました。結果、依頼主さんに喜んでいただきましたし、自分自身とても良い経験になりました。
バンド以外の曲を制作するのは大変な部分もありますが、制作の場数が増えるのは大きなメリットです。仲の良いバンドのレコーディングに携わらせてもらえば同じように場数を踏めます。
場数を踏んでクオリティを上げて、自分たちのCDを安く高品質で作れるようになってみませんか?
■イコライジングを考えるようになった
セルフレコーディングを行うと出てくるのがミックスやマスタリング。音を整える作業です。ここで必要になってくるのがイコライジングの知識です。
専門のプロがいるくらいなので習得するにもかなりの時間や経験が必要だと思いますし、僕も人に言えるほど習得できているわけではありません。
ただ、勉強する中で少なからず良かった部分もあります。それは自分の音作りを今まで以上に考えるようになったことです。バンド活動を続けていく上で身につけておいて損はない技術だなと改めて思っています。
■制作意欲が上がった
音楽が自分たちで作れるようになったことで、音楽以外も自分たちで作れないかと思うようになりました。
今は動画編集ソフトや画像編集ソフトもサブスクリプションで安く使うことができます。フライヤーやwebサイト、MVなども自分たちの好きなように作れるのです。
配信もSNSやYouTubeなどに気軽にアップできる時代ですから活用しないのはもったいないです。
むしろ、ここまでネットが発達してくると今後のバンドマンにはセルフプロデュース力が必要になってきているのかも。
しかし、そんな堅苦しいことを考えるより自分たちの力で自分たちの好きな物が作れるのですから、ぜひチャレンジしてみてください!
音楽は自由に楽しむのが一番だと思いますから。
■最後に僕が使っているDTMの機材をご紹介
・cubase pro 9
DTMソフトの中でもユーザーが多いcubase。
Perfumeのプロデューサーとして活躍中の中田ヤスタカさんも使っています。
困ったりしたときの情報もネットで検索しやすいのはメリットの1つではないでしょうか。
このソフトはwindowsにもMacにも対応しているので、ドラムのレコーディング時はmacbook proを持ち出して仕上げはwindowsのデスクトップで作業する僕にはとても便利。
またオーディオインターフェイスやMIDIキーボードに機能制限版のcubase AIがついてくるものがあるので、まずはそこから始めて、欲しい機能がわかってきたらアップグレードしていくのもオススメです。
現在はcubase pro 10が最新バージョンで9に比べて便利な機能も増えているようです。
STEINBERG (スタインバーグ) / Cubase Pro 10 DAWソフトウェア
WAVES (ウェーブス) / Diamond ダイアモンド
このソフトはミキシングやマスタリング時に使用するプロ御用達のプラグインがバンドルされたソフトになります。
cubaseの標準エフェクトでもそれなりにミックスやマスタリングはできますが(僕も初めて作ったバンドの音源はcubaseのみでした)、もっと音を細かく調整したい、音圧をもっとナチュラルに上げたいと思った時にWAVES Diamondが活躍します。
昔は30万円程したソフトですが、今ではサウンドハウスさんで3万円しないくらいで買えてしまうので驚きです。
ただDiamondはプラグインの数もかなり多いので、価格とプラグイン数を抑えたバージョンのGoldから始めていくのもひとつの手です。もしプラグインが足りなければ、単体でダウンロード購入することもできるので安心です。
WAVES (ウェーブス) / Gold Bundle ゴールド
ROLAND (ローランド) / OCTA-CAPTURE UA-1010
打ち込みで音楽を作るのであれば、ここまでチャンネル数はいらないのですが、僕はドラムのレコーディングをするので、このオーディオインターフェイスを使っています。
自動でインプットレベルを調整してくれるオート・センス機能がとても便利で自宅用とスタジオ用で2台所有するほど気に入っています。
僕は仕事が終わった後にレコーディングやバンドの練習をするので、どうしても活動できる時間が限られてしまいます。
そんなとき、この機能はすごく助けになってくれます。
OCTA-CAPTUREは2台同時使用も可能なので、今後チャンネル数が足りなくなるようなことがあれば自宅用のOCTA-CAPTUREを持っていくことも考えています。
SONY (ソニー) / MDR-CD900ST
プロのレコーディング映像でよく見る定番のヘッドホンです。
リスニング用とは少し違うので迫力は失われますが、音の分離もよく定位などもわかりやすいのでMIXの作業が捗ります。
交換用のイヤーパッドが販売されているので長く使えるのも嬉しいポイント。僕の中では、今や手放せない一品になるほどのヘッドホンです。
YAMAHA (ヤマハ) / HS5
このモニタースピーカーはHS8・HS7を含め3種類のサイズが販売されています。HS5は一番小さいモデルです。
一番小さいモデルではありますが、こちらも音の分離が良く、バスドラムの音がしっかり鳴ってくれるので聴いていて心地良い音です。
ヘッドホンで最後まで作ってしまう方もいるとは思いますが、いろんなモニター環境を持っていれば様々な角度から音源を見直すことができますから、モニタースピーカーを持っておくのも悪くないと思いますよ。
■まとめ
時間がかかってしまったり、めんどくさいことがあったりと大変なセルフレコーディングですが、それだけ大きなメリットがあると思います。
今ではパソコンを使った音楽制作は当たり前ですから、少し知っておくだけでも便利ではないでしょうか?
なにより、覚えたことを通じていろんな方と知り合えたのもメリットの一つだと考えています。
少しでもこれを読んでくださった方にお役に立てれば幸いです。