こんにちは!
BABY BABYというアコースティックユニットのギタリスト兼、作業療法士のフジオカタクトと申します!
前回から少し間が空いてしまいましたが、このシリーズも第3回目となりました!
今回はギターを弾く「姿勢」について語っていきたいと思います!
僕は普段、音楽とは別に作業療法士というリハビリの仕事をしています。
姿勢というのは人によって様々で、その人の習慣や癖が現れるものです。
そしてなかなか自分では気付けない部分もたくさんある難しいものでもあります。
「姿勢」と一言でいっても様々な要素が関わってくるので、何回かにわけて色々と投稿していこうと思います!
今回は「練習時の姿勢」について考えていきたいと思います。お付き合いよろしくお願いします!
さてさて皆さんはどんな姿勢でギターを練習していますか?
座っていますか?

こんな風にうつむいてませんか?
立って練習する方もいると思います。

顔が見えませんね。。。

指板ガン見です。。。
こんな感じになっていませんか?(部屋が汚くてすみません。笑)
この写真はちょっと極端にしていますが、どうしてもギターを始めたての頃は、コードを押さえることに精一杯で指板を覗き込んでしまったり、アルペジオを弾くのにピッキングを確認しないとだったり、目線が下にさがりやすいと思います。
このように頭が下がった猫背のような姿勢はギターを弾くにはとても不安定な姿勢なのです!
いわゆる「悪い姿勢」です。
姿勢が悪いだけで演奏面にも様々な影響が出てくると思います。
例えば、
・姿勢の影響で構えたギターが傾いてしまい、ピックと弦が平行に当たらないためストロークが一定に行えない。
・右手の位置が安定せず、ピッキングの時に指や爪が触れてしまい良い音が出せない、爪が割れる。
・左右のバランスが取れていない、ゆがんだ姿勢になってしまうため、長時間練習していると疲れや痛みにつながりやすい。
・この姿勢で慣れてしまうと本番ステージに立つときに前(フロア側)が見られない、お客さんから緊張しているように見られる、などステージ映えにも影響する
などなど色々な問題点が考えられます。
当たり前のような話ですが、実際姿勢に気をつけてギターを練習されている方は案外少ないのではないでしょうか?
いろんなネット記事を読むと、
背筋を正しなさい!顔をあげなさい!
と「正しい姿勢」をとることが良い姿勢であるように書かれている情報もありました。
しかし僕はそういう風に意識することで、余計に肩や腰に力が入ってしまい、正しい姿勢を作ることに精一杯になってギターを弾くことに集中できないと思うのです。
楽器を弾くのに大切なのは「正しい姿勢」ではなく、楽チンでリラックスできる、バランスのとれた姿勢だと思います。
ではどういう姿勢が楽チンで安定しているのか?
という話をする前に、、、
まずは、自分がどんな姿勢でギターを弾いているかを知るところから始めましょう!
そこで最初に自分の姿勢を確認してみましょう。
一番簡単に姿勢をチェックする方法は、「鏡を見ながらギターを弾く」ことです!
自分がギターを弾くとき
・どんな姿勢になっているか?
(頭の位置や肩の高さ、背筋に注目してみてください)
・目線はどこを向いているか?
・右手と左手は自然な位置でリラックスできているか?
・リズムはどこでとっているか?
・重心は前後左右どこにあるのか?
などなど、客観的に視覚から情報を得ることで多くの気付きがあると思います。
何もせずに座った・立った時との違いやリラックスできているかも確認してみてください。
ギターを構えることで不自然な姿勢になっているならどこが不自然なのか、自分で感じて確かめてください!
これが楽な姿勢を見つけていく第一歩だと思います。
「変化に自分で気付いて、自分で直せる」という作業がとても大切です。
自分を客観的に見て、知ることで今まで入っていた無駄な力が抜け、不自然な姿勢がより自然になってくると思います!
また自分のギターを弾く姿を鏡で客観的に見ることはライブパフォーマンスの向上にも繋がります。やったことがない人はぜひやってみてください!
僕がギター始めたての頃は風呂場の鏡なんかで全身を見て練習していました(笑)
自分の好きなギタリストと立ち姿を真似て、自分のそれと比べてみるのも良いと思います!
もちろん座って練習するときも上半身だけでも良いので鏡や窓ガラス越しに映るシルエットを確認したり、スマホカメラで写したりとなんでも良いです!
ぜひ自分の姿勢をチェックしてみてください!
次回は重心の話や骨・筋肉のことなんかも織り交ぜて話していきたいと思います!
最後まで目を通してくださりありがとうございました!