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雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ... - 『Sugarなキモチ 第16回』

2018-09-14

テーマ:Sugarなキモチ

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雨の週末、朝早く教会に着き、少し秋の気配を含んだ風が吹き込む静かな窓辺で、ふっと小さなため息をついた、Sugarです。

強く地面を打つ雨音の中で、聖歌隊が賛美歌を練習する声が聴こえていました。神秘的で美しい曲でした。練習なので部分部分で途切れ、その間に指揮者が何か注意点などを喋っているはずなのですが、風に乗って聴こえてくるのは歌だけ...音量の差はもちろんあると思うのですが、“喋ること”にはない“歌うこと”が持つ不思議な力を感じました。何か思いを伝えようとする声は音楽になることで、より遠くへ届いていく感じがしたのです。
別の日には、特別な会にお邪魔してきました。

世界各地からその道の専門家達が京都へ集まり、文化遺産の防災について勉強する研修プログラムの中間パーティーでした。
彼らの出身国は、インド、イギリス、ブラジル、イラン、ブータン、イタリア、ネパール、インドネシア、ジョージア、メキシコ、フィジー、シンガポール、韓国、ガーナ...とバラバラでした。

座敷スタイルの串かつ屋、大部屋を貸し切ってぎゅっとみんな寄り集まると、それはそれはものすごいパワーが充満していました。
会の中盤、まず私が歌うことになりました。そしてその流れで、参加者それぞれがふるさとの歌を歌うことに...一夜であんなに沢山の言語で歌を聴ける機会はなかなか無いと思います。

ブラジルの女性が歌い出すのをためらっていたので、助けになったらと思いポルトガル語で「オーリャキコイザ...(『イパネマの娘』)」と私が歌い始めたら、彼女もぱっと笑顔になって、そのまま最後まで2人で歌いきりました。ボサノバの軽やかなリズムは、海辺の風のように場を包み、親しみあるそのメロディーをみんなが口ずさみ始めると、歌う楽しさを通して1つになっていくのを感じました。歌い終わると拍手が沸き、そこにいた全員が笑顔でいるのを見たら、とても幸せな気持ちになりました。

空を往くそよ風が、国境も文化の違いも簡単に越えていくように、音楽にも軽やかな強さを感じます。平和や希望を感じる時、あぁ音楽と共に生きて行くことを選んで良かったなぁ とつくづく思えます。

今、台風や地震によって、辛い思いの中にある人がいらっしゃると思います。心に強く雨が打ち付けるようなこんな時こそ、音楽が希望を乗せて、"負けない力"をその人たちの元へ届けますように。

Sugar

シンガーソングライター、コラムニスト、ボーカル講師、パン作り講師、京都の町のイベントプロデュースに携わるなど、現在活動は多岐にわたる。慶應義塾大学在学時から活動し、TV番組等にも出演。2017年秋からはSugar.songwriterとして京都を中心とした音楽活動を開始。大の愛犬家。2018年には日韓国際結婚。
website https://sugarmusic.theblog.me
instagram sugar.songwriter

 
 
 
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