こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”ことフジオカタクトと申します。
今回は指を酷使するギタリストに特化した指のセルフマッサージとストレッチを紹介していきたいと思います。
指の疲れというのは普段あまり意識しないかもしれません。しかし筋肉というものは使えば使っただけの疲労を蓄積していきます。知らず知らずのうちに筋肉を限界まで使い、ある一定の閾値を越えると痛みや腱鞘炎といった手の故障を引き起こす可能性は大いにあるのです。 また筋肉が凝り固まっていると力加減やコントロールといった「指を操作する感覚」が鈍ってしまい、演奏のパフォーマンスにも悪影響が出てくると考えられます。
「日々こまめなケアを心がけることで指の筋肉を最適な状態を保ち、痛みや故障をできるだけ予防しよう!」という目標を持って、今日もやっていきましょう( ^ω^ )
1、母指球のセルフマッサージとストレッチ
あまり馴染みのない言葉ですが「母指球」とは親指の付け根に当たる部分です。ここには親指を動かすための筋肉がたくさんついています。そのおかげで親指は自由にいろんな方向へ動かすことができるのです。
左手はネックを裏側から支える役割、右手だとピックを持ったり指で弦を弾いたり。ギターを弾くときも親指はとても大切な役割を担っています。よく使う筋肉が集まっている母指球はしっかりケアしておきましょう!
● マッサージのやり方:
親指と人差し指の間にある水かきの部分を親指で指圧していきます。指圧する部分を少しずつずらしていくことでこの間に付いている複数の筋肉をほぐしていきます。力一杯やるのではなく、痛気持ちいい位を目安に行いましょう。

● ストレッチのやり方

写真のように親指を反対の手ですっぽり握り込みます。そして外側へ開きながら肘を伸ばし、手首をそらすことで先ほどマッサージをしたあたりの筋肉を伸ばしていきます。しっかり親指を広げることがポイントになります。
2、虫様筋のセルフマッサージとストレッチ
虫様筋は僕のコラムにたびたび登場するギタリスト必修の筋肉です!
詳しい役割については今回は割愛しますが、興味のある方は是非こちらの記事を参考にしてみてください。( 関連記事『指を動かす筋肉「フィンガリング筋」を紹介します【ギタリストは知っておきたいカラダのこと】』)
指の間についている筋肉ですので普段は意識しにくい部分ですがギターを弾くときにはバリバリ働いてくれている筋肉です。しっかりケアをして差し上げましょう。
● マッサージのやり方

人差し指と中指の間(中指と薬指、薬指と小指も同様)を触っていきます。手のひらを親指、手の甲側を他の指たちで挟み込むようにして指圧していきます。上から下向きに動かしながら指圧してきましょう。
● ストレッチのやり方

ストレッチする側の指を写真のように曲げます。そして反対側の手で指全体を包み込むようにして持ちます。そこから指の付け根を逸らすようにして伸ばしていきます。
強くやると痛みが強く出るので、こちらも痛気持ちいい位を目安にストレッチしてみてください。
いかがでしたでしょうか!
今回はマッサージとストレッチのやり方に焦点を当ててお送りしました。もしもっと手の構造について知りたい方はぜひ僕のコラムを遡って読んでみてください!
またもし手や体に不調があったりして気になることがあれば、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からお気軽にご相談ください!
それではまたー!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら