こんにちは!
お疲れ様です。“姿勢がみれるギタリスト”ことフジオカタクトと申します。
なかなか梅雨が明けませんが皆さんいかがお過ごしでしょうか!
雨が続くと湿気が溜まり、ギターへの影響が気になりますね。うちでもなるべく除湿器を回すようにしていますが排熱で室温が上がり、汗だくでコラムを書いています。( ̄▽ ̄;)
さて、今日は「指を動かす筋肉」について紹介していきたいと思います!
みなさんは自分の指がどうやって動いているか、気にしたことはありますか?
自由自在なフィンガリングは筋肉を知るだけではできませんが、筋肉と動きの関係を知ることで指をどう動かしたいのかということがイメージしやすくなります。またイメージと実際の動きがリンクすることでより動きが明確になり、苦手な運指の原因を知ることもできます!
指を動かす筋肉はめちゃめちゃたくさんありますので、今回は「指を曲げる筋肉」に絞って紹介していこうと思います。
この記事を読んだ後に、過去のコラム【フィンガリング編】も合わせて読んでくださるとより理解が深まると思います。
指には合計3つの関節がありますね。

指先の方から第一関節、第二関節、第三関節(指の付け根)です。
では順に見ていきましょう!
第一関節、正式名称は遠位指節間関節(DIP関節)を曲げる筋肉は深指屈筋という筋肉です。

図のように肘の内側〜指先にかけてついている筋肉です。
第一関節だけを曲げることはほとんどなく、第二・第三関節と一緒に曲がって指を動かしています。
指を押さえた状態で第一関節だけ曲げてみると手首〜腕にかけて筋肉が動いているのがわかると思います。これが深指屈筋です。
次は第二関節、正式名称は近位指節間関節(PIP関節)。ここを曲げる筋肉は浅指屈筋という筋肉です。

さっき紹介した深指屈筋と名前がよく似ていますね。
名前だけでなく、筋肉が付着している場所もよく似ていて、深指屈筋の上に被さるようについています。その名の通り、深い位置についているのが深指屈筋、浅い位置についているのが浅指屈筋です。
フィンガリングをするときはこの2つの筋肉を使って指の曲げ具合を調整しています。
最後は第三関節、正式名称は中手指節間関節(MP関節)。ここを曲げる主な筋肉は虫様筋と言います。(浅指屈筋も第三関節を曲げる役割があります。)

掌から人差し指〜小指それぞれに付いていて、計4つあります。
これまでに紹介した筋肉とはちょっと違い、虫様筋は手のひらの中についています。
虫様筋は指を付け根から動かす役割があるので、実質これがフィンガリング筋といっても良いかもしれません。
ギター初心者の頃、薬指と小指が動かなくて苦戦した方も多いのではないでしょうか?それはこの虫様筋が上手く使えていないことが多いです。
もし薬指と小指が動かなくて困ってる!という方がいましたら、第三関節を動かす訓練をしてみてください。ここがうまく動かせるようになるとかなり楽に運指ができるようになりますよ(゚∀゚)
また指を動かす時、指先にばかり意識が向いて力んでしまう人が多いです。指の筋肉がついている部分は腕や手のひらなので、その部分に意識を向けてみるのも良いと思います(゚∀゚)
いかがでしたでしょうか!
なんとなくでもカラダの構造を知り、動きを知ることで運動のイメージがしやすくなってカラダを操りやすくなると思います。
「なんで指って動くんだろう?」なんて考える人はあまりいないかもしれませんが、疑問を持つことはいろんな発見に繋がって面白いですよ〜!
それではまた〜!