お疲れ様です!
ギタリスト×作業療法士の二足の草鞋を履く男、、、フジオカタクトと申します。
このご時世、ライブや人前で演奏することもめっきり減ってしまいました。しかし今までの形に拘らず、色んな方法で音楽やギターと向き合われている人が増えてきているのをみて、個人的にとても勇気をもらっています。
またその中でもDTMや配信ライブをされる方も増えた印象です!配信ライブとなると座った姿勢でライブをする方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな「座ってギターを弾くこと」に対して、我らがギターヒーロー、Charさんのライブ映像から座ってギターを弾くときに大切な姿勢のポイントを学ばせて頂こうかと思います!
「今まで姿勢なんて気にしたことなかった」、「姿勢を直した位で演奏に影響するの?」なんて思われた方には特にチェックしてみて欲しいです!
姿勢というのは無意識になりやすいので、知らない間に不安定なバランスの悪い、体にとって効率の悪い姿勢で演奏している、なんてこともあり得ます。
これを機にギターを弾く時の姿勢について興味を持っていただけると幸いです(^^)
ではでは今回もよろしくお願いします!
今回もまた参考動画はYoutubeから引用させていただきたいと思います。
Charさんは御年64歳ということもあり(?)、セッションやギターレビューなんかの際は座ってギターを弾かれることが多いような印象を受けます。
そこから秘密のポイントを盗んでいこうと思います。

画像出典:YouTube/ https://www.youtube.com/watch?v=oqpRgxT79UQ&t=150s
さて、次は自分のギターを弾く姿勢を確認してみましょう。

僕の姿勢を「よくない座位姿勢」とします。
Charさんの座位姿勢と見比べてどこが違うかわかりますでしょうか。
ポイントは股関節の向きになります!

「よくない座位姿勢」の方は股関節が外旋方向に開いています。股関節外旋=太ももが外方向に捻れた状態、つまりガニ股になっている状態のことです。
人間の構造上、座った状態で足の力を抜くと、重力で引っ張られて、足の重みで自然とガニ股になってしまいます。
この状態ですと骨盤周りの座位姿勢を安定させる筋肉(殿筋群や腸腰筋など)が働いていない状態になります。筋肉を使わずだらーんと座っている状態です。また足の裏が地面にしっかりつかなくなるので足で体を支える事ができなくなります。筋肉を使わない方が楽なのでは?と思われるかもしれませんが、実際は違うカラダの箇所に負担がかかっていたり、動作をするには不安定な姿勢になっているのです。
ではもう一度Charさんの座っている姿勢を見てみてください!

Charさんの股関節は外旋位ではなく、中間位になっています。足の間は肩幅ほどの広さでガニ股のように足が捻れた状態ではなく、まっすぐ保たれています。
こうすることで股関節を安定した位置に保っておくのに必要な骨盤周りの大きな筋肉(殿筋群、腸腰筋など)が働くので、土台となる骨盤と股関節がどっしり安定して座位姿勢が安定しやすくなります。
また足底も地面にしっかり着くことができるので体の重みを分散でき、安定して体を支えられます。
ひとつ意識して欲しいのは、股関節を中間位で保つ時、太ももの内側の筋肉ではなく、お尻の筋肉と下っ腹あたりの筋肉を使うようなイメージを持ってみてください。内股にするのではなく、太ももが外に倒れないように保つ感じがいいと思います。動作に使う筋肉の位置を具体的にイメージすることで無駄な力を入れずに体を動かす事ができますよ( ・∇・)

股関節の位置を修正してみた座位がこちらです。
たったこれだけで本当にギターが弾きやすくなりました!
ガニ股になっていたなーって方はぜひ一度この股関節の向きを意識して演奏してみてください!いつもより安定して座れている感じがすると思います。
これはDTMやデスクワークが多い方にも実践してみていただきたいです。「良い姿勢」をとろうと背筋をむりに伸ばしたり胸を張ったりするよりも、股関節の向きを意識した方が簡単に姿勢を整えられると思いますよ〜\(^o^)/
かといって、ずっとこの姿勢をキープしないといけないわけではありません。Charさんも座ってギターを弾くときはずっとこの姿勢で弾いておられるわけではないです。足を組まれることも多いですからね。
大切なのは、体にとって楽で安定した姿勢とはなんなのか、それを自分自身が知り、姿勢を意識的にコントロールできることだと僕は思います。
何事も負担は少ない方が楽ちんでいいですよね〜。(ゆとり発想ですみません!笑)
のんびりでいいんです。楽しくいきましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。それでは〜!