みなさん、こんにちは!営業の手塚です。
突然ですが、質問です!
はじめのエフェクターって何を購入しましたか?
私の場合、今でも定番として人気のあるコンパクト・エフェクターBOSS/MT-2「Metal Zone」でした。
BOSS (ボス) / MT-2
購入の決め手は、ゴリゴリに歪み、3バンドEQのツマミを調整することにより幅広く音作りができたことでした。
まぁ、20年以上も前の話になってしまいますが(笑)。
今回は最新モデルに限定して、初心者のギタリストにおすすめできるエフェクターを調査することにしました。
■FOXGEARとは
探してみると・・・FOXGEARという2017年に設立されたばかりの新しいブランドを発見!
往年の名機を再現したクローン・エフェクターや、改良を施したエフェクターを作り出すイタリアの Gurus AmpとBaroni-Labという2つのブランドがタッグを組んだようです。
さらに、2つのブランドが持つ高い技術力をコンパクトなボディ(6x12x3 cm)に詰め込み、手頃な価格で提供するというコンセプトが今回の条件にピッタリです。
※電源はDC9-12V(センターマイナス)の電源アダプターのみ使用可能
イタリアのブランドだけあって、デザインが秀逸です。
常に内部から発光しているため、ライブ中の足元がかなり華やかになります!

それでは、FOXGEARからSQUEEZE、RATS、MUFFIN、RYDER、FENIX、SYNISTER、Plexi 55をご紹介します!
■SQUEEZE
FOXGEAR (フォックスギア) / SQUEEZE
SQUEEZEは、フォトカプラという素子が使用された光学式のコンプレッサーペダル。
入力信号をLEDの光に変換し、その光の強さを感知して内部抵抗を変化させるため、ゆっくりと圧縮されたとても自然なコンプサウンドを得られます。
コンプがかかってるかな?と思うぐらいとてもナチュラルです(笑)。
エフェクトをONにすると、トレブルを軽くブーストしたような変化があり、音が少し前に出てくるような感じがします。
使い方は、RATIOのツマミをまわして、どれだけ音を圧縮(音の粒を揃える)させるかを決めたら、音量をVOLEMEのツマミで合わせるだけ。
コードのカッティングやアルペジオを多用するギタリスト、原音のキャラクターを大切にしたいベーシストに最適なコンプレッサーですね!
■RATS
FOXGEAR (フォックスギア) / RATS
RATSは、定番のビンテージディストーションRATの影響を受けた歪み系のペダル。
母体となるBaroni-Labが、名機と呼ばれるエフェクターからのインスパイアを感じさせるペダルをいくつもラインアップしてることから、FOXGEARもその流れを継承しているみたいですね。
黒いエフェクターRATと同様に、低音域がカットされた感じのサウンドになり、ロック系の音作りに合いそうです。
FILTERのツマミはトーンの役割りをしていますね。
トーンの効きも良く扱いやすいディストーションペダルです。
■MUFFIN
FOXGEAR (フォックスギア) / MUFFIN
MUFFINは、80年代にDavid Gilmour(ピンク・フロイド)が使用していたBig Muffから影響を受けた歪み系のペダル。
ファズと呼ばれる最も古い歪み系エフェクターでもありますね。
ギルモアが使用していたものとなるとラムズヘッドと呼ばれる第2世代のモデルを参考にしていると思います。
オリジナルのBig Muffと同様に、トーンとなるFILTERで音のキャラクターを簡単に変えることができます。
ビックマフ系のペダルはさまざまなメーカーから出ていますが、扱いやすいビックマフ系のペダルをお探しでしたら、まずはMUFFINから使ってみるといいでしょう!
■RYDER
FOXGEAR (フォックスギア) / RYDER
RYDERは、DioやWhitesnakeで活躍したギタリスト、ダグ・アルドリッチのシグネチャー・モデル。
RATSをベースに、クリッピング回路にゲルマニウムダイオードを使用するなどの改良を加え、倍音の豊かなペダルに仕上げられています。
出力調整や音のバランスを見直してさらに扱いやすく仕上げられています。
■FENIX
FOXGEAR (フォックスギア) / FENIX
FENIXは、FOXGEARの歪み系ペダルの中で最もオールラウンドに使用できるディストーションペダル。
RATSなどはトーンが1つのツマミだけですが、FENIXはBASS・MIDDLE・TREBLEの3バンドEQ。
この3つのツマミを調整するだけで幅広い音作りができます。
歪み系のペダル選びで迷ったらFENIX!最初の1台目にしても良いのでは。
■SYNISTER
FOXGEAR (フォックスギア) / SYNISTER
SYNISTERは、FOXGEARの中で最もハイゲイン仕様のメタル・ディストーションペダル。
FOXGEAR版のメタルゾーンってところでしょうか(笑)
FENIXと同様に3バンドEQなので音作りの幅広く行えます。
また、FOXGEARは、ローノイズの回路設計を売りにしているブランドだけあって、このハイゲイン仕様のペダルでもノイズの少なさには驚かされます。
■Plexi 55
FOXGEAR (フォックスギア) / Plexi 55
Plexi 55は、他のエフェクターと同じサイズでありながら55W(4Ω)の出力を持ったポータブルギターアンプ。
つまり、とても小さいギターアンプヘッドです。
ギターアンプではなくキャビネット(スピーカー)に接続するだけで、いつでも同じ音を再現できちゃうわけです。そしてこのコンパクトな箱から出てくる音量がすごい!プレキシアンプの倍音豊かなサウンドがこの1台で楽しめます。
ツマミは3バンドEQとVOLUME/GAINのシンプルな設計。しかし、必要なエフェクターと組み合わせて小型のキャビネットに接続すれば、練習から小規模のライブまで使えるコンパクトなシステムを簡単に作れます!なんて便利なんでしょう!
■まとめ
FOXGEARのFENIXやRYDERなどは、これから楽器をはじめる方にも最適なペダルではなかったでしょうか。
FOXGEARをおすすめするポイントは5点!
1. 扱いやすい
2. リーズナブル
3. コンパクト
4. ローノイズ
5. デザイン性に優れている
次回は、FOXGEARの空間系のペダルを紹介します!