Warwickのベースについて、どんなイメージをお持ちでしょうか。
小ぶりなボディ、下向きペグ、厳選された木材、唯一無二の塗装など。サウンドもさながら、現代はEMGに代わって独自のMECピックアップが搭載されており、アクティブタイプならではのダイナミックで華やかな印象です。
ひと目見ただけでWarwickだとわかるデザインですよね。
それもそのはず、当ブランドはPUのほか、ハードウェア系はもちろんノブやナット、トラスロッドカバーに至るまで自社ブランドで生産されています。
これらの素晴らしいパーツを、今回いくつかご紹介したいと思います。
■ ナット
JUST A Nut III Graphite 38.5
グラファイトナットです。プラスチックなどと比較すると圧倒的に耐久性が高く、頻繁に交換する必要がありません。滑りも良くサステインが伸びます。後述するブラスナットと少々似ていますが、こちらの方がキンキンした感じはしなくなります。
Just A Nut III Brass 38.5mm
ブラスは、伝導率が非常に高いため伸びやかなサステインと豊かな倍音をもたらします。弦と金属同士なので耐久性も抜群。ただ経年劣化で錆びてしまうことがあるのでこまめなお手入れが必要となります。
これらはいずれもプラスチックなどのナットと比較すると加工は難しいですが、 Warwick純正のリプレイスメントのためその点も安心ですね。
ちなみに一番すごいのが高さ調整可能なところ。左右の六角を調整して、ナットの高さ調節ができるのです。
■ ブリッジ
30116G
30115 4B
サステインブロックと組み合わせた独自設計のブリッジです。各弦の高さのみならず弦間も調整できるため、好みの設定を追及できます。
■ ペグボタン
SP W 30040 BUB B Bubinga
SP W 30040 CAR B Birchwood Burl
SP W 30040 CBB B Buckeye Burl
SP W 30040 EB Ebony
SP W 30040 PPH B Purpleheart
木製パーツが好きなので一番ご紹介したかったパーツです。ネジも付属しているため、すぐに交換可能。ちなみにネジはブラック/ゴールド/クロームの3色展開で、お手持ちのペグに合わせて選択できます。
Warwickペグが下向きなのは単にデザインではなく、チューニングをしやすくするため角度に拘って設計されているそうです。細部までユーザーへの思いやりが見受けられ素晴らしいですね。
■ ノブ
SP 30420 EBONY
なぜか木製ノブってあるようで少ないですよね。こちらは6mm径シャフト ミリ規格横ネジ式タイプ。嬉しいことにWarwick以外でも使えます!シャフト径さえ合えば、スプリットシャフトならミリ/インチどちらでも、ソリッドシャフトならミリでお使い頂けます。スタックノブもラインナップされています。
■ トラスロッドカバー
SP W 50450 E
SP W 50450 F
Warwickにはみなオリジナルのトラスロッドカバーが付いています。木製パーツでもフレームメイプルは珍しいのではないでしょうか。ワンポイントでロッドカバーがリプレイスメントされているとおしゃれですよね。
弾きやすさやサウンドを追及して自由に調整できるパーツと、ユーザーが自由にカスタマイズできる製品ラインナップ。
モダンスタイルのベースの中でも、多くのベーシストに支持される理由はそのような点にあるのだと思います。