ある休日、久しぶりにギターを取り出しシールドを接続して、いざ弾こうとするとアンプから異音が。。
ガリガリした音が出たり、音が出なくなったり。。
こんな状態だと興が削がれますよね。。
エレキギターに使われているポットやジャックといった電子パーツは、時間が経つほどに劣化する消耗パーツです。
湿気が多い時期や、しばらく弾いていないギターやベースのジャックは錆びてしまい、このガリノイズが特に発生しやすい状態に陥ってしまいます。
自分のギターも早速ジャックをチェック!

もうナットがくすみ過ぎて、元がゴールドパーツだったのかも判断できません。
プレートを外して中のジャックがどうなっているかチェックします。

端子の角が錆びてますね。
シールドのチップが当たる部分も摩耗して色が変わっています。
錆を落として修理でもいいのですが、消耗パーツですので今回は交換してしまいます。
今回使用するジャックはこちら!
Pure Tone Jack ( ピュアトーンジャック ) / PTT1G

Pure Tone Jackは、従来モノラル・フォンジャックにおける先端ホット端子1つのみでプラグをホールドしていた構造を、ホット端子x2 アース端子x2の4端子に変更したフォンジャック。フォンプラグのホールド力向上のほか、端子をプラグの円に沿った形にし、より大きな面積でプラグに接するようなデザインにすることによって、より効率よく信号を伝達することが可能なフォンジャックです。
今まで取り付けられていたSWITCHCRAFTのジャックと並べてみると違いは一目瞭然。


では実際に取り付けてみましょう。

赤丸の端子がホットで青丸がアース端子になります。
この端子の配置はSWITCHCRAFTと同様の配置になります。
交換の際、新たに配線を切る必要がなくそのまま付け替えることができ、とても配慮された設計だと思います。(画像の配線は一審シールド線を使用)


ジャックに取り付けられているナットとワッシャーは1つずつのようです。
取り付ける先の厚みによっては以下の長さ調節をするためのナットと、緩み防止の菊ワッシャーを用意しておくほうが、より早く交換作業を完了させられるかもしれません。


交換作業も完了しシールドを刺してみると、しっかりとしたホールド感を感じることができ、安心します。
また、ジャックが新しくなった要因もあるとは思いますが、少しだけ高音域の抜けが良くなったような気がします。
作業時間も15分程度の簡単な作業ですので、ジャック交換をご検討されている方はぜひお試しください!